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zoom RSS 地球から一定の距離を保つ宇宙船の停留所はどのぐらい遠くに作られるの?

<<   作成日時 : 2013/02/12 11:38   >>

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★科学★
問題:いまはまだ惑星間航行が行なわれていません。でも今後、火星探査が始まると、地球と火星のあいだを往復する宇宙船が何隻か誕生するのでしょう。スペースシャトルのように、繰り返し使える移動体になるのかな。
■火星の探査にせよ、他の天体の探査にせよ、宇宙を航行する宇宙船がちょっとした休憩をとれる場所があると便利です。現在、地球と一定の距離を保つ小惑星が宇宙船の停留所の候補としてあげられているそうです。地球に比較的近く、かつ位置が安定していることが便利と認められているらしい。地主がいないので、用地買収の必要もありません。
■停留所にちょっとした基地をもうけて機材を置いておけば、故障箇所を自分たちで直したりできそうです。航行不能になった場合には、地球から迎えの宇宙船を送ったりするかもしれませんね。
■では、地球と一定の距離を保つ小惑星は、地球からどのぐらい離れているのでしょうか? 次のうちでいちばん近いものを選んでください
[い]約2100万km(地球と金星が最接近したときの半分の距離)
[ろ]約3900万km(地球と火星が最接近したときの半分の距離)
[は]約1億800万km(金星と太陽のあいだとほぼおなじ距離)
[に]約1億5000万km(地球と太陽の間とほぼおなじ距離)
[ほ]約2億2800万km(火星と太陽のあいだとほぼおなじ距離)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[に]約1億5000万km(地球と太陽の間とほぼおなじ距離)
説明:太陽と地球の関係では、ラグランジュ・ポイントと呼ばれる点が5点あるそうです。少しむずかしいのですが、Wikipediaの説明をそのまま引用してみます。
■「2つの物体が両者の共通重心の周りをそれぞれ円軌道を描いて回っている時に、この2体に比べて質量が無視できるほど小さな第三の物体をある速度を与えてこの軌道面内に置くと、最初の2体との相対位置を変えずに回り続けられるような位置が5つ存在する」。ラグランジュ・ポイントに小惑星があれば、地球からの距離はずっとかわらずに太陽のまわりを公転しているわけですね。停留所として使いやすい立地です。
■ラグランジュ・ポイントのうち3つは地球の公転軌道上にあるらしい。図のように、ひとつは太陽をはさんで向こう側にあります。この場合は、約3億kmほどの距離です。クイズの選択肢の中にはあまり近いものはありません。公転軌道上の残りの2つは、地球から太陽の距離とまったく変わらない距離だそうです。先行する場所と後続する場所にあるらしい。
▼ラグランジュ・ポイント
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■全部で5つあるラグランジュ・ポイントの残りの2つは地球から比較的近い場所にあります。公転軌道の内側と外側に1つずつらしい。太陽と地球を結ぶ線、あるいはその延長上にあるそうです。
■どういう理由かはわかりませんが、小惑星が欲しいラグランジュ・ポイントは、地球から約1億5000万kmほど離れた点に限られるらしい。向かい側は遠すぎるのかもしれません。でも軌道上にはないまでも、ごく近い場所にある2点は立地としては良さそうですけどね。素人にはわからない理由がなにかあるのかな。
■で、軌道上にある2点のそこにホントに小惑星があるのか。なければ停留所を作るのは大変です。でも、他の惑星、木星や火星では、こうした小惑星は見つかっているそうです。可能性は高いと見られていたようです。
■平成23年(2011年)に、カナダのアサバスカ大学のコナーズ博士という人は、ハワイにあるカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡を使って観測したそうです。太陽光の影響でたいへん見にくいらしい。影響が最小になるタイミングを見計らって眺めたところ、小天体2010TK7と呼ばれる天体を見つけたそうです。
■コナーズ博士が観測したのは地球に先行している小天体です。後続の小天体もあると、便利が増すかも知れませんね。
◆参考*1:雑誌「地球の先を行く小天体」Newton (ニュートン) 2011年11月号9頁、ニュートンプレス
◇*2HP「ラグランジュ点 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E7%82%B9

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ラグランジュ・ポイントは懐かしいですね。
昔の宇宙ハードSF小説にはよく出てきました。
距離までは覚えてませんでした。

そういえば、16日未明午前5時前ぐらいに、小惑星が地球をかすめるみたいですね。
観れますかね?
ねこのひげ
2013/02/13 05:50
コメントをありがとうございます。

 地球にニアミスするのは、直径45mの小惑星だそうですね。観測できれば面白いのですが。もし見えたら、YouTubeで見られるのかな。

 科学雑誌によれば、1000年に1度程度の確率で直径50m級の隕石が降ってくるとか。もし陸に着地すると、直径1.2kmのクレーターが誕生するそうです。当の隕石そのものは衝突時の高熱で蒸発してしまうらしい。

 昔も、クレーターが大型隕石の衝突痕だろうという正しい推測をしていた人がいたらしい。でも、証拠の隕石を見せろといわれると、肩をすくめるしかなかったようです。いくら探しても見つかりません。まさか石や岩が蒸発するとは思いませんよね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/02/13 07:09

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