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zoom RSS 日本人の祖先は南方から歩いて列島にやって来たの?

<<   作成日時 : 2013/02/26 11:36   >>

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★科学★
問題:地球は直近の10億年ぐらいのあいだに4回の氷河期を迎えたといわれます。各氷河期は数百万年の長さで続いたらしい。
■長い氷河期には氷期と間氷期と呼ばれる寒い時期・暖かい時期の繰り返しがあったとのこと。現在は直近10億年内4回目の氷河期のまっただなかだそうです。今回の氷河期は200万年ぐらい前から続いているらしい。2013年現在は、幸いにして間氷期という比較的暖かい期間に当たっているといわれます。
■最後の氷期は約7万年前に始まり、1万年ぐらい前に終わったらしい。最終氷期という名前らしい。ヴュルム氷期とも呼ばれるそうです。このときには地球の平均気温はいまよりも5〜10度Cぐらい低かったらしい。アジア大陸では起こりませんでしたが、欧州や北米では、氷床と呼ばれる氷の塊ができたそうです。現在では南極やグリーンランドなどでしか見られません。
■では、最終氷期には、海面の位置はどのへんにあったのでしょうか?
[い]現在よりも100m高かった
[ろ]現在よりも50m高かった
[は]現在とおなじだった
[に]現在よりも50m低かった
[ほ]現在よりも100m低かった
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ほ]現在よりも100m低かった
説明:参考資料*1には、100m以上低かったという意見が記されています。
■なぜ低くなるのでしょうか。氷床として陸の上に水が蓄積されるからだそうです。普通ならば海の水は蒸発して上空にあがり、雲となり雨となって海や陸に降ります。陸に降った雨は川の流れを通じてまた海に戻ります。
■氷期には、陸に降った雨は氷床として凍りついてしまい、海に戻って来ない場合があるらしい。氷床の分だけ海面は下がっていくわけですね。
■海面が下がったおかげで、日本列島は大陸と陸続きになったようです。大陸の生態系が移動してきます。もちろん人間も移動してきます。南の島々からも地続きとなっていれば歩いて来られたかもしれません。ニューギニアや台湾は大陸と地続きだったといわれます。
■しかも寒かったので、冬には北の海が凍結したようです。地面にせよ海面にせよ、移動できたようですね。
■ベーリング海峡もまた地続きになったといわれます。現在のロシアとアラスカを隔てている海峡です。現在の海底の深さは約30m〜50mぐらいとのこと。100mも海面が下がっていれば、誰でも歩いて行けたわけですね。マンモスも行けましたし、南北アメリカの原住民たちも、そんな形で引っ越しをしていったと見られています。
■そのころの海にあわせて海岸平野と呼ばれる平らな場所が生まれたそうです。約2万年前までに生成されたらしい。そして氷期から間氷期に移り、暖かくなると徐々に海水面があがります。海岸平野は水没し、現在では名前を変えて大陸棚と呼ばれるようになっています。
■さらに約6000年前、海水面は現在よりも5〜10mぐらい高かったらしい。それほど暖かかったんですね。縄文時代の貝塚の遺跡が現在の海水面より10mほど高い位置にあったりするらしい。このころの貝塚だそうです。
■余談です。民俗学者の柳田國男(くにお)は、23歳のときに愛知県伊良湖岬の恋路ヶ浜でヤシの実を拾ったそうです。南の島からはるばると日本に流れ着いて来た有機物の旅路に思いをはせたのでしょうか。漂着した椰子の実の話は友である島崎藤村(とうそん)に伝えられ、有名な「椰子の実」の詩が誕生したと言われます。「名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ」。さらに作曲家・オルガン奏者の大中寅二(おおなか とらじ)に託された「椰子の実」の詩は、昭和11年(1936年)に唱歌として結実し、NHKの国民歌謡として全国に流されたとのこと。
■柳田國男氏は、椰子の実にヒントを得て、日本人のルーツは、南から海上の道を通って列島にやってきたという説を唱えるに至ったらしい。代表作の1つ、「海上の道」にその説明が記されているようです。
■大学者の主張に正面から異をとなえる度胸はありません。でも、もし日本人のルーツが海底の低いころにやってきたとしたら、舟に頼らずに徒歩でやってくることができたのかもしれません。丸木舟で太平洋に漕ぎ出すにはものすごい度胸が必要です。でも徒歩の旅行ならば、われわれ小市民でも持ち合わせているぐらいのささやかな度胸さえあれば、一歩を踏み出せる気がします。
■なお、ベーリング海峡の道あたりは冷涼ステップと呼ばれ、ヨモギ類やイネ科の植物などが豊富に生育していたらしい。もちろんそこには小動物も生きていたでしょう。南の島から日本への道にも、緑があふれていたかもしれません。荒涼とした砂漠のような土地ではなかった可能性が高いと思われます。
◆参考*1:書籍「地球は半熟のゆで卵」初版115〜118頁、竹内均著、ISBN4-8103-4016-3、同文書院
◇*2HP「ベーリング陸橋_イーコラム008」
http://ecolumn.net/beringia.htm

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
『グレートジャニー』という番組で、冒険家がこの道筋をたどるというのをやってましたね。
他の番組でも、南米で縄文時代の東北人とおなじ遺伝子を持つミイラが見つかったり、中国の山東州の古代人とおなじ遺伝子を持つミイラが見つかったりで、なかなか興味深かったです。
ねこのひげ
2013/02/27 05:21
コメントをありがとうございます。

 コロンブスが北アメリカ大陸を発見したのではなく、その数百年前に北欧のバイキングたちはアメリカに足を踏み入れていたともいわれます。
 でも数万年前には、アジア人の祖先たちが北アメリカで暮らし始めていたわけですね。

 その子孫たちは、17世紀から20世紀にかけて、9割以上が虐殺されてしまったようですが。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/02/27 07:25
>丸木舟で太平洋に漕ぎ出すにはものすごい度胸が必要です。でも徒歩の旅行ならば、われわれ小市民でも持ち合わせているぐらいのささやかな度胸さえあれば、一歩を踏み出せる気がします。
⇒激しく同意!
ロング
2013/03/01 22:29
コメントをありがとうございます。

 力強い賛同を得て恐縮しております。
m(_ _)m 
 
ロング様<素町人
2013/03/02 11:33
アメリカ大陸発見のコロンブス!「アレキサンドリア図書館」に"アメリカ大陸"表記の世界地図を持ってインド洋を目指した→という噂

アメリカを薄々知っていた可能性が高いとか
sadakun_d
2013/03/20 21:06
コメントをありがとうございます。

 そうかもしれませんね。
 インドを目指していたなんて、素人にも信じがたいところがあります。地球が丸いことを信じていたというのも信じにくい。
 いかにハイリスク・ハイリターンを求めていたにせよ、他人の言説(地球球体説)に自分の生命を賭けるのは、やりすぎじゃんと思います。
(^^;)
sadakun_d様<素町人
2013/12/29 23:15

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