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zoom RSS カメが船乗りに喜ばれたのはなぜなの?

<<   作成日時 : 2013/02/22 09:39   >>

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★科学★
問題:15世紀なかごろから200年ほどのあいだに大航海時代と呼ばれる海洋探検ブームがありました。マゼランとかコロンブスもこのころに登場し、流行の最先端を帆走していたわけですね。
■このころ、カメは船乗りにたいへん喜ばれたと聞きます。それはなぜでしょうか? 次の中から理由を選んでください。(正しい説明は無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]嵐を予測するから。連中が甲板を慌ただしく這い回ったら必ず嵐が襲ってきた
[ろ]食料として。とくに大きなカメはご馳走として喜ばれた
[は]ペットとして。歯がないので噛みつかないし、ほとんど逃げたりしないので
[に]方位を知るため。リクガメの一種は必ず東を向いて寝る習性があったので
[ほ]縁起がいいから。長生きで知られており、死と隣り合わせだった連中の尊敬と崇拝を集めた
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ろ]食料として。とくに大きなカメはご馳走として喜ばれた
説明:参考資料*2によれば、ゾウガメは、水や食料なしでも長期間生存しているらしい。乗船させておくと、出港後かなり日が経っていても、新鮮な動物性蛋白質にありつけたわけですね。手間がかからないし、逃げないし、なかなかいい食料源だったようです。「不思議の国のアリス」には、ウミガメのスープが高級品として登場するそうです。食べたことがないので、旨いのかどうかは知りませんけど。
■カメはとても古くから存在する爬虫類だそうです。およそ3億年前にいたと思われるトカゲに似たカメの化石が発見されているそうです。このころはまだ甲羅がなかったらしい。その8000万年後、2億2000万年前ぐらいには、オドントケリスと呼ばれるカメの先祖が登場します。腹側には甲羅がありますが、なぜか背側の甲羅は見られないらしい。
■1億1000万年ぐらい前には、腹側・背側の甲羅を完備し、手足と頭を隠せるようなカメが登場したようです。生存競争を生き延びるには、捕食者と戦って撃退するのもひとつの方法です。捕食者から逃げるのもひとつの方法です。カメは立て籠もるという方法を選んだようです。まぁ、肉食恐竜と戦うのは楽じゃありません。カメは足は遅いですから、この方法は正しい選択だったのでしょう。いわゆる籠城戦ですね。
■手足や首を隠せる甲羅を持ったカメとほぼ同時期に、海に進出したカメもいたそうです。もともとは海にいたものが、陸にあがってきたわけですが、さらに逆輸入で海に戻ったのかな。現在のウミガメと似て、涙腺から涙状の液体を排出し、塩分を調節する機能が備わっているそうです。
■およそ2200万年前、リクガメの一種は立て籠もった城門をピタリと閉じることを思いついたそうです。手足や首を隠したあとで蓋をしめてしまうわけですね。いまのハコガメと呼ばれる種類のご先祖様らしい。爬虫類であり、変温動物のため、エネルギーをあまり使いません。長く籠城戦を続けられます。
■大きなアオウミガメでも、脳みそは10g未満だそうです。これに対してティラノサウルスは400gの脳みそがあったといわれます。とてもじゃないけれど、正面から戦うことは馬鹿げています。長期籠城戦にするのは、なかなか賢い選択だったのでしょう。ティラノサウルスも、ほんのわずかな食料のために長い時間を使うのはいやでしょう。そうそうに諦め、引き揚げたのかもしれません。缶切りがなければ缶詰は食べられない。400gの脳みそはひとつの教訓を学んだのかな。卵を割らずにオムレツはできない。ん、こっちは関係ないか。
◆参考*1:雑誌「防御を高めた爬虫類」Newton (ニュートン) 2011年 11月号122〜123頁、担当編集者土屋健/松田壮一郎、ニュートンプレス
◇*2HP「カメの進化と歴史」
http://mars.mond.jp/kamebaner/rekisi.html

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コメント(6件)

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ハワイでは、海亀は、幸運の意味があるらしく、いろんな模様とかマスコットがあるみたいです。が、法律で触っては、いけないとか?本当だろうか。やっぱり逃がしてあげると、竜宮城へ行けるのかな?(^o^;
ブータ
2013/02/22 19:33
山羊や兎やニワトリなども積んでいたようで、あのころの船の上というのは、屠殺場だったわけで、殺伐としていたでありましょうな〜
ねこのひげ
2013/02/23 05:59
コメントをありがとうございます。

 我が国には「放し亀」という伝統があります。江戸時代には、両国橋のたもとなどで8文、あるいは16文で売っていたようです。
 捕らえられ、藁で縛られている亀を購入し、橋の上から放り投げるらしい。もちろん水の中に向かってです。岸壁に向かってではありません。
 藁は自然にほどけ、亀は自由の身となり、「1万年−年齢」の余生を送れることになります。
 もし、亀を逃がすことで竜宮城へ行けるとすれば、江戸の市民の多くが竜宮城を訪れているはずです。でもそんな話はあまり聞きません。亀を逃がしても、竜宮城への招待状は届かないと考えるのが妥当でしょうね。
(^^;)
ブータ様<素町人
2013/02/23 11:30
コメントをありがとうございます。

 船の上が生きた物も含めた食料庫となっていたのは面白いですね。たしかに西洋の映画などでは、4つ足の動物が甲板をウロウロしているのを観たような気がします。

 我々農耕民族は、あまり慣れていませんが、遊牧民だったり狩猟民族だったりすると、屠殺という行為や言葉にあまり抵抗がないのかも。
(^^;)
  
ねこのひげ様<素町人
2013/02/23 11:38
へー、江戸は、面白いね。16文て、落語の「時蕎麦」の蕎麦の値段くらいですかね。それで竜宮城へいけるなら安いですよね〜。いい商売だなあ。
ブータ
2013/02/23 12:01
コメントをありがとうございます。

 現在でも、放生会(ほうじょうえ)という行事は残されていますね。「供養のために、捕らえた生き物を池や野に放してやる法会」だそうです。
(^^;)
ブータ様<素町人
2013/02/23 16:30

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