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zoom RSS 冬眠ではなく、仮眠でもない夏眠。夏のあいだは寝ている動物がいるの?

<<   作成日時 : 2013/02/15 13:45   >>

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★科学★
問題:両生類のカエルや爬虫類のヘビ、哺乳類のコウモリやヤマネなど、冬になると冬眠する動物は少なくありません。「季節的な低温に対して、動物が摂食や運動を中止して代謝活動を著しく低下させた状態で冬季を過ごすこと」が冬眠だそうです。
■冬眠の対義語は夏眠なのかな。カミンと読むらしい。もうじき夏が来るという場合には、カミン・スーンですね。
■それはともかく、夏眠する動物も少しいるようです。夏眠に入ると、飲み食いはせずにただひたすら寝てしまうらしい。
■では、次の動物の中で夏眠するのはどれでしょうか?
[い]ナマケモノ(哺乳類)
[ろ]コアラ(哺乳類)
[は]ハイギョ(魚)
[に]カモノハシ(哺乳類)
[ほ]ホッキョクグマ(哺乳類)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]ハイギョ(魚)が夏眠する
説明:ハイギョは、ふつうの魚とことなり、呼吸ができるそうです。昔の魚はもともと肺を持っていたらしい。酸素が足りないときには、口から空気を吸って肺呼吸も併用していたわけですね。
■ところが鰓(えら)での呼吸の効率が高まり、運動能力が高まります。酸素の多く溶け込んだ水域を探せるようになると、肺はいらなくなってしまったようです。身体の真ん中あたりに移動して浮き袋、鰾(うきぶくろ)になったらしい。素人が聞くとなんだか大胆すぎるような仮説です。でも現在の専門家の多数派が支持しているお話らしい。
■ハイギョはいまでも昔のやりかたを守り、口で呼吸します。そのために数時間に1度ですが、水面に浮かび上がる必要があるようです。天敵の大型肉食鳥は、そのときを狙って攻撃してくるらしい。
■水がなくても呼吸できます。乾期に水がかれても次の雨期まで地中で「夏眠」と呼ばれる休眠状態で過ごせるらしい。
■長い夏眠では8ヶ月も寝ているそうです。お腹は空かないのでしょうか。不思議です。ハイギョのなかには、身体が乾くのを防ぐため、粘液を分泌して身体を覆い、繭をつくってしまう種もいるとのこと。Wikipediaによれば、日干し煉瓦(れんが)で作られた家の壁から、雨の日にハイギョが出て来たというお話があるそうです。夏眠中だったのかな。
■現生種のハイギョは6種しか見つかっていないそうです。オーストラリアに1種。南米に1種。残りの4種はアフリカにいるらしい。すべて淡水魚とのこと。
■約4億年前のデボン紀に登場したそうです。以後、海水・淡水あわせて100種以上の化石が見つかっているそうです。昔は大活躍していた種類のようですね。今はかなり劣勢ではあります。
■ハイギョはシーラカンスなどとおなじ仲間です。肉鰭類(にくきるい)と呼ばれる種類です。連中はやがて陸へ上がって両生類を産みだし、爬虫類や鳥類を産みだし、そして哺乳類や霊長類、人類へと進化していったといわれます。いわば、われらの遠い祖先のひとりのようです。
◆参考*1:HP「冬眠 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC%E7%9C%A0
◇*2HP「ハイギョ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%A7
◇*3書籍「おもしろくてためになる魚の雑学辞典」初版221〜222頁、富田京一・ 荒俣幸男・さとう俊著、ISBN4-534-03837-2、日本実業出版社

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これはテレビの番組で見たことあります。
干上がった池の底から掘り出して水につけておくと泳ぎだすんですよね。
関口宏さんの番組だったかでは、大きな水槽につけて、生き返って泳ぎだすのを見せてましたね。
なんだか不思議でした。
ねこのひげ
2013/02/16 06:35
コメントをありがとうございます。

 プラナリアという原始的な生命体は、切られても死ぬ事はなく、3つに切ると3匹に数が増えるだけと聞きます。事件に巻き込まれたとしても、斬殺とか刺殺という死因はありえないらしい。
 プラナリアほど単純ではない生物ですが、ハイギョの生命力もまた敬服に値しますね。

 そういえば今朝、どこかの番組でダイオウグソクムシについて報じていました。ご存じのように、既に4年間もの長期にわたり、絶食している個体がいるらしい。それで生きているのですから、こいつも尊敬しなければなりません。
 1000mぐらいの深海で暮らしているらしい。もし大きな隕石が落ちて、地上の風景がまったくかわってしまったとしても、あるいは気候変動が起きて地上や水面近くの動物が多く絶滅したとしても、こいつだけは生き延びていくのかもしれません。なにしろ饑餓には滅法強そうです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2013/02/16 17:46

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