完成までに600年もかかった有名な建築物とはどれなの?

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★歴史★
問題:2012年は、12月27日の木曜日でクイズを終了する予定でした。でもうっかり、昨日28日も出題してしまいました。この際、ついでですので、予定を変更して本日もクイズを出題させていただきます。年末年始のお休みは12月30日の日曜日から平成25年(2013年)1月6日の日曜日まで。1月7日の月曜日から再開する予定です。読者諸兄諸姉におかれましては、よいお年をお迎えくださいますよう、お祈りもうしあげる次第です。
m(_ _)m
■現在、スペインのバルセロナ市では、サグラダ・ファミリア寺院という建物が建築中だそうです。カタロニアの建築家アントニ・ガウディの未完作品らしい。
■サグラダ・ファミリアは、完成までに300年はかかるといわれていたらしい。ところが最近、観光収入が増えたためなのでしょうか、工事が進捗し、2026年(平成38年)ごろには完成すると見込まれているようです。ガウディ氏は大正15年(1926年)に亡くなったとのこと。その100年目の命日あたりでサグラダ・ファミリア、聖家族教会の建物は完成するのかな。まっ、それにしても、向こうの人は気が長いですね。
■どうでもいい余談です。Wikipediaのサグラダ・ファミリアの項によれば、2006年(平成18年)にサグラダ・ファミリアの地下を高速鉄道のトンネルが通るという計画が持ち上がり、揉めたそうです。そのやりとりの中で、サグラダ・ファミリアは違法建築だったことがわかったらしい。建築申請が出ていなかったことが判明したそうです。結局、行政当局の粋なはからいで建築そのものは認められ、高速鉄道のほうも徹底した地盤強化策をほどこすことで教会側は納得したらしい。
■ところで、日本人にも有名なある西洋の建築物は、サグラダ・ファミリアをしのぐ600年もかかってようやく完成したといわれます。その建物とは次のどれでしょうか?
[い]ケルン大聖堂
[ろ]バッキンガム宮殿
[は]ルーブル宮殿
[に]ピサの斜塔
[ほ]ホワイトハウス
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]ケルン大聖堂
説明:ケルン大聖堂は名前どおりドイツのケルンにあります。ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂というのが正式名称らしい。ゴシック洋式の建築物としては世界最大だそうです。
■いまある建物は3代目だそうです。初代は4世紀に完成したといわれています。2代目は818年(弘仁(こうにん)9年)に完成したらしい。日本の平安時代の初期ですね。この建物は1248年(ほうじ)2年)に焼失してしまいます。日本でいえば鎌倉時代の中ごろです。執権は北条時頼(ときより)だったのかな。能の「鉢木」の人であり、元と戦う時宗(ときむね)のお父さんです。
■ケルン大聖堂は焼失した年に早くも建設が始まっています。設計は前からあったんでしょうかね。着工が早すぎるような気もしますけど。ともあれ、早くも復興の槌音が聞かれたのですが、その後16世紀に入って宗教改革をきっかけとして財政難に陥り、工事が中断してしまいます。それまでにも300年近くは工事していたことになるのかな。
■ドイツが国家として統一され、愛国主義が生まれてから工事が再開されたそうです。1842年(天保(てんぽう)13年)といいますから、日本でいえば天保の改革のまっただなかでしょうか。それから40年近く経過した1880年(明治13年)になってようやく完成したようです。着工から632年ほど経過しているらしい。
■その次に長くかかったのは、ピサの斜塔だそうです。この建築物は、1173年(承安(しょうあん)3年)から建設が始まり、断続的に200年をかけて完成しています。着工後100年後からの第2期工事では、すでに傾き始めていたのを修正しつつ建築していったそうです。なるほどよくみると、建物自体が湾曲していますね。そんなに地盤が悪いのなら、途中でやめりゃよかったのにと素人は思います。でも現在は大きな観光資源になっています。やっぱり工事続行は正解だったのかな。
◆参考*1:HP「サグラダ・ファミリア - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%A2
◇*2HP「ケルン大聖堂 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%B3%E5%A4%A7%E8%81%96%E5%A0%82
◇*3HP「バッキンガム宮殿 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%A0%E5%AE%AE%E6%AE%BF
◇*4HP「ルーヴル宮殿 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%AB%E5%AE%AE%E6%AE%BF
◇*5HP「ピサの斜塔 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%B5%E3%81%AE%E6%96%9C%E5%A1%94
◇*6HP「ホワイトハウス - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2012年12月29日 19:49
なにげに覗いてみたら?・・・???でありましたが、なるほどであります。
ケルン大聖堂の話は、世界遺産かなにかで聞いたことがあります。
次々と継ぎ足したとか。継ぎ足してれば時間はかかりますよね。
サグラダ・ファミリアも継ぎ足している感じですが、設計図通りなんですかね?
日本人の彫刻家も参加してますが・・・
ひつこいというか気が長いというか・・・

江戸城など、燃えたら立て直す必要なしとやめてしまいましたが。
ねこのひげ様<素町人
2012年12月30日 22:06
コメントをありがとうございます。

 だいぶ前ですけれど、ケルン大聖堂の耐震性を調べた機関がありました。たしか、日本でいう震度5弱か5強ほどでペッシャンコになると発表していたと思います。どこが調べたのかは忘れてしまいましたけれど。

 もし欧州で地震があったら、世界遺産なんか半分以上消えてしまうのかな。
(^^;)
ねこのひげ
2012年12月31日 05:27
以前、地震のニュースで、有名な寺院のステンドグラスや天井画が崩れ落ちてくるのを観ましたが、その後に、破片を一枚一枚並べて修復しているのをニュースで観ました。
元通りにするんだそうで、根性があるというかなんというかでありますね。
ねこのひげ様<素町人
2012年12月31日 07:39
コメントをありがとうございます。

 ステンドグラスや絵の破片を1枚1枚並べるには、ジグソーパズル同好会の人を動員したのかな。好きな人なら苦痛ではないかもしれません。
 でも、町人だったら面倒臭くなって3日で逃げ出すでしょうね。
(^^;)
ブータ
2012年12月31日 19:00
いや~、気が遠くなりますね。サグラダファミリアも、昔から見ていると少しずつ変わって来ていますね。やっぱ、計画表とか有るんですかね~
ブータ様<素町人
2012年12月31日 22:42
コメントをありがとうございます。

 たしかに長期間を費やす建築作業の予定表とか計画表といったものはどうなっているんでしょうね。不思議です。
 もうひとつ不思議なのは、予算はどうなっているのでしょうかね。全体でいくらかかるなんて、1世紀以上もの時間がかかると、人件費とか材料費の予測なんてつかないのかな。経済の状況もかわるだろうし。
(^^;)
ブータ
2012年12月31日 23:49
そうでした。予算も、ですよね。気が付きませんでした。誰がお金出してるんでしょうねー
ブータ様<素町人
2013年01月02日 08:08
コメントをありがとうございます。

 宗教建築の場合は、お金は寄付によるのかもしれませんね。日本でいえば勧進かな。
 寄付によるのであれば、景気の波に左右されて、工事の進み具合がかわるのかもしれません。

 橋とか道路の場合は、受益者が負担するのかな。まぁ、橋や道路でやたらと装飾的な物、世界遺産に指定されるような物は少ないのでしょうけれど。
(^^;)
ブータ
2013年01月02日 17:02
なるほどね。教会だから寄付ですね。
ブータ様<素町人
2013年01月03日 08:55
コメントをありがとうございます。

 ケルン大聖堂が寄付によって作られたのかどうかはわかりませんけれど、まぁ、一般には宗教がらみの建築物は寄付に負うところが大きいようですね。
(^^;)

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