町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 秋の季語、「神送りの風」ってどんな風なの?

<<   作成日時 : 2012/10/04 07:28   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 4

画像
★日本語★
問題:俳句の季語のお話です。
■お天気にまつわる秋の季語には、野分(のわけ、のわき)とか、颱風(たいふう)などがあります。鰯雲(いわしぐも)、星月夜なんてのも含まれるらしい。十六夜(いざよい)、富士の初雪などもそうなのか。なかなか風流で情緒のある言葉が並んでいますね。
■秋の季語には、「神送りの風」という言葉もあるそうです。これはどんな事象に関係する言葉なのでしょうか? 下の中から正しい記述を選んでください。(正しい記述は無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]酉(とり)の市にかかわる言葉
[ろ]紅葉にかかわる言葉
[は]稲の収穫にかかわる言葉
[に]旧暦の10月にかかわる言葉
[ほ]純粋に気象現象にかかわる言葉
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[に]旧暦の10月にかかわる言葉
説明:旧暦の10月は、神無月(かんなづき、かみなづき)と呼ばれます。お笑い芸人の名前ではありません。あちらは神奈月でしたっけ。
■この月には全国各地から出雲に向かって神様たちの大移動があるそうです。出雲だけは「神在月(かみありづき)になります。出雲に集合した神様たちは、縁結びの相談をしているらしい。
■そのため、佐渡地方では、昔、10月の縁談を避ける風習があったそうです。担当者(担当神?)が不在じゃ無意味ということかな。婚活は一時停止ですね。
■北九州地方では神が出雲に向かう日と帰ってくる日には未婚の男女がお籠りをする風習があったとのこと*2。男女混在させてお籠りをすれば、プラスとマイナスが引き合って自然と2人ずつになりそうですけど。磁石じゃないから、そう単純には行かないかな。
■全国の神々が出雲に大集合するわけですが、1人(?)の神様だけは行かないそうです。諏訪明神とのこと。この神様はあまりに大きな身体なので、いちどだけ出向いたときに他の神様たちから「あんたは免除するよ」といわれたらしい。おかげで諏訪大社の周辺だけは出雲と並んで「神在月」だそうです。
■昔の言い伝えとして、旧暦9月30日から翌日にかけて、神々を送るように、出雲の方角に強い風が吹き渡るというお話あるそうです。平成24年(2012年)の場合だと11月13日から14日にかけてかな。「神送りの風」と呼ばれるらしい。
■参考資料*1によれば、「この時期には、早くも冬型の気圧配置になることがある。そんな時に、大陸から山陰地方へと吹き付けてくる冷たい季節風が、「神を送る風」という言い伝えを生むことになったのかもしれない」とのこと。
■Wikipediaによれば、旧暦10月10日の夜、記紀神話において国譲りが行われたとされる稲佐浜(いなさのはま)で、全国から参集する神々を迎える神迎祭(かみむかえさい)が行われるそうです。神様達は出雲大社に向かい、10月10日〜17日のスケジュールでミーティングを続けるそうです。我が家の豚児たちの縁談もまとめてくれるとありがたいのですが。
■なお、出雲においては、神迎祭のあとに神在祭(かみありさい)、そして、全国に神々をお見送りする神等去出祭(からさでさい)と、お祭りが続くようです。面白いならわしですね。
◆参考*1:新聞「[お天気博士]神送りの風」読売新聞111026大阪夕刊1頁
◇*2HP「神無月 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%84%A1%E6%9C%88

ぬけられます→日本語雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
貧乏を扱った狂歌。人に踏みつけにされるのはどんなもの?
●●●★日本語★●●● 問題:日本人の9割は中流だと思っている。そんな話を聞いたことがあります。平成26年(2014年)の全世帯の貯金の中央値は1000万円を超えているそうです*1。みなさんちゃんと蓄えています。ところが、つい最近の報道では「生活が苦しい」と感じている人が6割を越えているとのこと*2。不思議なことです。中流で10万ドル近い貯蓄がありつつ「生活が苦しい」。他の国の人から見たら、わけがわからないかも。 ■現代の貧乏、「生活が苦しい」人たちは相対的な貧乏かもしれません。隣は別... ...続きを見る
町人思案橋・クイズ集
2015/10/22 09:17

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
米朝さんのDVDに『風の神送り』という噺があったのを連想しました、ストーリーは忘れてるけど・・・(泣)
ロング
2012/10/04 22:35
『紙送りの風』とは風流な言い回しですね。
ということは、いま神様たちはみな出雲に集まっていて神社にはいないんだ。
東日本では諏訪明神が残ることになっているんですね。
西日本では、恵比須さまがルスを守る神様ということになっていて、10月には、えびすさんという祭りが行われてます。
ねこのひげ
2012/10/05 05:20
コメントをありがとうございます。

 そういえば、「風の神送り」という噺がありましたね。流行性感冒が蔓延したときに、町内からそのウイルスというか風邪の神を撲滅しようという公衆衛生的、かつ呪術的活動のお話でした。
 呪術とはいえ、ただではできません。若い者が中心になって町内の家々に寄付を募って歩きます。その途中での出来事を描写していたと記憶します。

 みんなで「風の神オクロ〜」と囃しているとき、小さな声で「お名残惜しい」という声が聞こえます。誰だ、とんでもないことを言い出すのは、とみんなが聞き耳を立てると、町内の藪医者だった…とかいうくすぐりがありましたね。
(^^;)
ロング様<素町人
2012/10/05 10:31
コメントをありがとうございます。

 10月上旬現在では、神様はすでに出雲に到着している場合もあれば、移動中の場合もあるようです。
 9月の晦日に神送りの風が吹き、その風に乗って移動し、10月10日には神迎祭です。このイベントに間に合えばいいのでしょうから、遠方、たとえば北海道あたりの神様は、まだ到着していないのかもしれません。

 恵比寿様が留守番役だとは知りませんでした。釣りばっかりしているようですので、ちゃんと役目をはたせるのか、不安ですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/10/05 10:43

コメントする help

ニックネーム
本 文
秋の季語、「神送りの風」ってどんな風なの? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる