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zoom RSS 難易度最高漢検一級程度四字熟語。「隔靴掻痒」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2012/10/29 07:32   >>

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★日本語★
問題:漢検一級の問題集に掲載されていた四字熟語のクイズです。かなり難しい。おそらく生涯つかわないであろう熟語もあります。でもそんなことでめげていては、無駄知識の修業はまっとうできません。頑張って立ち向かってみましょう。
■下の四字熟語の読みは何でしょうか?
[い]海底撈月
[ろ]薤露蒿里
[は]画脂鏤氷
[に]隔靴掻痒
[ほ]苛斂誅求
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]海底撈月はカイテイロウゲツと読む
■海底撈月は「実現不可能なことに無駄な労力を費やす」という意味らしい。「海面に写った月を掬(すく)おうとする」ことだそうです。
□「撈」という漢字は常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「ロウ、すくいあげる、とる」という字音・字訓があります。
□海底撈月は麻雀の役の名前としても知られます。いわゆる「ハイテイツモ」ですね。四字熟語としてはむなしい表現ですが、役としてはたいへん嬉しいものです。一翻余分につきますし。なお、最後の捨牌でのあがりは、「ハイテイ」ではなく、「ホウテイ(河底)」と呼ぶのが正しいそうです。「河底撈魚(ラオユイ)」の略らしい。日本では両方とも「ハイテイ」と呼ばれる場合があります。
[ろ]薤露蒿里はカイロコウリと読む
■薤露蒿里は「人生のはかなさのたとえ」だそうです。
□薤(おおにら、ラッキョウ)の葉の露は乾きやすく落ちやすいそうです。その様子を命のはかなさにたとえた挽歌(バンカ、哀悼歌)があったらしい。昔、中国で王侯・貴人の葬送の時に歌った歌が「薤露」だそうです。
□死者の霊魂が集まるといわれた山の名が蒿里とのこと。昔、中国で、下級官吏・士大夫・庶人の葬式に用いた挽歌の名前にも使われているらしい。
□身分の高い人の挽歌と低い人の挽歌の名前をあわせて、「人生ははかないねぇ」という意味になったようです。挽歌ぐらいは四民平等でいきたいところですけどねぇ。
[は]画脂鏤氷はがしろうひょうと読む
■画脂鏤氷は、「油に描き氷に彫り刻む」という意味だそうです。苦労しても効果のないたとえに使われるらしい。無駄な努力ですね。
□現代では、画脂は知りませんが、鏤氷は意味のある行為とされています。「氷の彫刻」を検索語として調べると、多くの傑作の写真を見ることができます。氷の彫刻を商売にしている人たちの名前や連絡先を知ることもできます。
[に]隔靴掻痒はカッカソウヨウと読む
■隔靴掻痒は「靴の上から足のかゆいところをかく」という様子を表現しています。「思うようにならない、もどかしい、はがゆい」という意味ですね。
□こんな言葉があるということは、中国では昔から固い靴を履いていたようですね。日本では奈良時代に皇室関係者は靴を履いていたという話はあります。ただし、足袋に似ていたので靴ではないとする人もいるようです。柔らかい靴の場合ですと、「かゆいところに手がとどく」わけかな。
□平安時代の貴族は、漆を塗った桐の木の靴を履いていたという話もあります。浅沓(あさぐつ)と呼ばれたらしい。水虫の公家がいたとしたら、隔靴掻痒を実感したかもしれませんね。
[ほ]苛斂誅求はカレンチュウキュウと読む
■苛斂誅求は「情け容赦もなく、税金などを取り立てること」だそうです。直接税は苛斂誅求が可能です。でも、間接税、たとえば消費税ですと、苛斂誅求をきわめることができません。
□相続税を100%にするという案があるそうです。そのかわり所得税は0%にします。努力の結果、あるいは幸運の結果、儲けた金は全部その人のものとして認めてしまう。そのかわり、子供には譲らせない。社長の息子も貧乏人の娘も、親が死ねば丸裸からスタートします。
□公平でいいですね。みんなやる気がでます。消費も増えるでしょう。金は生きているうちに使わなければ、みんな国とか自治体に持って行かれますから。金持ちはみんな親孝行になるでしょうね。親に死なれては元も子もありません。いま流行りの日本再生の妙案の1つとして、相続税100%所得税0%を試してみたらどうでしょうか。
◆参考*1:書籍「本試験型 漢字検定1級試験問題集09年版」成美堂出版編集部編、ISBN978-4-415-20421-5、成美堂出版
◇*2HP「常用漢字表:文部科学省」
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19811001001/k19811001001.html
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
さすが、最高難易度というだけあって全問正解とはいきませんですね。

麻雀に凝っていたころ、全部の役満であがってやろうとして、役満であがる手ばかりを作っていたことがありますが、大三元とかは比較的簡単にできましたが、さすがにこれはできませんでしたね。
緑一色もダメだったかな?
ねこのひげ
2012/10/29 08:01
コメントをありがとうございます。

 役満ばかり狙っているときっと勝てないでしょうね。
 役満の中でいちばん多く見られるのが四暗刻と国士無双だそうです。
 麻雀のHPによれば、どちらも0.05%未満の出現率とのこと。2000局に1回ぐらいしか見られないらい。
 半荘1回が10局と仮定すると、半荘200回ぐらいやってようやく1回見られる程度だそうです。しかもこれは出現頻度だそうで、自分があがる確率はこの4分の1になるのかな。
 役満だけ狙うのは、お金のかかった麻雀、とくにレートの高い場合には、絶対に選んではならない戦法のようですね。

 もちろん麻雀賭博などはもってのほかであり、素町人は生涯を通じて一度たりともそんな悪事を働いたことはありませんけど。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/10/29 13:11

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