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zoom RSS あの人はいま。世界初の哺乳類クローン、羊のドリー君はその後どうなったの?

<<   作成日時 : 2012/09/28 11:56   >>

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★科学★
問題:平成8年(1996年)7月5日。人類史上というか、哺乳類の史上でも画期的な出来事が起こりました。スコットランドのロスリン研究所の従業員たちが、他の人たちは神を恐れてできなかった研究を行っていたのです。6歳の羊の細胞を使ってクローンを作ってしまったらしい。オギャーと産まれた羊は、DNAを提供した羊と100%おなじ遺伝子情報を持っていたそうです。
■提供されたDNAが乳腺に由来するものだったため、羊はドリーと命名されました。ドリー・パートンという巨乳女優がいるらしい。オッパイつながりなのでしょうね。ドリーは雌の羊だったようです。
■クローンだからといって、DNAが共通する個体と共通する人生を歩むわけではありません。ドリー嬢は気の毒に病気がちだったらしい。人の成功を羨む癖のある科学者達は、ドリーは6歳の羊のクローンだから産まれた瞬間にすでに6歳だったのだと断定しました。ひがみっぽい科学者たちの説を裏付けるように、ドリーはわずかに5歳で関節炎にかかってしまいます。ふつうの羊は10〜12歳ぐらいまで生きるらしい。最長寿では20歳を越える記録もあるとのこと。5歳での関節炎は、少し若すぎるのかもしれません。
■弁護派なのでしょうか。リバプール大学獣医学部のダイ・グローヴ=ホワイトという人物は「関節炎はクローンの所為と言えるし、所為ではないとも言える。我々の知る限りでは、ドリーはゲートを飛び越えた時に足を怪我し、関節炎をひどくした」と発言しているそうです。
■平成15年(2003年)には肺が悪くなりました。ヒツジ肺腺腫という病気だったらしい。農場の他の羊たちもかかっていたので、老化とは別問題であると生みの親たちは主張したそうです。予後不良と診断され、そのまま安楽死に処されたようです。ドリー嬢は神以外の手によって誕生し、神以外の手によって死を迎えました。神様はちょっと手持ち無沙汰だったでしょう。
■さて、本日のクイズは、その後のドリー嬢の運命についてです。かわいそうな実験台は、その後、どんな道をたどったのでしょうか?
[い]出入りの業者が羊の肉を買っていった
[ろ]世界中の研究所から注文が来ていたので、さまざまな部位を少しずつ分けて売ってしまった
[は]研究員みんなで通夜を行ない、その席上で炙り肉として食べてしまった
[に]剥製にされて博物館に飾られている
[ほ]剥製にされたけれど、キリスト教原理主義者の手によって放火され、失われてしまった
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[に]剥製にされて博物館に飾られている
説明:平成15年(2003年)の2月14日に殺されたドリー嬢は、業者の手によって剥製化され、同年5月9日からエディンバラのスコットランド博物館に飾られているそうです。いまのところキリスト教原理主義者や狂信的動物愛護主義者の攻撃は受けていないらしい。
■ドリーの出来事のあと、ウマやウシなどの大型哺乳動物のクローンは多く誕生しているそうです。犬や猫の場合には、すでにクローンは事業化されているらしい。愛するペットの遺伝子を使って、2代目3代目をつくるそうです。日本でもそんなことをしているのかな。ちょっといやな感じですね。
■参考資料*2によれば、クローンでペットを蘇らせる事業は、あまり繁盛していないらしい。業界最大手だったバイオアーツという会社は操業を停止したとのこと。家畜のクローン産業は、若干の成功を収めているそうです。賞を獲得したウシやウマのクローンには数万ドルでも支払う人がいるらしい。ペットの場合もおなじぐらいの料金をとられるとのこと。愛玩する動物に10万ドル、800万円弱も払う人はそう多くないのかな。
■どうでもいい余談。Wikipediaによれば、ドリー・パートン嬢の巨乳は、豊乳手術の成果なんだそうです*3。神に授けられた奇跡の体型ではなく、整形医の手による人工のスタイルらしい。神を恐れぬ所業といわれたクローン羊の名前は、神を恐れぬセックス・シンボルからとられたもののようです。その意味でもふさわしい命名だったのかな。
◆参考*1:HP「ドリー (羊) - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC_(%E7%BE%8A)
◇*2HP「クローンネコ誕生から10年、ペットの「よみがえり」市場は閑散と 国際ニュース : AFPBB News」
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2819927/7613948
◇*3HP「ドリー・パートン - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
剥製ですか。記念にとっておこうという事なんでしょうね。
ペットはクローンでもまったく同じというわけにはいかないんでしょうね。
一卵性の双子、でも育つ環境などで違ってきますからね。

先日、テレビで、交通事故にあった女性が命を取り留めたというのをやってましたが、胸に入れたシリコンがエアバックの代わりになったそうですよ。
何が幸いするやら・・・・(*^。^*)
ねこのひげ
2012/09/29 06:54
コメントをありがとうございます。
 
 胸に入れたシリコン袋がエアバッグの代わりになったというのは笑えますね。
 ただし、その女性は、後遺症に悩む可能性があるかもしれません。袋詰めのシリコンを使用する豊乳手術は、20年ほど前にから行なわれていないようです。袋の経年変化で漏れ出したシリコンが血管に詰まり、死に至る方まで出たと聞きます。 
→「おっぱい」はなんで出来ている?
http://blog.q-q.jp/200512/article_26.html

 まぁ、事故死を避けられたのですから、シリコンの胸に感謝しつつ、食塩水とかピーナッツオイルなど、他の素材が詰まった袋と交換すべきなのでしょうね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/09/29 08:34

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