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zoom RSS 漢検1級程度。むずかしい四字熟語の問題。「呵呵大笑」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2012/09/03 07:26   >>

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★日本語★
問題:題の四字熟語は「カカタイショウ」と読みます。
■サッカーファンなら、ブラジル出身のMFカカーが活躍して5-0で大勝したという意味かと誤解するかもしれません。もちろん違います。「からからと大声で笑うこと」だそうです。
■「呵」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「カ、せめる、しかる」という字音・字訓があります。大きな声を出すという意味があるらしい。「呵怒(カド)」、「呵罵(カバ)」などの熟語をつくります。現代ではめったに見かけない熟語です。前者は怒鳴る、後者は罵るという意味らしい。「良心の呵責(カシャク)」という場合にも使われます。この場合の意味は「せめる」の意味で使われているのでしょうね。
■そういえばカカーは名選手なのに今季の去就がはっきりしなかったですね。どのチームで戦うのかな。やっぱりレアルかな。
■では本番のクイズです。漢検1級の問題集に掲載されていた四字熟語です。実用にはなりませんが、無駄知識として覚えておくのは面白いでしょう。それぞれの四字熟語の読みを考えてください。
[い]枉駕来臨
[ろ]偃武修文
[は]枉法徇私
[に]海市蜃楼
[ほ]喙長三尺
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]枉駕来臨はオウガライリンと読む
■「枉駕来臨」は、「人の来訪に敬意を示す言葉」だそうです。「先日は枉駕来臨の栄に浴し、恐縮至極です」なんて手紙に書いたりするのかな。
□四字熟語としては「大辞泉」などの辞書では見当たりませんでした。2つにわけると前後の熟語とも掲載されています。「枉駕」は「乗り物の方向をわざわざ変えて訪ねて来る」という意味です。「来臨」は「他人を敬って、その人がある場所へ来てくれること」だそうです。あわせて、「来てくれてありがとう」の最上級の表現になるらしい。神様や仏様が地上に来臨することは「降臨」と呼びます。「天孫降臨」などと使われます。
[ろ]偃武修文はエンブシュウブンと読む
■「偃武修文」は「戦争が終わり、平和になること」だそうです。「慶長(けいちょう)6年(1601年)の日本は、偃武修文の春を迎えた」なんて使い方をするのかな。
□この四字熟語もまた、前後2つの熟語にわければ辞書に掲載があります。「偃武」は「武器を伏せて使わないこと」だそうです。「修文」は「学問や芸術を身につけること」だそうです。
□「偃」という漢字は常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「エン、ふす、たおれる、あおむく、かくれる」という字音・字訓があります。「偃側(エンソク)」という熟語をつくります。「寝返りをうつこと」だそうです。
[は]枉法徇私はオウホウジュンシと読む
■「枉法徇私」は「法をまげて私利私欲に走ること」だそうです。
□「枉」という漢字は常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「オウ、まがる」という字音・字訓があります。「無理にことを運ぶ」という意味があるらしい。[い]の「枉駕」は「乗っている駕籠を本来の道筋から曲げ、無理をして来てくれた」という意味になるのでしょうね。
□「徇」という漢字も常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「ジュン、となえる、したがう」という字音・字訓があります。「広く伝える」という意味と「従う」という意味があるそうです。「枉法徇私」では後者の意味ですね。
[に]海市蜃楼はカイシシンロウと読む
■「海市蜃楼」は、「蜃気楼」という意味らしい。「実体がなくうつろなもの」や「非現実的な考え」のたとえだそうです。「非武装中立論は海市蜃楼だ」などと使うのかな。
□「蜃」という漢字は常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「シン、かい、はまぐり」という字音・字訓があります。中国でははまぐりを神秘的なものと考え、雉子(キジ)が海に入ってはまぐりになったとか、雀がはまぐりに化したなどいう伝説が少なくないようです。
□「蜃気」ははまぐりの吐く気です。オーラのようなものかな。気体らしい。どんな成分が含まれているのかは不明です。蜃気のスクリーンに空中楼閣が見えるのが蜃気楼らしい。なお、蜃気は不景気な臭いがするガスらしい。「シンキクサイ」といわれます。もちろん冗談です。
[ほ]喙長三尺はカイチョウサンジャクと読む
■「喙長三尺」は、「きわめて口が達者なこと」だそうです。テレビやラジオの番組司会者たちは、おおむね喙長三尺なのかな。
□「喙」という漢字は常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「カイ、セイ、くちばし、くるしむ」という字音・字訓があります。くちばしが90cm以上もあると、かえって邪魔になり、滑舌が悪くなりそうですけど。
□「容喙(ヨウカイ)」という熟語をつくります。「くちばしを入れること。横から口出しをすること」です。夫婦の問題に第三者が容喙してはならない、などと使われます。
◆参考*1:書籍「本試験型 漢字検定1級試験問題集09年版」成美堂出版編集部編、ISBN978-4-415-20421-5、成美堂出版
◇*2HP「常用漢字表:文部科学省」
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19811001001/k19811001001.html
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
さすが、漢字一級は難しいですね。
常用漢字表にも載ってませんか。
[ろ]と[は]は読めませんでしたよ。
海市蜃楼は、古代中国歴史小説で、なんどか観たことがありますけどね。
ねこのひげ
2012/09/04 04:35
コメントをありがとうございます。

 中国の人は蛤が好きですね。
 たまたま昨日読んだ芝居の本には、鴫(しぎ)が蛤を突っついたらクチバシを挟まれ飛べなくなり、蛤も動けず、漁師が漁夫の利を得るという場面が描かれていました。
 主人公は日中混血で、後に大陸に渡って明の再建を企てるというようなお話でした。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/09/04 08:22

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