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zoom RSS 明日26日は伊勢湾・狩野川台風の日。ところで屋根瓦が吹き飛ぶ風の強さはどのぐらい?

<<   作成日時 : 2012/09/25 10:33   >>

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★科学★
問題:昭和33年(1958年)の明日、9月26日の深夜ですね。台風22号は伊豆半島をかすめて神奈川県東部に上陸します。この台風は、米軍の飛行機による観測では、中心気圧877ミリバール。台風の最低気圧としては、当時の日本新記録だったらしい。
■ミリバールは現在使われているhPa(ヘクトパスカル)とおなじ単位です。国際単位系に切り替えるため、平成4年(1992年)に呼びかたが改まったようです。1013.25ミリバール=1013.25hPa=1気圧という関係らしい。
■台風22号の中心付近の最大風速はなんと100m。時速360kmですから新幹線よりも速い風がピューピュー吹いていました。死者行方不明者1269名を出したそうです。のちに狩野川台風と名付けられた史上最大規模の台風でした。ちなみに、2005年(平成17年)に発生し、453〜1335名の犠牲者をもたらしたといわれるハリケーン・カトリーナは最低気圧が902hPaだったらしい*6。
■その翌年、昭和34年(1959年)の明日、やはり26日にこの年の台風15号が日本を襲いました。こちらも中心気圧895ミリバールという最大級の台風です。最大風速は75m。死者行方不明者5098名をだすという、最悪の結果になりました。ちなみに、GDP比での被害金額は阪神・淡路大震災よりも大きいといわれます。この台風は伊勢湾台風と名付けられました。
■昭和29年(1954年)の9月26日には洞爺丸台風も来襲し、1155人の犠牲者をだしています。
■まるで余談ですが、狩野川台風の年、昭和33年は長嶋茂雄がプロ野球選手として読売巨人軍に就職した初年度です。本塁打王・打点王、そして新人王を獲得しています。伊勢湾台風の年には最初の首位打者タイトルを獲得しています。
■本日は、そんな危険な9月の下旬にあたり、強風とその被害についてのクイズです。屋根瓦が飛ばされてしまうのは、風速何mぐらいでしょうか?
[い]平均風速10〜15m未満
[ろ]平均風速15〜20m未満
[は]平均風速20〜25m未満
[に]平均風速25〜30m未満
[ほ]平均風速30m以上
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ほ]が正しい
説明:参考資料*5によれば、屋根瓦が飛ぶくらいの風の強さは風速30m以上だそうです。資料*5の著者の実家では最大瞬間風速52.6mを記録した台風によって、屋根瓦が飛んでしまったことがあるらしい。
■気象庁では、風の強さと被害についての目安を調べて発表しています*4。気象庁では、風の強さを5段階に分けているらしい。天気予報の言葉として「強い風」という表現は[ろ]の平均風速が15m以上で20m未満の風を指すようです。以下、天気予報の中では次のような表現になります。
---[い]やや強い風
---[ろ]強い風
---[は]と[に]非常に強い風
---[ほ]猛烈な風
■平均風速が10m以上で15m未満の「やや強い風」では、傘がさせません。取り付けの不完全な看板やトタン板などが飛び始めます。
■平均風速が15m以上で20m未満の「強い風」では、風に向かって歩けなくなります。ビニールハウスは壊れ始めます。
■平均風速が20m以上で25m未満の「非常に強い風」では、しっかりと身体を確保しないと転倒します。クルマの運転はしないほうがいい状態です。鋼製のシャッターが壊れ始めます。
■平均風速が25m以上で30m未満の「非常に強い風(partII)」では、ブロック塀が壊れ、不完全な取り付けの建物外装材が剥がれて飛び始めます。外を出歩くのは危険ですね。
■平均風速が30m以上では、樹木は根こそぎ倒れることがあります。屋根自体が飛ばされることもあり、木造住宅では全壊するものもでてきます。恐いですね。もちろん屋根瓦は飛んでしまうわけです。
◆参考*1:HP「狩野川台風 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%A9%E9%87%8E%E5%B7%9D%E5%8F%B0%E9%A2%A8
◇*2HP「伊勢湾台風 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E6%B9%BE%E5%8F%B0%E9%A2%A8
◇*3HP「長嶋茂雄 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B3%B6%E8%8C%82%E9%9B%84
◇*4HP「気象庁 | 雨と風の表」
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html
◇*5書籍「雑学読本 天気質問箱」新書版初版71頁、平井信行著、ISBN4-14-011163-1、日本放送出版協会
◇*6HP「ハリケーン・カトリーナ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
小学生時代、道の反対側の並びにある料亭の屋根瓦が、パラパラとめくれて飛んでいくのを玄関から顔だけ出して眺めていた記憶があります。
下を見ると、道路を水が覆っていましたから、床下浸水もしていたのでしょうね。
ねこのひげ
2012/09/26 06:21
コメントをありがとうございます。

 昔は物凄い台風がありましたね。子供のころは、1000人単位で犠牲者が出る台風がいくつもありました。

 半世紀が経過した最近では、気象予報が発達したり、建物が丈夫になったり、治水工事が行き届いてきて、犠牲者は多くても数十人〜百人前後というところまできています。自然災害のうち、台風に対してはだいぶ有利になってきました。あと半世紀もあれば犠牲者は出なくなるのかな。

 地震や津波に対しても完勝する日が早く来るといいのですが。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/09/26 07:57

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