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zoom RSS エンパイア・ステート・ビルに飛行機が衝突して14人が亡くなった日。なぜ崩れなかったの?

<<   作成日時 : 2012/07/28 06:53   >>

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★歴史★
問題:平成13年(2001年)9月11日のアメリカ同時多発テロのことはいまでも覚えています。日本時間では夜の10時ごろだったでしょうか。世界貿易センターの双子のビルから火と煙の吹き出した映像。その後の崩落する映像。繰り返し流される飛行機衝突の映像。まるでハリウッド映画を観ているような感覚でした。現実なのかどうか。なかなかはっきりしませんでした。
■この事件後、再びニューヨークで一番高いビルになったのがエンパイア・ステート・ビルだそうです。443.2m。なかなか高いですね。それまで世界貿易センターに設置されていたテレビ局のアンテナも、多くがエンパイア・ステート・ビルに移動したそうです。平成25年(2013年)、テロ跡地に新しいビルが竣工するまでは、ニューヨークでいちばん背高ノッポの高いビルだそうです。
■そのエンパイア・ステート・ビルにも飛行機が衝突したことがあったらしい。昭和20年(1945年)の今日だそうです。アメリカ空軍の爆撃機、B-25ミッチェルという飛行機らしい。このとき乗員を含めて14人が亡くなり、多数が負傷したらしい。
■モロにぶつかった割りにはエンパイア・ステート・ビルは被害が軽微でした。事故の2日後には営業を再開したそうです*1。世界貿易センターとは大きな違いですね。
■この差はなぜ生まれたのでしょうか? 下の記述から選んでください。(正しい説明は無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]昭和6年(1931年)に誕生したエンパイア・ステート・ビルは煉瓦を積み重ねて作っており、火災の熱に強かったから
[ろ]衝突したのが最上階付近であり、尖塔がもげるだけで火災は発生しなかったから
[は]着陸直前で燃料の搭載量が少なかったから
[に]爆撃機の重量が旅客機にくらべてだいぶ軽かったから
[ほ]戦時中であり、攻撃を受ける想定でビルの外壁に金属板が貼られていたから
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[は]と[に]が正しい
説明:[い]昭和6年(1931年)に誕生したエンパイア・ステート・ビルは煉瓦を積み重ねて作っており、火災の熱に強かったから(×)
■443.2m、102階の建物です。総重量は33万t(トン)だそうです。煉瓦ではとてももちません。そもそも普通の煉瓦はあまり熱に強くないらしい。耐火煉瓦が発明されたのは、熔鉱炉の壁には普通の煉瓦が使えないからとも聞きます。熔鉱炉の耐火煉瓦も、頻繁に取り替えられているらしい。
□火事の際の熱は1000度を越えるかもしれません。煉瓦で構成されていたら強度が落ちて崩落してしまうと思われます。
[ろ]衝突したのが最上階付近であり、尖塔がもげるだけで火災は発生しなかったから(×)
■衝突したのは79階の北側だったらしい。上にまだ20階建てのビルが乗っているような場所です。火災は発生しています。79階と80階が炎に包まれました。消火活動により、40分後には鎮火しているとのこと。
[は]着陸直前で燃料の搭載量が少なかったから(○)
■この日はとても霧が深い日だったようです。ニュージャージー州の空港に着陸しようとした爆撃機は視界不良のために迷子となり、マンハッタンの高層ビル群に突っ込んでしまったようです。でも着陸寸前だったため、燃料はあまり残っていなかった。おかげで火事は小規模で済みました。
□9.11では、離陸後数分後の飛行機がビルに突入しているらしい。燃料をたっぷり積んでいたため、漏れ出した燃料がさまざまな経路で下層階に達し、爆発的な火災が起きたそうです。
[に]爆撃機の重量が旅客機にくらべてだいぶ軽かったから(○)
■参考資料*3によると、B-25という爆撃機は爆撃機としては中型だそうです。空っぽではかると10tに満たなかったとのこと。乗員は3人、燃料はかなり減っています。
□世界貿易センターに突入した2機は757-200という機種だそうです。空っぽではかると57tほど*5。客・荷物・燃料をかなり積んでいました。B-25の場合の7〜8倍ぐらいの重量はあったかもしれません。
□B-25は双発のプロペラ機、757-200はジェット機です。速度にもだいぶ差があるでしょう。突っ込んだどちらの757-200とも、操縦していたのはテロリストです。速度をあげて突っ込んだと考えられます。最初は水平に、あとで突っ込んだほうは旋回しながら突っ込んだらしい。後者のほうがビルのダメージが強く、崩落が早かったそうです*1。
[ほ] 戦時中であり、攻撃を受ける想定でビルの外壁に金属板が貼られていたから(×)
■昭和20年(1945年)はすでにドイツ・イタリアは降伏していました。あとは日本だけです。その日本も2週間後には降伏します。当時の日本は風船爆弾を飛ばすぐらいが関の山です。ニューヨークのビルを破壊するような空襲はできそうにありません。当然ながら、ビルの外壁を防御することにお金はかけられていないと思われます。
□世界貿易センターのビルは、突入した飛行機とおなじぐらいの仕様である707という飛行機が衝突することを想定して設計されていたらしい。崩落はしないと考えられていたそうです。実際には火災がひどく、熱で強度の落ちた鉄骨では重さを支えきれずに崩落してしまったらしい。建築家よりもテロリストの計算のほうが上をいっていたのかな。
◆参考*1:HP「エンパイア・ステート・ビルディング - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
◇*2HP「アメリカ同時多発テロ事件 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/9.11#.E6.97.A5.E6.9C.AC
◇*3HP「B-25 (航空機) - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/B-25_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
◇*4HP「ボーイング757 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0757#757-200
◇*5HP「757-200」
http://www.koukoonews.com/aircraftdata/752.html

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この衝突事故は、9・11のときにも、かなり取り上げられてましたね。
なぜ貿易センターは崩壊したのにエンパイアステートビルは崩れなかったのか?
当時は鉄骨を大量に使っていたためとか言ってましたけどね。
いまのビルは、外壁をぶら下げるような工法でできるだけ、ビルの重さを軽くしてあるとか言ってましたけどね…
重さとスピードの違いでしたか。
隕石でも1ミリ以下の物でも、マッハ20以上で飛んでくるため宇宙船の壁に穴が開くとか言ってましたね。
ねこのひげ
2012/07/29 05:17
コメントをありがとうございます。

 物がぶつかるときの衝撃の強さは、質量×「速度の自乗」に関係すると聞きます。
 爆撃機は、質量は小さいし、速度も小さい。さらに可燃物も少なかったようですね。不幸中の幸いでした。

 それにしても、9.11からすでに10年以上が経過しているんですね。無駄に年をとっていくなぁと実感します。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/07/29 11:41

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