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zoom RSS 波長の異なる光を当てるだけで固化したり液化したりする物質。理想の接着剤の誕生なの?

<<   作成日時 : 2012/06/08 06:55   >>

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★科学★
問題:理想の接着剤というのは、メチャメチャ強くくっついて絶対に剥がれないやつ。われわれ素人はそう思いがちです。でも接着すれば強く、剥がそうと思うと簡単に剥がせるもの。それが理想の接着剤とのこと。専門家たちは違う思いを抱いているようです。
■すでに「剥がせる接着剤」は登場しているようです。たとえば熱を加えると接着剤が力を失うというタイプらしい。金属どうしを接着する場合には使えそうかな。でも熱に弱いものでは、はがすときに困ります。
■科学雑誌の記述によれば、可視光を当てるとくっつき、紫外線を当てると剥がせる接着剤がもうじき登場するかもしれません。研究室の中では成功しているようです。この接着剤のすごいところは、常温でくっついたり剥がせたりすることらしい。
■では、この接着剤の主たる成分は次のどれでしょうか?
[い]アゾヘキサン
[ろ]アゾベンゼン
[は]アゾエチレン
[に]アゾトルエン
[ほ]アゾキシレン
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ろ]アゾベンゼン
説明:化学に弱い者には、アゾベンゼンといわれてもどんなものかまったく想像がつきません。化学式は「C12H10N2」なんだそうです。炭素と水素と窒素のくっついた有機物なんでしょうね。このアゾベンゼンなる物質を主原料にした接着剤は、普通の室温で光を当てると固まり(固化し)、紫外線を当てると液体にもどる(液化する)んだそうです。
■素人には素朴な疑問が生まれます。可視光で固化するのなら、遮光の袋かなんかにいれて保管するのかな。袋から出したら素早く作業しなければならないのかな。紫外線で液化するのなら、太陽の下では使えないのかな。
■参考資料*1の表現を借りれば、「強い可視光」を当てることで固化するようです。遮光についてはあまり気にする必要はないらしい。液化させるときも「強い紫外線」が必要らしい。直射日光程度では、液化しないようですね。
■固化したり液化したりを繰り返しても、接着の強度は劣化しないそうです。ただし、現在のところ、接着力はあまり強くないと研究者たちはいっているようです。耐えられる重さは1平方cmあたり5kgとのこと。素人には十分に思えます。でも市販の強力接着剤の1/10程度らしい。
■ひょっとしたら理想に近い接着剤は、産業技術総合研究所の吉田勝(まさる)研究グループ長と秋山陽久(はるひさ)主任研究員によって開発されたそうです。ドイツの科学雑誌「Advanced Materials」に掲載されたとのこと。いずれは応用した製品がDIYの店などに並ぶのかもしれません。
■あるいは、家庭用はなくて事業所向けだけなのかな。強い紫外線を発生する装置なんて、一般家庭にはありませんものね。研究者たちが期待しているのは「部材を傷つけずに解体するという、リサイクル技術への貢献」だそうです。
◆参考*1:雑誌「『液体⇔固体』を光で自在にあやつる新材料」Newton (ニュートン) 2012年7月号13頁、ニュートンプレス

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ひっつけたり、はがしたりが、頻繁に行われる期間限定ポスターなんかによさそうですね。

街中のいつまでも残ってボロボロになったポスターは、どうにも汚いですからね。
ねこのひげ
2012/06/08 08:09
コメントをありがとうございます。

 いろいろな場面に応用できそうですね。登場が楽しみです。

 いま、世界中で「理想の接着剤」の研究をしているそうです。日本も負けていないようですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/06/08 09:37

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