インドから中国、中国から日本へと運ばれたネコ。どんな物と一緒に移動してきたの?

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★歴史★
問題:人間にはミトコンドリア・イブと呼ばれる共通祖先がいるそうです。12万年~20万年ぐらい前にアフリカに住んでいたはずの女性だそうです。現在の全人類はすべてこの女性の血縁らしい。
■ホントに「人類はみな兄弟(姉妹)」だったわけですね。そのわりには互いに殺し合うことが絶えません。まぁ、兄弟は他人の始まりです。キリスト教徒たちが信ずる本には、最初の人殺しは兄弟殺しだったと書かれているようです。最初から最後まで、われわれは人殺しを続ける存在なのかもしれません。
■人間の場合のミトコンドリア・イブに似て、ネコの場合は中東の砂漠あたりにいたはずの一匹のネコが共通祖先だったようです。リビアヤマネコとか呼ばれている種類らしい。その後、古代のエジプト人が家畜化します。イエネコとして少しおだやかになったようです。
■中東やアフリカ北部にいたイエネコは、やがてインドに渡り、さらに中国へ、日本へと移動してきます。平安時代には日本でもネコブームが起きているらしい。「枕草子」にも一条天皇の愛猫の話が記されているそうです。ネズミに囓られた傷をネコの糞を焼いた薬で治そうという平安時代の医者の話もありました*2。
■ところでインドから中国、中国から日本へとネコが渡って来たときに一緒に移動してきたものがあるそうです。それは次のどれでしょうか? (正しいものは無いかもしれないし複数かもしれません)
[い]お経の本
[ろ]絹の糸
[は]岩塩
[に]薬草
[ほ]マタタビ
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]お経の本
説明:お経の本とネコというのはあまり縁が深くないような気もしますが、実はこれがとても大切なんだそうです。ネコにとってお経の本が大切なのではありません。お経の本にとってネコが大切なんですね。
■中国で17世紀に書かれた「潜確居類書(せんかくきょるいしょ)」という本には、「三蔵法師がインドから経典を持ち帰るときにネズミに経典をかじられないようにネコをいっしょに連れ帰った」という記述があるそうです。三蔵法師というのは夏目雅子(まさこ)ですね。最近の人たちにしてみると深津絵里(えり)なのかな。物語の上では孫悟空とか猪八戒、沙悟浄の親分です。
■三蔵法師は玄奘(げんじょう)とも呼ばれます。初唐の実在の僧侶です。西暦602年に生まれ、664年に没しています。日本でいえば飛鳥時代を生きた人ですね。インドに渡って仏教の真髄を仕入れて来たそうです。帰りにはたくさんの経典を持ち込んだらしい。この経典の媒体が紙なのか布なのか板なのかはよくわかりません。いずれにせよ、ネズミの害を受けやすいものだったそうです。
■インドでは書物だけでなく、穀物倉のネズミ退治にもネコが活躍していたらしい。2000年ぐらい前から盛んに使われていたようです。
■エジプトではネコは神様扱いです。輸出なんかさせなかったらしい。ということは、密輸によってインドにやってきたのか、あるいは中東のノラ猫が拾われてきたのか。以後、船のネズミ退治にネコは重宝され、船の行くところ世界中に広まっていったとのこと。参考資料*1によれば、日本へも仏教の経典と一緒に到来したそうです。
◆参考*1:書籍「ネコの本音」初版166~167頁、今泉忠明(ただあき)監修、ISBN4-8163-4028-9、ナツメ社
◇*2HP「ネズミに咬まれた傷をネコの糞で治そうとした医師は誰なの?」
http://blog.q-q.jp/201007/article_17.html

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2012年06月28日 05:56
イギリスではウィスキーキャットなんてのもいますね~
この間見た海外ニュースではおもちゃ屋さんにも猫を飼っているところがあるそうで、いまだに活躍しているようです。
ねこのひげ様<素町人
2012年06月28日 08:07
コメントをありがとうございます。

 ウイスキーキャットは知りませんでした。鼠にも左党がいて蒸留酒を盗み飲みするのかと思ったら、原料のほうを狙うんですね。
 おもちゃ屋さんではなにが囓られるのかな。
(^^;)
2012年06月30日 18:16
招き猫はインドから来たんですか。。興味深いですね。
ぽち
2013年01月14日 09:20
確か、ドイツのカッツェワインと言うワインのラベルには黒猫が描かれてますね。カッツェはドイツ語で猫です。由来は、このワイナリーで見回りの人が一つの樽に黒猫が座っているのを見つけ、何度追い払っても何故かその猫はそのワイン樽の所へ舞い戻っては樽をペロペロ。不思議に思い、ワイナリーの人達がその樽のワインを飲んでみると…すごーく美味しいワインが出来上がっていたとか。それ以来そのワイナリーの人達、は美味しいワインが出来ていた事を教えてくれた黒猫に敬意を評しラベルに黒猫を描いたとか。
ぽち様<素町人
2013年01月14日 16:54
コメントをありがとうございます。

 面白いお話ですね。ワインを飲んだ猫は酔っぱらったんでしょうね。千鳥足の猫を見てみたい。
 そういえば「吾輩は猫である」の無名猫の最期は、ビールを飲んで酔っぱらい、誤って水瓶に落ちての溺死と記憶します。猫はアルコールが嫌いじゃないようですね。
(^^;)

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