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zoom RSS 主君の刀を持つ小姓。鞘(さや)を握るべきなの? 柄(つか)を握るべきなの?

<<   作成日時 : 2012/06/23 07:06   >>

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★歴史★
問題:時代劇を観ていると、主君のあとを小姓がついて歩いています。殿様は小刀を腰に帯びています。小姓は右手1本で殿様の大刀を持っています。
■小姓は力持ちなのかなと思うとそうでもないようです。どんなに重い日本刀でも鞘に納まった重量は1.5kgまでらしい。ふつうは1kg前後のようです。それなら素町人でも片手で持てます。女性でも持てるでしょうね。
■ドラマなどでは、小姓が刀を持つとき、柄(つか)を上にする場合と下にする場合があるようです。上にする場合は鞘の下のほうを握っています。下にする場合は柄自体を握っています。どちらが正しい持ち方なのでしょうか?
[い]柄が上のほうが正しい
[ろ]柄が下のほうが正しい
[は]各家の流儀であり、どちらが正しいとはいえない
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ろ]柄が下のほうが正しい
説明:参考資料*1には、「主君の刀は袱紗(ふくさ)で柄を握って鞘を上にして持つのが正しい」とあります。襲われたときに相手に刀自体を奪われないようにするためらしい。もし鞘のほうを握っていると、小姓の足を払い、柄を握って抜くかもしれません。そうなると、現場の武器は、敵は大刀、殿様は小刀、小姓は鞘だけという構図になります。不利ですね。
■小姓が正しく柄を握っていれば、敵は鞘を奪うのが精一杯です。小姓は殿様に大刀を渡すこともできますし、自分で敵を斬り倒すこともできるようです。
■なお、袱紗は、「贈り物の金品などを包んだり、覆うのに使用する方形の布」だそうです。絹で出来ていることが多いらしい。「元々は貴重品などが収蔵された箱上に掛けられていた風呂敷」とのこと。袱紗で柄を持つのは殿様の刀に対する敬意を表しているようです。
■小姓は来る日も来る日も大刀を捧げて歩きます。あるいは殿様のそばで大刀を捧げ持って控えています。脂性の小姓ですと柄が相当汚れちゃうのかな。汚れ防止の意味もあるのかもしれません。
◆参考*1:書籍「時代劇のウソ・ホント」初版52〜53頁、笹間良彦(よしひこ)著、ISBN4-946525?65-3、遊子館

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コメント(2件)

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なるほど、時々、逆になっているので、どちらが正しいのか?流派で違いがあるのか?と思ってました。
刀はさびやすいので、袱紗で持っているのでしょう。
ねこのひげの持っているハンテングナイフでも、油断すると刃の上にムラムラが出来てなかなか取れないで困る時があります。
ねこのひげ
2012/06/24 04:54
コメントをありがとうございます。

 錆防止の意味もあるわけですね。なるほど。殿様の刀が赤鰯じゃみっともないですからね。

 殿様は小姓を雇う余裕がありますが、誰も雇えない下級武士の家を訪問する客は、玄関で大刀を妻女に渡すこともあったそうです。妻女は袱紗、あるいは着物の袂で大刀を受け取り、着座した客の背後に置くらしい。けっして脇には置かないそうです。
 ドラマの武士も実際の武士も細かいきまりごとが多くてたいへんですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/06/24 10:50

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