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zoom RSS レアメタルの新しい鉱脈が発見されたの?

<<   作成日時 : 2012/05/29 08:33   >>

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★科学★
問題:参考資料*1の科学雑誌「Newton」によれば、近い将来に日本でもある種類のレアメタルが採取できるかもしれないそうです。朗報ですね。大陸の中国政府にとってはあまりいい知らせではないのかも。レアメタルの資源を武器にわがままを言いたいようです。
■では、その鉱脈はどこにあったのでしょうか。次の中から選んでください。
[い]珊瑚礁の地下
[ろ]海の底
[は]鍾乳洞の奥
[に]活火山のマグマの中
[ほ]死火山のカルデラの中
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ろ]海の底
説明:陸の上には温泉があります。同様に海の底にも熱水が湧き出す場所があるそうです。熱水噴出孔というむずかしい名前で呼ばれています。海底温泉のほうがわかりやすいのにね。
■熱水噴出孔では、各種の金属と硫黄の化合物が沈殿する場合が多いらしい。そのため、有望な海底資源として期待されているそうです。海洋研究開発機構の高井研(けん)博士らは、熱水噴出孔から金属資源を採取する方法を実験しているらしい。
■人工的に熱水噴出孔を掘るそうです。そこに「養殖籠」を設置します。温泉の湧き口に湯の花が付着するように、熱水噴出孔にはチムニー(煙突)と呼ばれる沈殿付着物ができるそうです。名前どおり、噴出孔を囲む形で成長していくらしい。成長したら養殖寵ごと引き上げて回収する。以下、養殖寵の設置と回収をくりかえしていくとのこと。簡単ですね。これらの作業はすべて海上からできるとのこと。
■チムニーは熱水の中に含まれる物質が沈殿したものです。そこには銀やアンチモンなどが含まれているとのこと。アンチモンはいわゆるレアメタルであり、ポリエステルをつくる際の触媒として工業分野で広く活用されているそうです。
■銀はチムニーに1%も含まれているそうです。重量比なのかな。聞いた話では、普通の金鉱では鉱石1t(トン)あたり数gの金が含まれているそうです。たとえば100万gの鉱石に対して5gの金です。0.0005%かな。もちろん金と銀では事情は違うのでしょう。それにしても、もし1%もの含有率ですと、1tに対して10kgというベラボウな数字になります。析出されているので、こんな濃い数字になるのかな。
■不思議なことに自然の海底温泉のチムニーはあまり速く成長しないらしい。なぜか人工の熱水噴出孔だと速く成長することがあるようです。半年で6mぐらい成長した例があるようです。
■高井博士らの試算によると、各金属の生産コストは、いまの技術でも、現在の取引価格と同程度におさえられるそうです。なかなか有望に見えます。さらに研究を進めれば採算性の向上も期待できるとのこと。がんばってほしいものです。石見(いわみ)銀山が活発に産出していた戦国時代以来の銀輸出国になれるのかもしれません。
◆参考*1:雑誌「海底資源は『とる』から『育てる』へ?」Newton (ニュートン) 2012年6月号14頁、担当編集者赤谷拓和、ニュートンプレス

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
チムニーは、よくNHK教育で映像を観たことがありますが、人工のチムニーですか・・・
マグロの養殖とかと一緒ですね。
「窮すれば通ず」で思わぬ発想が出てくるものですね。
ねこのひげ
2012/05/30 04:41
コメントをありがとうございます。

 金属の資源は、濃度を高めるのに手間がかかりと高価にもなり、稀少なものと評価されるようです。
 たとえば白金は、極端にいえば無限大に存在するという話を聞きます。ただし存在する密度が低い。利用できるようにするまでにやたらと費用がかかるらしい。

 チムニーは、自然エネルギーと時間の作用で勝手に濃度を高めてくれるようですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/05/30 07:57

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