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zoom RSS 35年ものあいだ飛び続けているボイジャーはいまどこにいるの?

<<   作成日時 : 2012/02/28 09:31   >>

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★科学★
問題:昭和52年(1977年)は王貞治選手が756号の本塁打を打ち、世界新記録を樹立した年です。国民栄誉賞が創設され、王選手がその第一号として表彰されました。
■芸能界ではマリファナ汚染事件が起こりました。研ナオコ、内藤やす子、にしきのあきら、美川憲一、井上陽水、上田正樹が逮捕されたとのこと。国民不名誉賞が創設され、この連中がその第一号として指弾されました。そんなことはなかったかな。
■日本初の静止気象衛星ひまわりが打ち上げられたのがこの年です。アメリカでは、惑星探査機ボイジャー1号と2号が打ち上げられました。立て続けに打ち上げられたのにはわけがあるらしい。昭和52年(1977年)は、おとめ座とさそり座が最接近し、いちばん星回りのいい年なんだそうです。金運・異性運・健康運が最高に輝いていたらしい。そんなことはなかったかな。
■実際には、惑星の並びが175年に1度という年だったそうです。ボイジャーは、まず木星をめざし、木星の重力を利用して加速しながら航路を変え、さらに外側の惑星をめざして飛んだそうです。スイング・バイと呼ばれる航法らしい。振り子に乗ったように飛んで行くのかな。
■スイング・バイで次々と惑星を訪問しながら探査していくのに適した惑星の並びだったのが昭和52年(1977年)だったわけですね。ボイジャー1号は9月5日に、2号は8月20日に打ち上げられたとのこと。本来は同時に打ち上げる予定でしたが、1号に不具合が見つかり、修理するのに16日かかったようです。
■本日は、35年前に地球を旅立った2つの惑星探査機の消息についての問題です。この2つの探査機は現在、どんな状態にあるのでしょうか?
[い]現在、3番目の目的地である天王星への飛行の最中である
[ろ]現在、4番目の目的地である海王星への飛行の最中である
[は]現在、5番目の目的地である冥王星(準惑星)への飛行の最中である
[に]現在、太陽系の果てにおり、あと3年ほどで太陽の影響力がいっさい及ばない地点に到達する
[ほ]2機ともエネルギーがすべて失われ、連絡がつかなくなっている
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[に]現在、太陽系の果てにおり、あと3年ほどで太陽の影響力がいっさい及ばない地点に到達する
説明:ボイジャー1号は木星と土星を探査しました。2号は木星・土星・天王星・海王星を探査しました。ボイジャー1号が土星に到着したのは昭和55年(1980年)11月12日だそうです。2号が海王星に到着したのが平成元年(1989年)8月25日とのこと。
■探査機としての役目は終了し、それ以降はどこを観光するでもなく、ボイジャー1号と2号は宇宙空間をひたすら突き進んでいるようです。太陽や地球から遠ざかり続けているわけですね。
■太陽の表面からは秒速数百kmでプラズマが全方向へ吹きだしているそうです。太陽風と呼ばれます。この風は海王星よりもさらに遠くに達し、ある地点で速度がゼロになるそうです。そこまでが太陽の影響力が及ぶ範囲であり、太陽圏と呼ばれるそうです。
■平成16年(2004年)にはターミネーション・ショック(末端衝撃波面)と呼ばれる領域を通過したとのこと。末端衝撃波面では、太陽から飛び出しているプラズマの風、太陽風が亜音速にまで急減速しているそうです。秒速数百kmだったプラズマもこの地点では秒速数百mになってしまうわけですね。
■ターミネーション・ショックの外側では、低速度の太陽風と星間物質が混ざり合っているらしい。この地域はヘリオシースと呼ばれています。さらに遠くなるとヘリオポーズと呼ばれる領域があり、ここでは太陽風は完全に星間物質に溶け込んでいるとのこと。
■平成22年(2010年)12月にはボイジャー1号は太陽風の速度がゼロになる地域を通過したそうです。NASAの計算によれば、いまから3年ほどでヘリオポーズを越えて恒星間空間に入り込むらしい。いよいよ太陽の影響力からは完全に脱出することになりそうです。
■なお、オールトの雲と呼ばれる仮想的な天体群は、太陽系を球殻状に取り巻いていることになっています。太陽圏のさらに外側に位置すると見られているようです。
■ボイジャー1号は2号よりも先を行っています。平成32年(2020年)ごろに原子力電池の寿命が尽きるらしい。そうなると、何の情報も送ってこなくなるようです。2号は平成42年(2030年)ごろまで電池寿命があるとのこと。
■現在の位置は、地球から200億km弱だそうです。この距離ですと、光や電波が届くのにも20時間弱かかるらしい。秒速30万kmでもそれだけかかるんですから、「思えば遠くへ来たものだ」ですね。
◆参考*1:雑誌「『ボイジャー1号』太陽系の最果てへ」Newton (ニュートン) 2011年 03月号10〜11頁、担当編集者小松研吾、ニュートンプレス
◇*2HP「ヘリオポーズ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BA
◇*3HP「オールトの雲 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E9%9B%B2

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
太陽系から離脱するというニュースをやってましたね。
SF映画の『スタートレック』で謎の巨大な敵が地球を目指していて、人類存亡の危機か?と思ったら、ビジャーと名乗る謎の生命体が、宇宙人に改造されて地球に帰って来た『ボイジャー』だったというのがありました。
劇場内が失笑に包まれました。(~o~)
ねこのひげ
2012/02/29 06:50
コメントをありがとうございます。

 ボイジャーには地球からのメッセージと称して各国の言葉や音楽などが記されたものが搭載されていると聞きます。宇宙人と仲良くなりたいという妙な願望が当時のアメリカ人にはあったのかな。

 宇宙人が仮に存在するとしても、連中が地球人と良好な外交関係を結べるほどに善意をもっている可能性なんてゼロに近いような気もしますけど。
 地球人同士ですら、悪意に満ちた騙しあいをしています。アメリカ人は宇宙人と仲良くする前にペルシャ人と仲良くすべきなのでは。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/02/29 14:14

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