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zoom RSS 漢検1級程度の難しい当て字。「大角豆」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2012/02/20 07:26   >>

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★日本語★
問題:漢検1級程度、とても難しい当て字の読み問題です。次の熟語の読みはなんでしょうか?
■パソコンの環境によっては漢字が正しく表示されない場合もあります。変だなと思ったら口絵を参考にしてください。
[い]大角豆
[ろ]旋花
[は]孑孒
[に]海獺
[ほ]羊栖菜
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:
[い]大角豆はささげと読む
■「大角豆」は、「アフリカ原産のマメ科の一年草」だそうです。温暖な場所で栽培され、とくに南米では幸運を呼ぶ食べ物として正月などに食べられるらしい。ブラジルの御節料理には欠かせない食材なのかな。日本における黒豆や御多福豆のように、「マメに暮らせるように」と願いながら食べるのかな。
□「ささげ」という名前の由来については諸説あるとのこと。莢(さや)が上を向いているので物をささげる手つきに似ているからという説があります。また、莢を牙に見立て、「細々牙」と呼んだという説もあります。「大角豆」というのは豆の端が少し角張っているのでついた名前だという説もあります。どれもホントに聞こえますね。
□まるで余談です。いまから40年ほど前でしたか。三角大福という言葉がありました。脳減平和賞宰相である佐藤栄作の跡目を継ごうとした自民党の政治家の頭文字を並べたものですね。三木武夫・田中角栄・大平正芳(まさよし)・福田赳夫(たけお)の4人でした。のちに全員が総理の椅子に座りました。田中角栄だけはロッキード事件で被告人の席にも座っています。
[ろ]旋花はひるがおと読む
■「旋花」は、「ひるがおの漢名」だそうです。日本ではふつうは昼顔と書きます。朝顔と同様に朝咲きますが、こちらは御昼まで咲いているのでこの名前があるとのこと。
□アラカンの素町人としては、「昼顔」といえばカトリーヌ・ドヌーブ様を思い出してしまいます。美しかった。出世作「シェルブールの雨傘」も良かったですね。ミッシェル・ルグランが作曲した挿入歌「♪Watch what happens」にあわせ、かろやかに踊っていたと記憶します。この曲はのちにセルジオ・メンデスが少し異なる雰囲気の曲に編曲していましたね。
□なお、末尾に顔のつく花は朝顔・昼顔・夕顔の他に夜顔もあるらしい。4種のうち夕顔を除く3種はヒルガオ科の植物だそうです。夕顔だけはウリ科の植物とのこと。
□最近流行の種ではドヤ顔という種類もあります。こちらは自己愛が強そうですのでナルシス同様スイセン科なのかもしれません。
[は]孑孒はぼうふらと読む
■「孑孒」は、ご存じの蚊の幼虫ですね。「ぼうふらの 蚊になるまでの 浮き沈み」。誰が詠んだのか知らない俳句みたいな警句みたいな言葉があります。
□変な漢字ですね。どちらも子供の「子」に似ています。でも少しだけ変わっています。「孑」は常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「ケツ、ゲツ、ぼうふら」という字音・字訓があります。JIS第2水準だそうです。「孒」も常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」にも掲載がありません。ATOKの辞書によれば「ケツ」という音読みだけがあるらしい。こちらはJIS第4水準だそうです。
□どちらも象形文字らしい。たしかに水溜まりで飽かずに上下している生きものは、「孑孒」の文字の形に似ているような気がします。
[に]海獺はらっこと読む
■「海獺」は、ご存じの水族館の人気者ですね。海水面に仰向けに浮かび、胸の上で貝を打ち壊して食べる仕草がなんとも面白い。
□「獺」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「ダツ、かわうそ」という字音・字訓があります。海獺は海のカワウソなんですね。生物学としての分類もイタチ科カワウソ亜科ラッコ属なんだそうです。
□ラッコの漢字表記としては猟虎というのもあります。海獺が意味から来た当て字だとすれば、猟虎は発音を似せた当て字なのかな。
[ほ]羊栖菜はひじきと読む
■「羊栖菜」は、「ひじき」ですね。ホンダワラ科の海藻です。油揚げと一緒に煮物にします。酒の肴にも飯のおかずにもなります。
□ヒジキの煮物は昔からたいへん庶民的な食べ物だったらしい。歌舞伎の「天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)」では、主人公の御数寄屋坊主(おすきやぼうず)河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)が一般ピープルを馬鹿にして「ひじきと油揚げしか食っていない奴らにはろくな工夫もできない」と罵る場面があります。ふん。悪かったな。そうおっしゃる河内山宗俊氏は何を召し上がっているのでしょうね。食生活をうかがってみたいものです。
□「栖」という漢字は常用漢字表には掲載がありません。漢和辞典「字通」によれば「セイ、すむ、やどる」という字音・字訓があります。「棲」という漢字の異体字だそうです。「同棲」のかわりに「同栖」と書くことはないようですけど。
□なお、ヒジキは「鹿尾菜」という漢字表記もあります。海の中の植物ではありますが、なぜか鹿だの羊だのという草食系の四つ足が名前に含まれるんですね。
◆参考*1:書籍「本試験型 漢字検定1級試験問題集09年版」成美堂出版編集部編、ISBN978-4-415-20421-5、成美堂出版
◇*2HP「常用漢字表:文部科学省」
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19811001001/k19811001001.html
◇*3HP「ササゲ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%82%B2
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇辞書「日本国語大辞典」小学館

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ぼうふらの話は、勝新太郎さんの対談集『泥水のみのみ浮き沈み』のなかにでてきます。勝新太郎さんが森繁久弥さんと対談した時に森繁さんが、歌った都都逸ですね。
♪ボウフラが人をさすよな蚊になるまでは、泥水のみのみ浮き沈み〜♪
役者人生を歌ったのかな?
ねこのひげ
2012/02/21 06:05
コメントをありがとうございます。

 勝新太郎というとついパンツ事件を思い出してしまいます。
 娘と息子は大麻、自身はマリファナとコカインだそうです。中村玉緒はずいぶん苦労させられたんですね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/02/22 07:13
北野たけしさんとの対談でも、「おまえは3年かおれは4年だ。おれの方が上だな」と執行猶予の長いのを自慢してます。
豪快といえば豪快ですが、奥さん泣かせですね。
ねこのひげ
2012/02/22 07:23
コメントをありがとうございます。

 田代某ではありませんが、いい年こいたオッサンが薬に溺れているというのは、どうも見苦しい。かつてはいい役者だったのかもしれませんけど、晩年は単なる敗残者みたいに見えます。哀れです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/02/23 21:14

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