町人思案橋・クイズ集

アクセスカウンタ

zoom RSS 色温度は温度ではない?

<<   作成日時 : 2012/01/20 09:47   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

画像
★科学★
問題:色温度(いろおんど)という言葉を聞いたことがあると思います。
■身近なところでは、パソコンの液晶モニターの中には、ボタンを押しながら調整していると、「色温度=6500K」などと表示される機種があります。我が家の奴もそうでした。数字は加減できるようです。
■かつて銀塩式のフイルムでカラー写真を撮影していた人は、説明書に色温度という文字列が記されていたのを覚えておいででしょう。
■この色温度は何をあらわす数字なのでしょうか? 次の中から、より正しい説明を選んでください。
[い]目に飛び込んでくる色が持つ特定の温度。太陽光線の分光スペクトルに従い、純粋な赤色は2000K、橙は3000K…紫色は8000Kと定められている
[ろ]照明の色味を示す値。正午の太陽光線は6500K、白熱球は2800Kなどといわれる
[は]色素が持つ反射と吸収の割合を表す数値。白を6500Kとし、色の彩度と明度により、色温度も上下する
[に]RGB式の色表示とCMYK式の色表示の変換レートを示す値
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ろ]照明の色味を示す値。正午の太陽光線は6500K、白熱球は2800Kなどといわれる
説明:Wikipediaによれば、色温度の定義は、次のようなものらしい。「ある光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)である」*1(110805現在)。
■単位はK(ケルビン)という絶対温度とおなじ呼称が使われています。われら素人は温度の単位なのかなと勘違いしてしまいます。でも、光源の色をあらわす物差しのようなものだそうです。数値と色が対応しているらしい。
■温度がまるで無関係というわけではありません。色温度の説明にはおおむね次のような記述があります。「どんな物質も高熱を加えると温度によってさまざまな波長の光を放射する。理想的な黒体を想定し、その黒体がある温度において放射する光の波長の分布を導き出す。温度が低いときは暗いオレンジ色であり、温度が高くなると白味が増し、さらに高くなると青みがかった白になる。この分布を発光体の色を示す尺度に利用したのが色温度である」。
■たとえば熔鉱炉の中の鉄は最初は鉄色です。クロガネと呼ぶぐらいですから、黒みがかっているのかな。熱を加えていくに従って徐々に赤味が強くなります。最後には白味が強くなるらしい。そういえば夜空に輝く恒星のうち、赤っぽいものは温度が低く、青白いものは温度が高いといわれます。
■理想的な黒体(こくたい)というのは、「光を一切反射しない物体」だそうです*3。ふつうは特定の色を反射するのでその色に見えるわけですね。たとえば葉っぱは緑色を反射するから緑だそうです。秋が深まると緑色は吸収し、黄色や赤色を反射しはじめたりします。年中緑色ばかり反射する葉っぱもあるようですが。ともあれ、黒体を想定し、光を一切反射しない物体を加熱していったときに発光する色(の周波数)を理論で求め、それを絶対温度の数値であらわしたものが色温度ということらしい。
■朝日や夕日の色温度は2000Kぐらい。ふつうの太陽光が5000〜6000Kぐらい。澄み切った空気の正午の太陽の光で6500Kぐらいだそうです。白熱灯は2800Kぐらい。ハロゲン電球が2800〜3300Kぐらい。クリプトン球・キセノン球も2800Kぐらい*4。最近話題のダルビッシュの直球は平均で150K/時ぐらいだそうです。お呼びでない? こりゃまた失礼しました。
■カメラマンとかデザイナーなど、色の表現の巧拙が収入に響く職業の人にとってはたいへん大事な数値のようです。非専門家にとっては、まぁ、どうでもいい数値ではあります。
■余談です。ネットの「大辞泉」によれば、色温度とは「高温の物体が放射する、光の色から求める温度。黒体がそれと等しい色を出すときの絶対温度で表す」(110805現在)。
■同様に「大辞林」を引いてみると、「発熱して発光する物体からの光の色合いを表す数値。その色合いと同等の光を放射する黒体の絶対温度で示す。発光体自体の温度とは異なる」(110805現在)。
■ちょっと悩みました。「大辞泉」は「色から求める温度」と記されています。これに対してWikipediaと「大辞林」は「色を表す物差し」と記されています。ふつうに解釈すると明らかに意味が異なります。どちらがより正しいのかは素人にはわかりません。ただし、参考資料*2など、Wikipedia=大辞林連合に近い定義を記しているHPがいくつかあります。
■Wikipediaと「大辞林」はほぼおなじことを言っているように感じられます。また、よりわかりやすいのはこのふたつでした。はなはだいい加減ではありますが、理解しやすいほうを正しいものと勝手に決めつけました。多数決の結果もおなじですし。もし間違っていたら御免。
◆参考*1:HP「色温度 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E6%B8%A9%E5%BA%A6
◇*2HP「色温度とは【color temperature】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典」
http://e-words.jp/w/E889B2E6B8A9E5BAA6.html
◇*3HP「Q&A COLLECTION」
http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/q-a/0007/qa0007_3.htm
◇*4書籍「光と色の100不思議」初版194〜195頁、監修左巻健男(さまき たけお)/担当筆者有本淳一(じゅんいち)、ISBN4-487-79700-4、東京書籍
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

ぬけられます→科学雑学クイズ一覧

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
シロウトなので、説明を読んでも納得するようなしないような?ですね。
しかし、まさかあのコダックが倒産とは!?ですね。
箱に色温度が書いてありましたが、シロウトなので無視して写してました。
たまにフイルムで写そうとすると、さがすのが大変ですね。
ねこのひげ
2012/01/21 07:02
コメントをありがとうございます。

 すみません。なにしろ説明しているほうがはっきりわかっていません。説明もあやふやにならざるを得ません。反省しています。
m(_ _)m

 銀塩フイルムを作っていたコダックが倒産とは時代の流れを感じますね。富士フイルムもいまや化粧品で糊口をしのいでいるように見えますし。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2012/01/21 08:34

コメントする help

ニックネーム
本 文
色温度は温度ではない? 町人思案橋・クイズ集/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる