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zoom RSS 誰が使うのかわからないぐらい難しい漢字の読み。口絵の漢字はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2011/12/19 08:15   >>

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★日本語★
問題:漢字の世界は奥が深い。JIS 規格(X 0213)によって平成16年(2004年)に定められたところでは、第1水準から第4水準までの漢字と非漢字あわせて1万1233字だそうです。このうち、新聞雑誌等が使う頻度の高い常用漢字は2136字。残りの漢字は義務教育では習わない可能性の高い漢字だそうです。差し引くと、頻繁に目にすることのない8000字あまりの漢字があることになります。
■ただし、これらの漢字をないがしろにすることはできないようです。過去にはよく使われてきた漢字も多く含まれています。文化は過去とのつながりですから、これらの漢字を捨てることは、自分たちの文化、歴史を捨てることになるようです。隣の中華人民共和国では古い漢字を廃棄処分にしてしまったと聞きます。連中はいずれ深く後悔することになるでしょう。素町人の勝手な憶測が正しければ、中国は漢字を生み、漢字を殺した国として歴史に名前をとどめるかもしれません。
■本日は、日本に8000文字あまりもある深い漢字の森に迷い込んでみましょう。漢検1級の問題集から、とくに日常使われない漢字ばかりを選んでみました。もちろん常用漢字表には掲載されていない漢字ばかりです。1問も正解できない可能性もありますが、しょせんお遊びです。結果をおそれず、挑戦してみてください。
[い]「天の香具山で布を曬す」の「曬す」
[ろ]「風で檣がしなった」の「檣」
[は]「岩が摧かれて石となる」の「摧く」
[に]「岩に攀る」の「攀る」
[ほ]「古本を帙におさめる」の「帙」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「天の香具山で布を曬す」の「曬す」はさら(す)と読む
■「さらす」のは、主に水の場合と光の場合があるようですが、「曬す」では日偏がありますので日光にさらすのでしょう。日に当てる、日光で乾かすの意味です。
□「さらす」という読みでは「灑」という漢字もあるとのこと。漢和辞書「字通」によれば、こちらは「そそぐ、きよらか、あらう」という字訓もあるらしい。「水にさらす」ことなんでしょうね。
□百人一首の持統天皇の歌、「春すぎて 夏来(き)にけらし 白妙(しろたへ)の 衣(ころも)ほすてふ 天の香具山(あまのかぐやま)」を思い出します。昔はわざわざ山に衣を運んで虫干ししたのでしょうか。呪術の意味合いもあったのかもしれませんけど。21世紀初頭では乾燥機付きの洗濯機が国産品でも3万円台で販売されています。「曬す」という作業もだいぶ減ってきているのかもしれません。
[ろ]「風で檣がしなった」の「檣」はほばしらと読む
■「檣」は、やさしく書けば帆柱ですね。帆立貝の貝柱の省略形ではありません。帆船で帆を張る柱のことです。船頭さんは岸から離れると櫂(かい)から手を放して帆を張ります。風がよければ船はすいすいと進みます。「船頭楽(らく)してほ〜しんど」と上方落語の小倉船などでは描写されています。
□似たような漢字に、「薔」があります。植物の「ばら」を意味する漢字だそうです。薔薇(ばら、ショウビ)という熟語を作ります。
[は]「岩が摧かれて石となる」の「摧く」はくだ(く)と読む
■「摧く」は、「くじく」とも読むらしい。漢和辞書「字通」によれば、字音は「サイ」とのこと。「敵の力をくじき、おさえはばむ」という意味もあるようです。熟語をたくさんつくりますが、日常使われるような言葉はひとつも見あたりません。「摧滅(サイメツ)する」、「摧破(サイハ)する」など、戦記物に登場しそうな熟語が多いようです。それぞれ「敵を滅ぼす」、「くだき破る」といった意味らしい。
[に]「岩に攀る」の「攀る」はよじのぼ(る)と読む
■登山がお好きなかたは、この漢字は読めたかもしれません。「登攀(トウハン)」という熟語にも使われていますね。「よじのぼる/よじる」という読みがあるそうです。フリークライミングの勇者たちのために作られた漢字のような気もします。そういえば部品として「手」が含まれていますね。
□「攀」という漢字は、漢和辞書「字通」によれば、「ハン、ひく、よじる」という字音・字訓があります。手をかけて引くという動作を意味するらしい。たしかにロッククライミングなどではほとんどが引く動作なのでしょう。押す動作もあるのかな。
[ほ]「古本を帙におさめる」の「帙」はふまきと読む
■「ふまき」は、「文巻」とも書くそうです。大切な本を保護するためのケースと考えていいらしい。厚紙や木で作られていたり、布製の袋状のものも使われたことがあるとのこと。「文巻」という検索語で画像検索すると現代の「ふまき」が眺められます。現代では図書館や古書店で使われることが多いらしい。かつては本は貴重品であり、財産でもありましたから、汚したり傷つけたりしたくありません。一般の知識人なども「帙」を利用していたのでしょう。
□「帙」という漢字は、漢和辞書「字通」によれば、「チツ、ふまき、ふくろ」という字音・字訓があります。
◆参考*1:書籍「本試験型 漢字検定1級試験問題集09年版」成美堂出版編集部編、ISBN978-4-415-20421-5、成美堂出版
◇*2HP「常用漢字表:文部科学省」
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19811001001/k19811001001.html
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
脳科学者の方が、わからなくてもこれはなんだろう?と考えることが、脳を鍛えることになるんだと言ってましたね。
その意味では、漢字を簡略化した中国は後悔することになることは間違いないというか・・・
いまの中国の野卑で粗暴な漁民というか国民を見ると、すでに後悔しているかもしれませんね。
古代中国の歴史上の人物を見ると、西洋よりはるかに多くの聖人君子がいたんですけどね。
ねこのひげ
2011/12/20 06:28
コメントをありがとうございます。

 考えることが脳を鍛えることになる。素人としてもそう思います。

 ただし例外はあると思われます。素町人もいろいろ考えるときがありますが、脳みそはひたすら劣化するばかりです。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2011/12/20 09:45

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