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zoom RSS ミロのビーナスのお尻で興奮し、落第した美術学校の生徒はのちの大画家なの?

<<   作成日時 : 2011/11/12 11:14   >>

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★歴史★
問題:ミロのビーナスの彫像をご存じだと思います。紀元前130年ぐらい前に無名氏によって制作されたらしい。大理石でできており、高さは2m余りあるそうです。ギリシャ神話の愛と美と性の女神、アプロディーテー(アフロディテとも)がモデルともいわれているらしい。
■1820年(文政(ぶんせい)3年)にエーゲ海のミロス島という場所で発見されたそうです。当時のギリシャはオスマントルコの統治下にあったのでトルコ政府が所有することになったらしい。その価値を認めたフランスがトルコから買い取り、以後ルーブル美術館で保存展示しているそうです。
■それ以降、海外へ出たのはたった1回だけといわれます。1964年(昭和39年)に京都で展示されたとのこと。型がとられているので、模造品は世界各地にあるそうです。
■ある大画家の修業時代の話です。ベルギーのアントワープの美術学校に入学した青年は、ミロのビーナスの素描を命じられたそうです。青年は複製の彫像を見て、「すばらしい女だ、すばらしい尻だ!」と興奮し、「女は臀部を持っていなくてはならない!」といって尻のむやみに大きい女性に描いたらしい。
■ギリシャの女性の理想像は豊満ではないのかもしれません。ミロのビーナスも胸や尻が特別に大きいわけではありません。素描としては評価できなかったのでしょう。デッサンの先生は未来の大画伯に落第点をつけたようです。
■では、この女性の尻が大好きで興奮しやすい美学生はのちの誰だったのでしょうか?
[い]ポール・ゴーギャン
[ろ]ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
[は]アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
[に]アンリ・マチス
[ほ]パブロ・ピカソ
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ろ]ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
説明:ゴッホは1853年(嘉永(かえい)6年)に生まれ、1890年(明治23年)に死んだオランダ人の画家ですね。印象派の代表選手の1人です。
■「15本のひまわり」という作品は、日本の保険会社が高額で落札したことで知られます。昭和62年(1987年)に58億円ほどだったらしい。ゴッホ作の「ひまわり」は現存するだけで6点あり、どれも売買されれば高額になると聞きます。
■1990年(平成2年)には「医師ガシェの肖像」という作品が124億5000万円で日本人に買われたといって話題になりました。この人物は製紙会社の2代目だったらしい。最近の事件で知られる別の製紙会社の御令息は、おなじぐらいの金額をカジノで浪費したと聞きます。まぁ、絵画に投資するほうが、はるかに賢いでしょうね。
■ゴッホ画伯は、現代においてはいちばん認知度、人気の高い作家の1人です。でも生存中には、実際に売れた作品は1点だけだったという話も残されています。
■ゴッホは逸話の多い人です。耳たぶをみずからカミソリで切り落としたこともよく知られています。友人のゴーギャンはおそれをなして、ゴッホのもとから去ったといわれます。最期にピストル自殺したことも有名ですね。
■ゴッホの優しい逸話をひとつ。オランダのハーグで、ゴッホはクリスティーンという女性と同棲を始めたそうです。人々はゴッホを非難して友達も寄りつかなくなったらしい。クリスティーンは売春婦であり、しかもゴッホ以外の男性の子を宿していたそうです。ゴッホは周囲の人たちの仕打ちを嘆いてこういったらしい。「女性を棄てるのと、棄てられた女性を世話するのとでは、どちらが上品で良識的で男らしいことだろうか」。なるほど。この発言には納得させられる点もありますね。
■余談です。ゴッホの短銃自殺説には、疑問符もつくらしい。まず凶器はピストルではなく銃身の長い猟銃だったとする話もあるようです。弾は左の脇腹から入っているらしい。右利きのゴッホが猟銃で自殺するのは不可能かな。短銃の場合でも、かなり無理のある姿勢になります。そのためでしょうか。自殺しかけていたのは弟であり、止めようとしたゴッホと揉み合いになるうちに暴発したという事故説もあるようです。また、20世紀後半からタイムマシンでやってきた収集家が犯人であるとする事件説もあるかもしれません。作品を多く作られてしまっては、ひとつひとつの値段が下がってしまうというのが動機だというのですが。ちょっと考えすぎかな。
◆参考*1:書籍「西洋人物こばなし辞典」初版83〜84頁、三浦一郎編、ISBN4-490-10218-6、東京堂出版
◇*2HP「ミロのヴィーナス - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AD%E3%81%AE%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9
◇*3HP「フィンセント・ファン・ゴッホ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%9B

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コメント(5件)

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ミロのヴィーナスは上野の西洋美術館と美ヶ原高原美術館でレプリカを見ましたけど、どちらかというと中年女性の体形で好みではありませんでしたけどね。
以前、美術関係の奴に聞いたところでは、ギリシャ時代には、あの体形が良かったらしいですね。
ゴッホは、おばさんが好きなんですかね?最近の芸人には、年上好きを売りにしているのがいますけどね。
ねこのひげ
2011/11/13 05:54
ゴッホが売春婦と同棲した話で思い出したのですが、江戸時代にも夜鷹と結婚した侍の話というのがありました。
東西を問わず心優しい男はいるものです。
ねこのひげ
2011/11/13 12:04
コメントをありがとうございます。

 ゴッホが熟女好みかどうか。興味深い問題ですね。解明していけば、ゴッホの絵画の底に横たわる深い動機が垣間見えるかもしれません。そんなことはないか。

 夜鷹と浪人の組み合わせならありそうですね。でも、ちゃんと仕官している武士と夜鷹の組み合わせですと、周囲との軋轢は大きかったでしょう。家族や親族はなんとか丸め込めたとしても、出世の道は閉ざされてしまいそうです。
 おのれの栄達より夜鷹との愛を選んだ武士。これは封建時代の人物ではありませんね。個人主義に徹しており、すでに近代人の魂をもった人物なのかもしれません。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2011/11/13 17:17
夜鷹と結婚したのは、ちゃんとした武士でした。
ただし、夜鷹も武士の娘で、かなり身分の高い武士の娘であったようです。
江戸時代には、大名や豪商が花魁を身請けして奥さんにしたという話がいくつかありますから、いまよりおおらかだったのかもしれません。
ねこのひげ
2011/11/15 05:37
コメントをありがとうございます。

 夜鷹も武士の娘さんとのこと。落語の「柳田格之進」ではあらぬ疑いを晴らすため、のちに江戸留守居役となる武士の娘が吉原に身売りをしていました。ちょっと似ています。
 でも、夜鷹となると最下級の風俗営業です。単価も低く、回数で勝負です。悪い病気にかかる確率が高い。よく鼻も欠けずに花嫁になれました。悲しい運命に耐えた女性なのでしょうが、ホントの運はよかったのかもしれませんね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2011/11/15 16:26

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