●●●★日本語★●●●
問題:漢検準1級程度。ややむずかしいのですが、たまには目や耳にする四字熟語の問題です。
■本日はすべての2字目を隠しました。ヒントも添えておきました。隠した漢字をあててください。
[い]「画( )類狗」(下手だなぁ)
[ろ]「鎧( )一触」(さすがに強い)
[は]「神( )天助」(ラッキー)
[に]「…
●●●●●★歴史★●
問題:明治の日本で太陽暦(グレゴリオ暦)が採用される直前のお話です。太陽暦の導入で、明治5年12月2日の翌日は明治6年1月1日となったと聞きますね。
■新旧切替の4日前。旧暦では明治5年11月28日。新暦に翻訳すれば1872年12月28日。大丈夫ですか。頭が混乱してきそうですね。旧暦では、この年の11月は小の月…
●●●●★科学★●●
問題:バオバブの木をご存じかと思います。アフリカの紀行番組などを観ているとときどき見られる変な形をした巨木ですね。「悪魔が大木を引き抜いて、逆さまに突っ込んだ」ような形をしています。アフリカ探検家のスタンレーは、「巨人が大木を引き抜いて~」と似たような記述をしているらしい。「星の王子さま」では、王子のウサギ小屋の…
●●●★日本語★●●●
問題:フィクションの世界で江戸時代最大の出来事はなにか。これはもうなんといっても赤穂浪士の討ち入りなんだそうです。
■歌舞伎や講談その他の芸能では、「仮名手本忠臣蔵」とか「赤穂義士伝」など、大石内蔵助以下47士の復讐譚が取り上げられます。講談では、「時は元禄15年極月14日、白皚皚(はくがいがい)たる銀世界……
●●●●●★歴史★●
問題:落語には「後家殺し」という題名のお話があります。たしか「圓生百席」の中にも入っていたと思います。
■六代目三遊亭圓生の「後家殺し」は、義太夫を趣味とする主人公が、愛人である質屋の未亡人を嫉妬心から殺害してしまうというお話です。奉行所で死刑宣告を受けます。死ぬ前にひとつだけ望みをきいてやるといわれ、得意の義…
●●●●★科学★●●
問題:しずかに湯気が立っているお湯があります。たいへん綺麗なガラスのビーカーに入っています。
■ここに小さな氷のかけらを入れます。とたんにお湯は沸騰を始め、大きなあぶくがいくつもいくつも水面めがけて突進します。ビーカーの中はお祭り騒ぎです。
■そんなことってあると思いますか?
[い]ふつうの1気圧前後の大気…
●●●★日本語★●●●
問題:漢検3級程度。しっかりおさえておきたい熟語の読み問題です。
■次の2つの熟語はそれぞれおなじ読み、あるいは似た読みをする熟語です。おなじ読みをする熟語の組みを選んでください。(正解は複数かも)
[い]「礎石」と「咀嚼」
[ろ]「喚起」と「歓喜」
[は]「骨髄」と「頸椎」
[に]「交錯」と「講釈」…
●●●●●★歴史★●
問題:かつて、飲み屋でも料亭でも、席に着いた客は「とりあえずビール」という人が多かったようです。日本酒は燗をつけるのに時間がかかります。で、まずビールでのどをうるおし、エンジンがかかってきたら日本酒という段取りでした。ビールはすばやく提供されるので、宴のはじめに参加者全員で乾杯するのに都合がいいという便利さもあり…
●●●●★科学★●●
問題:平成元年(1989年)。沖縄近海のおよそ1300mの海底で潜水調査を行なっていたしんかい2000という探査船は、不思議な経験をしました。
■白っぽい泥が露出している変色地点を発見し、その泥を採取するためチューブ状の容器を泥に突きさしたそうです。泥の中からそれまで見たこともない白いもやもやとした物体がわきだ…
●●●★日本語★●●●
問題:「人の頼み事や相談事などを無愛想に拒絶するさま」を表す「けんもほろろ」という言葉があります。「就職の斡旋を依頼すべく知人に面会したがけんもほろろだった」などと使われます。「融資を懇願したがけんもほろろだった」などとも使われます。
■「取り付く島がない」。あるいは「鮸(にべ、魚偏に免)もない…
●●●●●★歴史★●
問題:愛知県の渥美半島から出土したある人骨についてのクイズです。
■この人骨は、渥美郡伊川津(いがわづ)貝塚から発掘されたものであり、整理上伊川津44号と名付けられたそうです。鉄人28号や農林150号などと似た名前ではありますが、正太郎君の相棒でもなければおいしいササニシキでもありません。
■伊川津44号とい…
●●●●★科学★●●
問題:昔々の教科書では、人間の祖先は猿であり、森から草原へと出て直立し、少しずつ脳の容積を増やし、その知恵で生存競争を勝ち抜いて現代に生き残ったと書かれていました。猿から現代人までは、徐々に腰がのび、頭が大きくなっていったと推定されていたようです(口絵参照)。その途中には、直立猿人とかジャワ原人、ネアンデルタール…
●●●★日本語★●●●
問題:我々が使う漢字の中に、日本で作られた漢字もかなり多く入っています。たとえば「畑」や「峠」、「働く」、「噺(はなし)」、「枠」、「躾け(しつけ)」、「込む」などはみんな国字だそうです。
■国字の特徴は、推理すればなんとなく意味や読みがわかるときがあることですね。人が動くから「働く」という漢字になります。身…
●●●●●★歴史★●
問題:1917年(大正6年)の今日、10月15日の早朝。第一次世界大戦のさなかに1人の女スパイが銃殺されました。マルガレーテ・ゲルトルード・ツェレという本名、別の名前をマタ・ハリと呼ばれた人物でした。
■マタ・ハリは杭に縛られることも目隠しをされることも拒んだといわれます。落ち着いた態度に感服した責任者はそれを…
●●●●★科学★●●
問題:毒のある蛇はいます。爬虫類ですね。毒のある蛙もいます。両生類ですね。毒のある魚もいます。魚類ですね。
■では毒のある哺乳類はいるでしょうか。います。いちばん原始的な哺乳類とも呼ばれるカモノハシです。オスの後脚には蹴爪(けづめ)があり、この蹴爪からは毒が分泌されているそうです。人間がカモノハシの毒で死んだと…
●●●★日本語★●●●
問題:正しいのか誤りなのか。慣用句の微妙な使い方の問題です。下の選択肢の文のうち、正しい使いかたをしている文章はどれでしょうか? (複数かもしれないし、ないかもしれません)
[い]森は辺(あた)りを払う静けさだった
[ろ]改革は依然として進んでいる
[は]仮装が板についている
[に]意を尽くして犠牲者を…
●●●●●★歴史★●
問題:歴史上の事件の中には、不思議な因縁が働き、意外な方面に波紋をひろげた事例があります。ある人物が暗殺された事件では、その副作用で特定の業界の零細企業が50社も倒れた事例があったといわれます。
■その暗殺事件とは次のどの事件でしょうか?
[い] 大正10年(1921年)の原敬(たかし)暗殺事件
[ろ] 昭…
●●●●★科学★●●
問題:昭和30年代は東京にもコウモリがたくさんいました。夕方になると、あっちにも一匹、こっちにも一匹と飛んでいましたね。いっせいに飛びはじめるのは食事時間だったからかな。昼間に飛んでいるのはあまり見かけませんでした。ふと気がつくと我が家の軒下にもコウモリがぶら下がっていたりしました。飛んでいる姿は鳥に似ています。…
●●●●●★歴史★●
問題:21世紀の法律や道徳から眺めると、戦国武将には奇人や変人、怪人が少なくないようです。
■そのうちの1人は、ある重要人物に面会する際に、服に男性の陽物の絵を描かせ、着ていったといわれます*1。どうも不思議な趣味ではありますが、なにしろ明日の命はわからない人々です。今日はやりたいことをやる。人の評判などどうで…
●●●●★科学★●●
問題:カッターナイフを使って工作をしていたら、誤って指先を切ってしまいました。出血多量で死ぬほどではありませんが、なかなか血が止まりません。ちょっと不安です。
■次のどの方法をとると、いちばん止まりやすいでしょうか?
[い]傷口を温める
[ろ]傷口を冷やす
[は]傷口を叩く
[に]傷口に砂糖をかける
…
●●●★日本語★●●●
問題:ねぎらいの言葉に、「ご苦労さま」とか「お疲れさま」があります。ふつうは、目上に対しては「お疲れさま」、目下に対しては「ご苦労さま」を使うと説明されます。
■ただし、ふだん耳にする限りでは、そんなに厳密に使い分けされていないという印象もあります。たとえば、会社において部下が上司に「ご苦労さまでした」と声を…
●●●●●★歴史★●
問題:貝原益軒先生といえば、われらシモジモの男性には「接して漏らさず」という言葉が有名です。まぐわいつつもいかない。そんな意味らしい。それじゃなんのためにまぐわうのか。よくわかりません。でも、そうすることで健康は保てると主張されているようです。「健康のためなら死んでもいい」という冗談がありますが、貝原益軒先生は、…
●●●●★科学★●●
問題:クルマの前照灯は1灯につき1万2000cd(カンデラ)以上などと規定されています。カンデラは明るさの単位らしい。当然ですが、大きいほうが明るいようです。
■LEDの電球を購入されたかたは、店頭広告や箱に800lm(ルーメン)などと記されているのを目にしたと思います。明るさの単位らしい。800lmと1000…
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問題:漢検2級程度、社会人なら読めたほうがいい熟語の問題です。次の熟語はなんと読みますか?
[い]「高尚な趣味をお持ちで」の高尚
[ろ]「紺青はプルシアンブルーとも呼ばれる」の紺青
[は]「従容として死地に赴く」の従容
[に]「寸暇を惜しんで学業に励む」の寸暇
[ほ]「風袋ばかり立派な商品」の風袋
…
●●●●●★歴史★●
問題:文覚は保延(ほうえん)5年(1139年)に生まれ、建仁(けんにん)3年(1203年)に死んだそうです。最初は北面の武士だったらしい。遠藤盛遠(もりとお)という俗名です。のちの西行、佐藤義清(のりきよ)は同僚だったともいわれます。10代の後半、別の同僚の妻である袈裟御前(けさごぜん)という美女に横恋慕して殺人…