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zoom RSS 漢検3級程度の読み問題。「交錯」と「講釈」はおなじ読みなの?

<<   作成日時 : 2011/10/24 06:49   >>

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★日本語★
問題:漢検3級程度。しっかりおさえておきたい熟語の読み問題です。
■次の2つの熟語はそれぞれおなじ読み、あるいは似た読みをする熟語です。おなじ読みをする熟語の組みを選んでください。(正解は複数かも)
[い]「礎石」と「咀嚼」
[ろ]「喚起」と「歓喜」
[は]「骨髄」と「頸椎」
[に]「交錯」と「講釈」
[ほ]お「転婆」と「天馬」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)



























★日本語★
正解:[ろ]と[ほ]がそれぞれおなじ読みである
説明:[い]「礎石」と「咀嚼」(×)
■「礎石」は「ソセキ」、「咀嚼」は「ソシャク」と読みます。
□「礎石」は、「建物の土台となる石。基礎となる石」ですね。「いしずえ」とも呼ばれます。「いしずえ」は比喩として使われることのほうが多いような気もします。「日本サッカー界のいしずえを築いた人物である」などと使われます。
□「咀嚼」は、「口の中で食べ物をよくかみ砕き、味わうこと」だそうです。「咀」も「嚼」も口偏の漢字です。いずれも字訓としては「かむ」だそうです。
[ろ]「喚起」と「歓喜」(○)
■どちらも「カンキ」ですね。「乾期、乾季、勘気、寒気、換気」など、「カンキ」と読む熟語は少なくないようです。
□「喚起」は、「呼び起こすこと」だそうです。「注意を喚起する」などと使われます。「歓喜」は、「おおいに喜ぶこと」ですね。ベートーヴェンの第9交響曲の最後の楽章では「歓喜の歌」が歌われます。なぜか年末になると我が国では「歓喜の歌」をよく耳にします。歓喜ではない年の瀬もあるはずですが。
[は]「骨髄」と「頸椎」(×)
■「骨髄」は「こつずい」。「頸椎」は「けいつい」と読みます。まるで違いますね。
□「髄」は、常用漢字表には「ズイ」という音読みだけが掲載されています。漢和辞典「字通」によれば「すね」という読みもあるらしい。
□そもそもは「ものの中心にあるところ」という意味があったようです。たとえば脳髄は「脳味噌」という意味らしい。骨髄は、「骨の内腔を満たしている柔らかい組織。赤血球・白血球・血小板をつくる造血器官」だそうです。やはり骨の中心にあるのでしょうね。
□余談です。骨髄銀行というのがあって白血病の患者さんのために多数の血液サンプルを貯えているらしい。需要があった場合、血液の型を調べ、適合する提供者から骨髄液を移植するそうです。移植できれば多くの場合、患者の命が助かるとのこと。この銀行に血を預けても金銭的には得にはなりません。でも「世の中の(誰かの)ためになることをしている」という感覚が得られます。心理的な利息ですね。
[に]「交錯」と「講釈」(×)
■「交錯」は「コウサク」、「講釈」は「コウシャク」と読みます。
□「交錯」は、「いくつかのものが入りまじること」だそうです。「期待と不安が交錯する」のは何かの発表前なのでしょうか。「夢と現実が交錯する」のは白昼夢を見ているのかもしれませんね。
□「講釈」は、「書物の内容や語句の意味などを説明すること」だそうです。講釈師は、そもそもは「客を集めて軍記物を読み聞かせる」のが仕事だったらしい。最近では軍記物ばかりではなくなっているようですけど。参考資料*2によれば、日本国内で講談師・講釈師を生業とする人が70人余りとのこと。う〜ん、絶滅危惧種みたいですね。
[ほ]お「転婆」と「天馬」(○)
■「(お)転婆」、「天馬」ともに「テンバ」と読みます。「天馬」は「テンマ」とも読みます。
□「お転婆」は、「若い女性が、恥じらいもなく、活発に行動すること」だそうです。チァリーダーと呼ばれる応援の女性たちが、股を広げて跳躍するのは「お転婆」ですね。体操や新体操、シンクロナイズドスイミング、フィギュアスケートなどにも似たような動作や姿勢があります。でも、スポーツであるという意識のせいでしょうか。こちらはあまりお転婆という感じはしません。
□「天馬」は、「天上界にすむという天帝の乗る馬」だそうです。天馬の絵を眺めると、多くの場合、羽が生えています。哺乳類と鳥類のDNAがごちゃまぜになったらしい。西洋ではペガサスと呼ばれるそうです。
□余談です。日本におけるチェーンストアは、1970年前後から勃興してきたらしい。当時からペガサスクラブというチェーンストアの商売を研究する会があったようです。現在大手に成長したスーパーやコンビニ、外食産業、ホームセンター、ドラッグストアなどの多くがペガサスクラブの会員企業だったと聞いたことがあります。
□昨日、111023に菊花賞をぶっちぎりで勝ち、史上7頭目の中央競馬クラシック三冠達成馬となったオルフェーブルという馬。あれもペガサスなのかな。
◆参考*1:書籍「本試験型 漢字検定 3級試験問題集 ’09年版」、ISBN978-4-415-20424-6、成美堂出版
◇*2HP「神田きらり - 講釈師の七つ道具(1/4)」
http://tokyo.talentnavi.biz/kirarik/100
◇*3HP「チェーンストア経営システム研究機関・専門コンサルティングのペガサスクラブ」
http://www.pegasusclub.jp/
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林
◇「日本国語大辞典」小学館

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
たまたま、昨日の競馬は観ていましたが、すごかったですね。
あまり賭け事に興味のないねこのひげでも、あの走る姿には惹かれます。
しかし、走ることだけに特化されたサラブレッドという馬はかわいそうな気がします。
ねこのひげ
2011/10/24 07:15
コメントをありがとうございます。

 サラブレッドは走ることだけに特化されていますが、サラリーマンは働くことだけに特化されています。う〜む、どちらがかわいそうなのでしょうね。
(^^;)
ねこのひげ様<素町人
2011/10/24 22:20

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