「男はつらいよ」第1作の公開初日。「寅さん」の名前は監督の名前なの?

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★歴史★
問題:ギネスブックの国際版には、世界最長の映画シリーズとして「男はつらいよ」が認定されているそうです。全48作もあるとのこと。30作を越えた時点で認定されたらしい。たいへんな記録のようです。
■記念すべき第1作は昭和44年(1969年)の今日、8月27日に公開されたそうです。70年安保闘争のまっただなかですね。東大安田講堂の攻防戦があり、600人が逮捕されたとか。この年の東大の入試は中止になっています。
■調べてみると公開初日は水曜日のようです。最近は週末に公開される例が多いと聞きますが、昔は平日から公開という例もあったのかな。
■最後の第48作目は平成7年(1995年)に公開されたそうです。1月に阪神淡路大震災、3月にオウム真理教の地下鉄サリン事件が発生した年です。主演の渥美清(きよし)が平成8年(1996年)の8月4日に死んでしまいます。で、ここで打ち切りとなったらしい。平成9年(1997年)に特別編が1本公開されているそうです。撮影済みの未公開部分と昔の分を足し合わせて1本作ったらしい。
■本日は、42年前の「男はつらいよ」シリーズが始まった日を記念し、日本映画を代表するこの喜劇シリーズについての雑学クイズです。次のうちで正しい記述はどれでしょうか? (正解は複数かも)
[い]渥美清が演じた車寅次郎(とらじろう)の「寅次郎」は演出した監督の名前からとられた
[ろ]第1作目は製作が終わったあと、しばらくお蔵入りしていた
[は]もともとはテレビドラマだった
[に]いちばん多くマドンナ役として出演したのは吉永小百合である
[ほ]渥美清の命日に柴又の神社の古墳で、寅さんにそっくりの埴輪が出土した
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]と[ろ]、[ほ]が正しい
説明:[い]渥美清が演じた車寅次郎(とらじろう)の「寅次郎」は演出した監督の名前からとられた(×)
■全48作のうち、46作は山田洋次(ようじ)監督が演出したようです。3作目は森崎東(あずま)、4作目は小林俊一(しゅんいち?)という監督が撮影したらしい。
□寅次郎の名前は、喜劇映画の監督として知られた斎藤寅次郎に由来しているようです。昭和2年(1927年)、満22歳のころに監督として初仕事をこなし、以後、数多くの喜劇を手がけた監督とのこと。エノケン、古川ロッパ、エンタツ・アチャコ、柳家金語楼(きんごろう)、川田晴久(はるひさ)などを使って人気を博したらしい。戦後は美空ひばりや伴淳三郎(ばん じゅんざぶろう)などが登場する作品も手がけています。映画ファンにはよく知られた監督だそうです。
□なお、斎藤寅次郎監督は、「男はつらいよ」が大人気となり、車寅次郎の名前が全国的に知れ渡ったころ、斎藤寅二郎と改名しているらしい*3。もともと本名が寅二郎。寅次郎は筆名だったようです。ちょっと照れくさくて元にもどしたのかな。
[ろ]第1作目は製作が終わったあと、しばらくお蔵入りしていた(○)
■Wikipediaによれば、昭和44年(1969年)の6月には完成していたらしい。一時お蔵入りしており、8月27日に日の目を見たようです。お蔵入りのままだったら、松竹はドル箱をつぶしていたのかもしれません。
□第1作は他の作品とはやや異質です。寅さんはかなり乱暴な男に描かれています。現実味はありますが、やや暗いかな。
□第4作目ぐらいまでは、そんなに人気はあがらなかったようです。これで終わりにしようと考えていた第5作目、「男はつらいよ 望郷篇(長山藍子(あいこ)/ 井川比佐志(ひさし)客演)」が大ヒットし、以後、人気をずっと維持したそうです。
□なお、制作側としては、第50作を区切りとして打ち切る予定だったらしい。その前に渥美清に死なれちゃったわけですね。
[は]もともとはテレビドラマだった(○)
■最初は1968年(昭和43年)から翌年にかけてフジテレビが放送したテレビ版の連続ドラマだったようです。最終回では寅次郎が沖縄にハブをとりにいき、噛まれて毒で死ぬというお話だったとのこと。視聴者から多数の抗議が寄せられ、映画化につながったようです。
□フジテレビでは、出演者を動物に置き換えた「フーセンのドラ太郎」というアニメが放送されたことがあるようです。TBSでもテレビアニメ版の「寅さん」を放送したらしい。
[に]いちばん多くマドンナ役として出演したのは吉永小百合である(×)
■全48作+1として考えると、いちばん多いのは浅丘ルリ子です。11・15・25・48・特別編の5本でマドンナ役を演じています。後藤久美子も5本に出演しています。42~45作の4本と特別編です。ただし、寅さんが思いをかけるマドンナではなく、さくらの息子のマドンナです。寅さんは恋のコーチ役を演じているとのこと。
□吉永小百合(さゆり)は、9作目と13作目の2本でマドンナ役を演じたようです。
[ほ]渥美清の命日に柴又の神社の古墳で、寅さんにそっくりの埴輪が出土した(○)
■平成13年(2001年)の8月4日。渥美清の5年目の命日に、柴又八幡神社の境内にある古墳で「帽子や顔の輪郭などが寅さんにそっくりの埴輪」が出土したそうです。寅さん記念館に複製が展示されているらしい。埴輪は6世紀のものだそうです。
◆参考*1:HP「男はつらいよ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88
◇*2HP「斎藤寅次郎 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E5%AF%85%E6%AC%A1%E9%83%8E
◇*3HP「渥美清 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A5%E7%BE%8E%E6%B8%85

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2011年08月28日 06:48
テレビのほうの寅さんは、子供のころ観た記憶がありますね。
じいさんばあさんが、が見ていたので、なんとなく観ていたような記憶しかありませんが・・・

記念館、いったことがあります。
あのあたりの雰囲気もいいですね。
ねこのひげ様<素町人
2011年08月28日 09:05
コメントをありがとうございます。

 寅さんの第1作目を文庫本で読んだときは、ちょっと驚きました。面白いのですが、寅さんはあまり「いい人」ではない。

 寅さんをはじめとして登場人物に悪い人がいなくなってから人気を得たようてす。われわれ寅さん映画の観客は、ひょっとしたら「幼稚」なのかもしれません。
(^^;)

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