カエサル(シーザー)の誕生日。実はハゲの借金だるまだったの?

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★歴史★
問題:本日7月13日は、ガイウス・ユリウス・カエサル、英語風にいえばジュリアス・シーザーの誕生日だそうです。まぁ昔の話ですのでちょっと怪しいところもあり、生年ははっきりしていないらしい。紀元前100年、あるいは102年に生まれたとWikipediaには書かれています。生まれた年ですら特定できない。でも、生まれた月日ははっきりしている。ちょっと不思議ではあります。
■それはともかく本日は「匙は投げられた」とか、「来た、脱いだ、やった」という有名な台詞で知られるローマの政治家・軍人についての雑学クイズです。やや違うかな。まぁ、細かい間違いは無視するとしましょう。
■三頭政治とかガリア戦争とかローマの内戦でルビコン川を越える話などは学校の授業で聞いた覚えがあります。でもあまり面白くはない。将軍や政治家としてのカエサルよりも人間としてのカエサルのほうが多くの人にとって興味深いでしょう。それをクイズにしてみました。カエサルについての正しい記述は次のどれでしょうか?
[い]ハゲて薬缶頭になっており、かつハゲをたいへん気にしていた
[ろ]背は低く肥満しており、肖像画や彫像とはかけはなれた体形だった
[は]借金だらけであり、出張する際には、「逃亡する気ではないか」と疑われて出発できないこともあった
[に]出来心で神殿の金塊を盗んだことがある
[ほ]妻も愛人も3人ずついた
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]と[は]が正しい
説明:[い]ハゲて薬缶頭になっており、かつハゲをたいへん気にしていた(○)
■Wikipediaのカエサルの項には、次のように記されています。「30代ごろから頭部前方の生え際から急速にはげ始め…」。「要出典」という印がついています(110713)。ただし、薬缶頭の話は別の場所にもあります。「30代から」とか、「頭部前方から」という点については灰色ですが、ハゲはハゲだったようです。毛髪不自由仲間として親近感を覚えます。
□ハゲについては、「政敵からも攻撃された」そうです。内戦を終結させたご褒美に、いつでもどこでも月桂冠を被っていいという特権を与えられたそうです。とても喜んだとか。
□かつてイタリアのベルルスコーニ首相は整形手術や植毛をしたらしい*2。聞いたときには「馬鹿みたい」と思いました。でも、そういう文化なんでしょう。政治家ともあろう者が他人の容姿を攻撃するとは、日本の政界以上に間抜けですね。
□余談です。西洋人はハゲを気にしないという伝説がかつてありました。でもどうやら違うようです。著名なサッカー選手や政治家の植毛が話題になるところを見ると、西洋人もハゲを気にするらしい。日本のハゲ対策産業には、世界進出のチャンスがあるようです。
[ろ]背は低く肥満しており、肖像画や彫像とはかけはなれた体形だった(×)
■正しくは、「背が高く引き締まった体をしていた」だそうです。彫像のとおりだったらしい。
□当時のローマでは、「細身、長身、女と見紛うほどの優男(やさおとこ)」が理想像だったとのこと。筋肉質のカエサルは、理想からは外れていたようです。そういえば当時のローマ女性は小さな乳房が理想だったと聞きます*3。男女ともに細いのが尊ばれていたようですね。
[は]借金だらけであり、出張する際には、「逃亡する気ではないか」と疑われて出発できないこともあった(○)
■Wikipediaによれば、天文学的な借金があったらしい*1。満39歳のころ、イベリア半島に前法務官という立場で赴任することになっていたそうです。ところがあまりの借金の多さに「高飛びするのでは」と疑われ、出発できなかったそうです。最大の債権者であるクラッススという大物政治家に泣きつき、債務保証をしてもらってようやく出発できたらしい。
[に]出来心で神殿の金塊を盗んだことがある(△)
■借金が多かったせいもあるのでしょうが、なかなか乱暴な振る舞いがあったらしい。「カピトリヌスの神殿に奉納していた金塊を盗んだ」とWikipediaにはあります。自分で奉納したものでしょうか。それでも所有権が移転したあとなら、犯罪にはなりますよね。おなじ重さの金メッキした銅を返したという話もあります。ガリアでは宝飾物目当てに神殿などを破壊してまわったらしい。イベリア半島の総督として赴任した際には、現地の部族に金の無心をしたともいわれます。
□内戦中には神殿の財貨を強奪したというお話もあるようです。ただし、「出来心」というよりは計画的な雰囲気もあります。ここでは△にしました。
[ほ]妻も愛人も3人ずついた(×)
■Wikipediaによると、妻は3人ですが、記録に残されている愛人は7~8人いたらしい。そのうちの1人がクレオパトラですね。愛人はほとんどが人妻です。
■一説には、元老院議員の3分の1が妻をカエサルに寝取られたと伝えられているとのこと。すごいな。梅毒やエイズのない時代でよかったですね。
■カエサルには「ハゲの女たらし」というあだ名がついたそうです。カエサルの軍団兵たちは、凱旋式の際に「夫たちよ、妻を隠せ。薬缶頭(ハゲ)の女たらしのお通りだ」と叫んだらしい。愛すべき助平というところでしょうか。
◆参考*1:HP「ガイウス・ユリウス・カエサル - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%82%B5%E3%83%AB#.E3.82.AC.E3.83.AA.E3.82.A2.E6.88.A6.E4.BA.89
◇*2新聞「イタリアのベルルスコーニ首相、植毛の夏 プチ整形に続き… 」040821読売新聞東京朝刊07頁
◇*3HP「ローマ時代の女性は巨乳が理想?」
http://blog.q-q.jp/200606/article_119.html

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2011年07月13日 09:12
フジテレビの朝8時からの方もお被りになっているそうですが、この酷暑に暑いだろうなと同情しちゃいますね。
どんな女性にでも声をかけるのは男の礼儀だというイタリア男の伝統というのは紀元前からだったんですね。(~_~;)
ねこのひげ様<素町人
2011年07月13日 11:11
コメントをありがとうございます。

 そういえば、NHKの鈴木健二氏、あの気配りおじさんは、毛髪に不自由されていましたが、かぶっていませんでしたね。

 2011年の夏は、節電対策もあり、かぶり物は禁止にする…なんて法律ができたら、民放では困る人が多いのかな。
(^^;)

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