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●●●●★科学★●● 問題:昆虫食という言葉を耳にされたことがあると思います。当たり前ですけど、昆虫を食べて栄養を摂ることですね。 ■アフリカや東南アジアなどの奇妙な風習という印象もあります。でもわが日本にも、蜂の子やイナゴの佃煮など、昆虫食の習慣はあります。見た目はともかく、なかなかいけるものと聞きます。 ■現在の最先端の科学者たちは、食料不足・飢饉の対策として昆虫食を研究していたりするそうです。また、将来、惑星旅行をすることになると、宇宙食として昆虫食が利用される可能性もあるとのこと*1。なにしろ昆虫の奴らは生命力・繁殖力がやたらと強いようです。 ■あるテレビ番組の紹介によれば、21世紀の北アメリカにおいても昆虫食の文化が根付いているようです*2。黄色い肌の原住民ではなく、欧州から侵入して来た白い肌の者やアフリカから連れてこられた黒い肌の者たちが好んで食べているらしい。スペイン語を話す茶色い肌の者たちも食べているようです。 ■では、アメリカ人たちが喜んで食べる昆虫食とは、次のどれでしょうか? [い]アリ [ろ]トンボ [は]バッタ [に]カブトムシ [ほ]セミ (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●●★科学★●● 正解:[ほ]セミ 説明:英語のセミという単語をご存じですか。「ant(アリ)」、「dragonfly(トンボ)」、「butterfly(チョウチョ)」、「grasshopper(バッタ)」、「beetle(甲虫類)」などの単語は中学ぐらいで習った気がします。でもセミは教わらなかったですよね。「cicada(セミ)」というらしい。「死刑だ」という発音に近いようです。 ■「cicada」という単語が英語の教科書などにあまり頻繁に登場しないのは、北アメリカの昆虫事情が反映しているのかもしれません。参考資料*2によれば、北アメリカにはセミの数があまり多くないらしい。シカゴを中心とした限られた地域に見られる程度とのこと。 ■これには反対意見もあります。Wikipediaの周期ゼミの項によれば、「アメリカ合衆国には周期ゼミしかいないわけではなく、周期ゼミ以外のセミも100種以上生息する」とのこと。いずれにせよ、日本ほど多くは見られないのでしょう。日本にはクマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミなど、たくさんのセミの種類・呼称があります。それだけ種類も数も多いのでしょうね。 ■周期ゼミと呼ばれるのは、何年かに1回、決まって降って湧いたようにあらわれる種類のセミだそうです。13年ゼミとか17年ゼミといった種類があるそうです。参考資料*2で紹介されていたのは、17年ゼミと呼ばれる種類でした。昭和48年(1973年)に大発生したらしい。その次は平成2年(1990年)です。そして平成19年(2007年)にも現れました。70億匹というもの凄い数のセミが地中から這い出し、脱皮し、恋を囁(ささや)いていました。囁くなんておだやかなものではないかな。喚(わめ)いていましたね。 ■17年に1回、シカゴの近郊ではお祭り騒ぎをするようです。5月末ごろの湿度の高い晩にそれは起こるらしい。17年もの長い時間を土の中で過ごしたセミの幼虫が、いっせいに地上に現れます。木を目指して走り、登り、適当な場所を見つけて脱皮し、羽化します。 ■マスコミもセミの話題で持ちきりです。平成19年(2007年)には5月22日の夜にそれは始まったらしい。翌朝の「シカゴ・トリビューン」という著名な新聞では、トップ記事にセミの写真が使われていました。付近の人々は、セミを歓迎して祭りを催すらしい。セミの羽を模して背中につけたり、小さなパレードをしたりしています。パンフレットが配られています。「セミは刺しません」なんて表現が見られます。やはりセミとは付き合いが薄いようですね。 ■セミが飛び始めると、庭や道路に落ちるものが出てきます。シカゴの住民たちはセミにチョコレートをかけて食べてしまうようです。食べ物屋さんとおぼしき店の正面には、「Chocolate Covered Cicadas 17yrs. Old!!!」という手書きのポスターが張り出されています。映像によると、セミの死骸を溶けたチョコレートにつけてくるみ、白い砂糖で小さく目を描いています。羽だけは元のまま見せています。 ■特別な縁起物なんだそうです。「おいしいよ、チキンみたいだ」とか、「クッキーと一緒に食べるといけるね。試してみなよ!」などと召し上がった少年たちは感想を述べていました。この次は平成36年(2024年)です。ゲテモノ喰いに自信のあるかたはシカゴを訪れ、西洋風昆虫食を試してみてください。 ◆参考*1:HP「昆虫食 - Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%86%E8%99%AB%E9%A3%9F ◇*2テレビ番組「ダーウィンが来た!生きもの新伝説『17年蝉』」平成19年(2007年)8月12日放送分、NHK ぬけられます→科学雑学クイズ一覧 |
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