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zoom RSS 「首」が末尾につく言葉。「匕首」は「あいくち」と読むの?

<<   作成日時 : 2011/03/03 07:22   >>

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★日本語★
問題:首は人の急所です。太い血管が通っています。脳と他の部分をつなぐすべての神経が通っています。肺へつながる気道、胃袋へつながる食道が通っています。首を絞められると、息もできませんし、脳みそへ新鮮な血も流れません。限度を超えれば死んでしまいます。
■大切な部分だけに、首を含む言葉は数多くあります。下手くそな織り込み川柳をひとつ。「菅首相 思案投げ首 じき馘首(カクシュ)?」。菅内閣を支持されているかたにはたいへん失礼しました。なお「馘首」は「解雇・免職されること」だそうです。
■本日は、「首」という漢字が末尾につく言葉の意味について考えます。次の記述のうち、正しいものはどれでしょうか? (正解は複数かも)
[い]「匕首」は「あいくち」と読み、刃物の一種である
[ろ]「一番首」はグループのリーダーを意味する
[は]「鶴首(カクシュ)」は徳利や花瓶の形を表現している
[に]「雁首(がんくび)」はキセルの頭の部分である
[ほ]「白首」は斬首刑で処刑したばかりの生々しい首を意味する
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「匕首」は「あいくち」と読み、刃物の一種である(○)
■「匕首」は、「鍔(つば)のない短刀」だそうです。九寸五分(くすんごぶ)とも呼ばれます。28.8cmぐらいかな。強盗がふところにしのばせていたりします。昔のヤクザは護身用に持ち歩いていたりします。なぜか、匕首を懐に「のむ」という表現をしますね。隠し持つという意味らしい。
□武士が切腹するときも九寸五分が使われるようです。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」では、「力弥、白木の三方(さんぼう)へ九寸五分を載せ、持ち出て、判官の前に置く」というト書きがあります。塩冶判官(えんやはんがん)が切腹する四段目、扇ヶ谷(おうぎがやつ)塩冶館切腹の場です。三宝は正月にお供えの餅を載せたりする道具らしい。
[ろ]「一番首」はグループのリーダーを意味する(×)
■正しくは、「その戦場で、最初に打ち取った敵の首」を意味するそうです。戦国時代に使われた言葉のようです。
□一番首は違いましたが、「首」はグループのリーダーをあらわす言葉を多くつくるようです。「首相」もそうですし、「元首(ゲンシュ)」もそうですね。「魁首(カイシュ)」も「集団の中で主だった者」だそうです。とくに悪者のかしらをいうらしい。「賊首(ゾクシュ)」も賊のかしらを示すそうです。「上首(ジョウシュ)」は僧侶の「集団の長」とのこと。
□「党首」、「頭首」は「トウシュ」と発音し、やはり集団の長らしい。「投手」も重要人物ですが、かならずしもグループのリーダーではなく、手下の場合が多いようです。
[は]「鶴首(カクシュ)」は徳利や花瓶の形を表現している(×)
■正しくは、「物事や時日のやってくるのを今か今かとまちわびること」だそうです。「鶴首して発表を待つ」なんて使うらしい。
□「つるくび」と読んだ場合には、「徳利・花瓶などで、口のあたりが鶴の首のように細長いもの」という意味です。テレビ番組「なんでも鑑定団」で聞いたことがあるような気がします。運搬時には気をつかう代物ですね。
[に]「雁首(がんくび)」はキセルの頭の部分である(○)
■「雁首」は「がんくび」、あるいは「かりくび」と読みます。
□落語の枕にこんな話があります。秋の晩、世間知らずのお姫さまが空を見上げて、「あれ、がんが飛ぶぞ」。おつきの女性がたしなめていわく、「恐れながら申し上げます。和歌敷島(わかしきしま)の道にも『かり』と申しますれば、あれは『かり』とおおせがよいように考えます」。「そうか」。白けた空気が流れたところでおつきの女性が一服つけます。コンと灰吹き(キセル用の灰皿)ではたくと、緩んでいたキセルの雁首(がんくび)が外れます。それを見たお姫さま、「見や、かりくびが落ちたぞ」*1。これは「がんくび」でないとちょいとまずい。
□「かりくび」と読んだ場合には、「雁の首。それに似た形のもの。特に、陰茎の先端部。亀頭(きとう)」だそうです。
□なお、「がんくび」と読んだ場合に、人材・人手(ひとで)を指す場合もあります。「雁首を揃える」とか「雁首を並べる」といった表現がよく使われます。
[ほ]「白首」は斬首刑で処刑したばかりの生々しい首を意味する(×)
■正しくは、「下等な売春婦」を指すそうです。読みは「しらくび、しろくび」のどちらでもいいらしい。おしろいを首筋に濃く塗りつけているところから、そんな呼び名になったようです。
□よくある姿勢では、男性は女性の首のあたりを間近で拝見することになったりします。そんなとき、日焼けした首筋の肌が見えると興ざめであり艶(つや)消しです。で、安くはない白粉を首筋にも塗ったのでしょうか。接客態度が真剣です。サービス業者の鑑(かがみ)ですね。
◆参考*1:CD「NHK落語名人選6『居酒屋/紀州/目黒のさんま』」三代目三遊亭金馬、POCN-1006、ポリドール
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林

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