加減乗除の記号、「-、+、×、÷」はどのようにしてできたの?

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★科学★
問題:算数で使われる加減乗除の記号は、現在では世界中でほぼ統一して使われているようです。ただし、西欧の一部の国の初等教育では「÷」という記号はあまり使わないという噂話も聞きます。みんな分数にしちゃうというのですが。素人考えでは、そっちのほうがかえって難しそうですけどね。
■「-」や「+」という記号の成立には、なるほどと思われるお話があるそうです。そのお話には昔よく使われたある道具が関係しているとのこと。では、「-」の記号が成立するお話に登場する道具とは、次のどれでしょうか?
[い]樽(たる)
[ろ]竃(かまど)
[は]臼(うす)
[に]金床(かなとこ)
[ほ]糸繰車(いとくりぐるま)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[い]樽(たる)
説明:船乗りたちが、水を入れた樽に目印をつけたのが「-」記号の始まりらしい。きっと船の上の真水は貴重品だったのでしょう。ここまで無くなったという目印をつけ、あるいは今日はここまで汲みだしていいという目印をつけ、厳重に管理したのかな。おそらく、最初は口の近辺に、少しずつ下に下がって縦一列に「-」がつけられていったのでしょう。
■いまでもウイスキーやブランデーの瓶に「今日はここまで飲んだ」と目印をつける人がいますね。飲み屋のケチな客はキープしているボトルに目印をつけたりします。ケチな飲み屋も負けてはいません。少し失敬してから水を注ぎ、目印まで液面を回復したりします。
■減っていく水面をあらわすのに横線を使ったので、引き算の減る記号にも「-」記号が使われるようになったらしい。
■「-」の記号をつけて使っていた樽に水を一杯入れたときに、横線の記号に縦線を加えて、消したそうです。次の「-」記号は、別の箇所から縦一列になるように印したのでしょうね。水を増やすときに「+」になったので、「+」記号が足し算の増える記号に使われるようになったらしい。
■「×」の記号は、1631年(寛永(かんえい)8年)にイギリスのウイリアム・オートレッドという数学者が、「数字のかぎ」という本の中で使ったのが始まりらしい。加減乗除の中では、唯一、産みの親がはっきりしている記号です。作者としては「十字架を斜めにした」という意識だったようです。オートレッドという人は、三角関数を「sin」や「cos」と表記することを考えた人らしい。個人的にはちょっと恨みがあります。
■「×」が登場して15年後に生まれたライプニッツという17世紀の数学者は、未知数X(エックス)とまぎらわしいとして、すでに普及していたにもかかわらず、「×」は使わなかったらしい。かわりに「∧」という記号を使ったそうです。ギリシャ文字のラムダの大文字に似ていますね。「3∧3」は3の3乗ではなくて3×3を意味し、9となるらしい。なお、ライプニッツは微分積分法をニュートンとほぼ同時に、独立して発見した人だそうです。こいつらにも恨みがあるな。
■「÷」は1659年(万治(まんじ)2年)に代数学の本の中で発表されたらしい。ヨハン・ハインリッヒ・ラーンという人物が考案したという説、また編集者だったジョン・ペルという人物が考案した説などがあるようです*4。
■「÷」記号は、割り算を分数として表わした形を示しているという説があるらしい。上下の「・」は、分子と分母を表わしているという主張です。もうひとつの説では、割り算を分数で表わしたときの横線で、上下の「・」は「-」記号と区別するためのものだそうです。
■おおそれながら、素町人は独自に3つ目の説を唱えることにします。象形文字説です。刃物で何かを割っているのを上から見たところです。感じが出ていますよね。
◆参考*1:書籍「頭にやさしい雑学読本3」文庫初版316~317頁、竹内均(たけうちひとし)編、ISBN4-8379-0943-4、三笠書房
◇*2HP「ウィリアム・オートレッド - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
◇*3HP「ゴットフリート・ライプニッツ - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%84
◇*4HP「除算記号 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%C3%B7

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