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●●●●●★歴史★● 問題:今日11月20日はゑびす講だそうです。旧暦が使われていたころは10月20日でした。明治の初めに太陽暦に変わってからは今日が主流だそうです。でも太陽暦の10月20日に行なう地方、社寺もあるらしい。また、1月20日に行なう例もあるそうです。日本の神様はそのあたりは融通無碍(むげ、とらわれないこと)です。こだわりはないらしい。 ■10月に行なわれる祭りと聞くと、おやっと思う人がいるかもしれません。陰暦の10月は神無月(かんなづき)と呼ばれます。全国の神様が出雲に集まり、支店長会議を開く月ですね。出雲では神在月(かみありづき)。他の地方では神無月だそうです。でも、ゑびす様は留守神(るすがみ)と呼ばれ、出雲まで出張しない神様である由*6。 ■ところで、七福神の重要な構成員でもあるゑびす様は、なんの神様なんでしょうか? [い]商業 [ろ]漁業 [は]農業 [に]武道 [ほ]医道 (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●●●★歴史★● 正解:[い]商業と[ろ]漁業、[は]農業の神様 説明:エビスビールの瓶や缶を思い出してください。少し太り目のオジサンが釣り竿と鯛をもって座っています。東京の山手線渋谷駅の隣には恵比寿駅があります。エビスビールの工場があったことから名付けられたそうです。駅前にゑびす様の像が置かれています。この図柄からわかるのは漁業の神様であることですね*2*3。 ■ゑびす様は、商業の神様としても知られます。もともとは漁業の神だったのが、「中世に商業が発展するにつれ繁盛の神としての性格も現れる」とのこと*4。大黒様も商業の神ですが、とくに縄張り争いは起きていないようです。 ■さらに東日本においては「商業漁業の神としてのみならず、農業神として崇める傾向が西日本よりも顕著」だそうです*1。ようするに堅気の商売ならほとんどの仕事・商売の神様らしい。産業系の神様なんですね。 ■ただし、武道とか医道などの神様だったことはないようです。それではあまりに手を広げすぎると自粛しているのかもしれません。例外として、医は算術であると割り切っている病院の院長室には、ゑびす様が祀(まつ)られている可能性があります。 美容整形方面にはありそうですね。 ■なお、大工や左官などの職人は、ゑびす様の神通力の適用範囲外のようです。こちらの方々は聖徳太子を神様とあがめ奉っているらしい。旧暦の2月22日に太子講、太子会と呼ばれる法要が行なわれるとのこと。聖徳太子の忌日だそうです。桶屋、畳屋、下駄屋、指物師(さしものし、家具や箱などをつくる人)、曲物師(まげものし、円筒形の容器をつくる人)、木型屋(きがたや、鋳物・陶器制作などで使う木製の原形をつくる人?)、鳶(とび)、瓦屋、屋根葺き、建具屋、井戸屋、杣(そま)、樵(きこり)、鍛冶屋、石工などの職人たちも、聖徳太子を拝んでいたようです*7。 ■「商いや かどに酒出す えびす講」というのは俳句なんでしょうか。10代目桂文治という落語家が「蛙茶番(かわずちゃばん)」という落語の枕で紹介しています*8。東京の下町、日本橋掘留(ほりどめ)にある椙森(すぎのもり)神社では、19日にはべったら市が開かれ、翌日がゑびす講だったそうです。最近でもやっているのかな。 ■娯楽がいまよりも限られていた当時は、大きな商店の広間に小さな舞台をつくり、旦那衆や奉公人たちによる素人芝居が開かれたりしたらしい。商人たちのお祭りだった様子がうかがえますね。 ◆参考*1:HP「えびす講 - Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%B3%E3%81%99%E8%AC%9B ◇*2HP「ゑびす(えびす)様の総本社、美保神社の氏子たちはなにを食物禁忌としているの?」 http://blog.q-q.jp/200906/article_17.html ◇*3HP「恵比須駅の近くに工場があったから恵比須ビールと名づけられたの? http://blog.q-q.jp/200902/article_40.html ◇*4HP「えびす - Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%88%E3%81%B3%E3%81%99 ◇*5HP「日本の物語にはよく登場する七福神。大黒様と弁天様の他に誰がいるの?」 http://blog.q-q.jp/200804/article_12.html ◇*6HP「神無月 - Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%84%A1%E6%9C%88 ◇*7HP「のぶヒろぐ 〜漆喰について日々考える〜: 「職人の神様」と「漆喰の日」」 http://www.blog.rice-ohmori.com/2010/04/blog-post_06.html ◇*8CD「朝日名人会ライヴシリーズ20 桂文治3『蛙茶番/御血脈』」十代目桂文治、SICL-60、ソニーレコード ぬけられます→歴史雑学クイズ一覧 |
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