町人思案橋・クイズ集

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zoom RSS 整いました。謎かけです。「君が好き」とかけて「お茶漬けでも召し上がれ」ととく。その心は?

<<   作成日時 : 2010/10/07 07:18   >>

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★日本語★
問題:謎かけは楽しいですね。頭の体操になります。言葉の勉強になる場合もあります。退屈なときには、ひまつぶしになります。
■タイトルのクイズの答。「心」は「イイナヅケがある(許嫁/良い菜漬け)」だそうです。参考資料*1に掲載されていました。「アリエナ〜イ!」とか「ムリムリ」、「生理的にダメ」なんてのと異なり、古風ではありますが粋な返答ですね。
■では本日は謎かけです。すべて「心」を考えてください。5問とも日本の歴史・文化が下敷きになっています。国語と日本史の両方が学べる一挙両得クイズです。
[い]「スズメ」とかけて「天神様」ととく、その心は?
[ろ]「按摩(あんま)」とかけて「仁王」ととく、その心は?
[は]「安宅(あたか)の関」とかけて「よく切れる刀」ととく、その心は?
[に]「明烏(あけがらす)」とかけて「高尾の身請け」ととく、その心は?
[ほ]「杓子(しゃくし)」)とかけて「佐倉宗五(そうご)」ととく、その心は?
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「スズメ」とかけて「天神様」ととく、その心は「スガワラ(巣が藁(わら)/菅原)」である
■昔のスズメは、どこにでも藁がありましたので、巣作りも楽だったと想像されます。最近の都会のスズメは、藁が見つからないかもしれません。どんな素材で巣をつくっているのでしょうね。発泡スチロールとか段ボール、ブルーシートの切れっぱしなんか使うのかな。それじゃホームレスみたいだな。
□天神様は、ご存じとおり、菅原道真(すがわらのみちざね)です。学問の神様として知られています。太宰府支店に左遷されてホームシックにかかり、故郷の梅の木を思い出し、「東風(こち)ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ」という係り結びを含んだ和歌を詠みました。ホントは「春を忘るな」という係り結びなしの終わりかただったという話もありますけど*2。
[ろ]「按摩(あんま)」とかけて「仁王」ととく、その心は「いつもモン(揉ん/門)で暮らす」である
■按摩は、近ごろ風の呼びかたではマッサージ師ですね。日本古来のものだけでなく、タイ式、台湾式、韓国式、スウェーデン式、公文式など、さまざまなお国柄のマッサージがあると聞きます。最後のは違うかな。
□仁王はたいてい門の両脇に仁王立ちしています。門番なんでしょうかね。落語の枕でよく使われる小咄にも門番の仁王が登場します。
□夜中に賽銭を盗んだ男、裏から逃げればいいのに表から出ようとします。「けしからん奴。俺がここにいて寺を守っているのがわからんのか」と仁王は怒ります。泥棒をつまみあげ、地面に叩きつけ、背中を大きな足で踏みつけます。腹を押された泥棒は思わず一発ぶっぱなします。「クセモノ」と仁王が鼻をつまむと、泥棒が振り返って、「ニオウ(仁王/臭う)か」。尾籠(びろう)なお話で失礼しました。
[は]「安宅(あたか)の関」とかけて「よく切れる刀」ととく、その心は「トガシ(富樫/研がし)がよかった」である
■この謎かけは、歌舞伎の「勧進帳(かんじんちょう)」が下敷きになっています。
□頼朝に狙われて奥州藤原氏のもとに逃げようとする義経の一行は山伏に化けています。安宅の関(現石川県小松市)の責任者富樫のもとには山伏姿の者に注意せよという情報が入っていました。怪しむ富樫に対し、弁慶は、単なる巻物を勧進帳(浄財の寄付を求める書類)に見せかけ、内容を読み上げて見せます。勧進帳ではないわけですから「暗唱した」というほうが正確なのかな。さらに義経が怪しまれると憎い奴と棒で打ちすえ、疑いを晴らします。中世では家来が主君を叩くことなどありえなかったのでしょうね。
□富樫は、「弁慶の嘘を見破りながら、その心情を思い、騙された振りをする」というなかなかいい奴に描かれています*3。で、「富樫がよかった」という心になるようです。
[に]「明烏(あけがらす)」とかけて「高尾の身請け」ととくは「ムツのカネ(陸奥の金/六つの鐘)につれる」である
■「明烏」は、夜明けに鳴く烏のことです。烏は早起きで、朝一番に騒々しいらしい。「三千世界(さんぜんせかい)の 烏を殺し 主(ぬし)と朝寝が してみたい」という遊女の心情をうたった都々逸があります。
□高尾は有名な花魁(おいらん)です。吉原の三浦屋という女郎屋で最高級、松の位の太夫だったらしい。高尾という名前は受け継がれており、何代かあるそうです。仙台の殿様伊達公に身請けされたというのは、2代目高尾ではないかといわれているらしい。
□現在の宮城県も広く考えると陸奥(むつ、みちのく)だそうです。雄藩である伊達の殿様が身請けしたわけですから「陸奥の金」ですね。「六つの鐘」は、明け六つなのでしょう。季節によって若干異なることになりますが、日の出の時刻に六つの鐘が打たれたようです。
[ほ]「杓子(しゃくし)」)とかけて「佐倉宗五」ととく、その心は「我が身を沈めて下のミをスクウ(実を掬う/身を救う)」である
■杓子は「おたま」とも呼ばれます。味噌汁をよそうときに使う大型の匙ですね。
□佐倉宗五(そうご、惣五郎とも)は千葉の名主です。義民として知られます。承応(しょうおう)2年(1653年)、領主掘田氏の苛政に耐えかね、領民を救うべく4代将軍家綱に直訴します。領民は救われますが、佐倉宗五一家は磔の刑に処されたとのこと。子供も殺されたそうです。伝説は語り継がれてきましたが、幕府側の記録にはいっさい残されていないらしい。幕府にとっては格好の悪い出来事です。記録から抹殺してしまったのかな。
◆参考*1:書籍「ことば遊び辞典」鈴木棠三(とうぞう)編、東京堂出版
◇*2HP「東風吹かば・・・出典」
http://www.geocities.jp/kakitutei_pickup/koti/koti-4.html
◇*3HP「勧進帳 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%A7%E9%80%B2%E5%B8%B3
◇*4HP「働く女性の子育て。子持ちの遊女がナンバーワンだった例がある? 」
http://blog.q-q.jp/200612/article_12.html

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