海の水の塩辛さには、地域による違いがあるの?

画像
★科学★
問題:太平洋の海水面には、高いところと低いところがあるという話を聞いたことがあります。波の山と谷という意味ではありません。平均した海面が高いところと低いところがあるらしい。
■現在では、人工衛星からの観測で、数cmの誤差で海面の高さを確認できるようです。海の高いところと低いところの差は約1mとのこと。おもに風が原因らしい。
■風によって吹き寄せられている高い海面はフィリピンのルソン島の北あたりから台湾の東側、さらに四国・紀伊半島の南側あたりに連続して帯状に広がっているらしい。海面の低いところはカムチャッカ半島の沖やアラスカの西側あたりの海に広がっているそうです。完全に水平に見える海面、大海原にわずか1mとはいえ偏りがあるのは不思議ですね。
■偏りといえば、海水中に含まれている塩分にもわずかながら偏りがあるそうです。海岸で眺めると、海は飽きもせずに波を立てています。人工衛星から眺めれば、黒潮や親潮などで海はかき混ぜられています。海水に含まれる成分もかき混ぜられ、均一なのかと思ってしまいます。でも地域によって塩分には差があるらしい。
■では選択肢にある海の中で塩分の濃い海はどこでしょうか? 
[い]北極海
[ろ]南氷洋
[は]地中海
[に]赤道直下の太平洋
[ほ]赤道直下のインド洋
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]地中海
説明:参考資料*1によれば、太陽の熱で水分が蒸発すれば海水の塩分は濃くなります。雨の水が川を通して流れ込めば薄まります。もちろん直接雨が降った場合も薄まります。
■温度が高めで降水量が少なく、河川からもあまり水が流れ込まないところが塩分の濃い海ということになるらしい。この条件にあてはまる海が北緯20~30度あたり。南緯15~20度あたりだそうです。なぜか赤道直下はあまり条件にあてはまらないようですね。雨が多いのかな。
■北極海と南氷洋は、氷河から押し出された淡水の氷山が溶け込むらしい。もちろん温度も低くて水分が蒸発する量もすくないので、塩分は薄めらしい。
■地中海は、緯度でいうと北緯30~45度あたりだそうです。ただし、気温は高めで水分は蒸発しやすいとのこと。周囲を陸で囲まれ、水温が下がりにくいそうです。そのため、海水の温度が高くなっているそうです。
■おなじ海の海面と海底では、海面のほうが塩分濃度が高いらしい。海底に行くに従って薄くなるそうです。濃度が高いと水の比重は高く、つまり重くなります。素人としては、重い水が海底に沈んでいき、底のほうが濃いのかしらんと思います。どうも違うらしい。海面のほうがだいたい水温が高く、膨張しているので、軽くなるそうです。塩分濃度の違いよりも大きな差を生むらしい。
■ちなみに塩化ナトリウムだけでなく、硫黄その他を含む海の成分は低い海域で3.3%ぐらい。高い海域でも4.0%ぐらいだそうです。残りが純粋な水なのかな。海水1kgあたりでみると33gか40gかという差だそうです。
◆参考*1:書籍「頭にやさしい雑学読本5」文庫初版263~265頁、竹内均編、lSBN4-8379-0981-7、三笠書房

ぬけられます→科学雑学クイズ一覧

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック