国際生物多様性年にちなみ珍動物話。口紅にヒゲというオカマみたいな魚がいるの?

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★科学★
問題:今年、2010年(平成22年)は国際生物多様性年だそうです。一般ピープルとして何をすればいいのか。どんなことに思いを馳せればいいのかはよくわかりません。家の中でゴキブリや蚊に遭遇しても逃がしてあげればいいのかな。公園にペットの外来動物を捨てる連中を軽蔑すればいいのかな。
■生物の多様性とは、たくさんの種がいることだそうです。種の違いはたとえば子孫を残せるかどうかで見分けたりするらしい。ことなる種どうしでは、自然の悪戯によらないかぎり、繁殖はできないようです。世界中の男と女は民族の違いはあるもののどんな組み合わせでも子どもができます。おなじ種だからだそうです。つまり人間はたったの一種しかいないとのこと。多様性ゼロかな。
■生物界全体ではかなり多様だそうです。参考資料*1によれば、平成22年(2010年)現在までに見つかっている種は全部で140万種ぐらいいるらしい。でも、まだ見つかっていない種を含めると、全部では1000万種ぐらいは存在するという推測があるようです。これから800万種を越えるほどの生物が見つかるかもしれない。凄い話です。
■日本には、八百万(やおよろず)の神という表現があります。「きわめて多くの神々」という意味だそうです。生物学者たちの推測があたっているとすれば、自然界に実在する生物は、想像世界におわします神様の種類を越えるほどに多様らしい。自然こそが神なのかな。
■本日は、最近見つかった新種の動物についてのクイズです。現在でもいろいろな動物が見つかっているそうです。では、次のうちで、ホントにいる新種の動物はどれでしょうか? 
[い]ピンク色をしたイグアナ
[ろ]鉛筆の先に乗る小さなヤモリ
[は]内臓が透けて見える透明なカエル
[に]胸ビレで海底に立つ魚
[ほ]体長が50cmもあり小型のネズミを捕食するトンボ
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[い]と[ろ]、[は]、[に]が実在する
説明:[い]ピンク色のイグアナ(○)
ピンク色のイグアナは平成21年(2009年)にガラパゴス諸島で発見されたとのこと。「Conolophus marthae」と呼ばれる種類だそうです。鮮やかなピンクではありません。肌がわずかに桃色を帯びています。ところどころ、とくに下半身(後半身?)は、ピンク色ではなかったりします。頭からピンクに塗り始めたものの、塗料が足りなかったような姿です。身体の大きさ、目つきや手の格好、肌の凸凹は、普通のイグアナに似ています。「Conolophus marthae」でグーグルの画像検索をすると見られます*3。
[ろ]鉛筆の先に乗る小さなヤモリ(○)
とても小型のヤモリは、平成22年(2010年)1月にエクアドルの熱帯雨林で発見されたそうです。「Lepidoblepharis buschwaldii」という種類らしい。写真では直立した消しゴム付き鉛筆に乗りながらポーズをとっていました。消しゴム部分に前足を置いています。尻尾の先は消しゴムを鉛筆に固定する金具部分までしかありません。灰色と濃いめの茶色のまだら模様でしょうか。上瞼(うわまぶた)の発達したひょうきんな顔をしているように見えます。こちらは「Lepidoblepharis buschwaldii」でグーグルの画像検索にひっかかります*4。
[は]内臓が透けて見える透明なカエル(○)
■[ろ]の超小型ヤモリと一緒に、エクアドルの熱帯雨林で発見された透明カエルだそうです。写真で見ると全身が緑色、あるいは濃い茶色の半透明です。内臓部分は部品ごとに赤かったり白かったりして透けて見えています。どうなっているのかな。
□落語には、色があまりに白い女性がいて、肋(あばら)あたりに黒いものが見えると思ったら、それは今朝飲んだ味噌汁の若布(わかめ)がひっかかって揺れているのだった…なんてくすぐりがあります。このカエルの場合には、実際にそんなことも起こりそうです。
□なお、参考資料*2によれば、日本の広島大学の研究者たちは、内臓が見える透明カエルを遺伝子操作で作り出したらしい。「解剖することなく、内臓の成長やガン細胞の進行具合、毒性物質が骨や肝臓などの臓器に与える影響などを観察できる」そうです。写真を比べる限りでは、エクアドルの森に棲む自然の産物のほうが透明度はだいぶ高いかな。こちらは、ヤモリの場合と同様に「Lepidoblepharis buschwaldii」で画像検索すると、なぜか後のほうについてきます*4。
[に]胸ビレで海底に立つ魚(○)
胸ビレで海底に立つ魚は、平成18年(2006年)にコスタリカの沖合の島周辺で発見された、レッドリップトバットフィッシュ(Ogcocephalus darwini)と呼ばれる新種だそうです。写真で見ると、魚なのか他の動物なのかわからないようにも見えます。ひょっとしたら「バット」(こうもり)に見立てられているのかな。海底に立てた胸ビレで立つそうです。さらに胸ビレで歩くこともできるらしい。
□顔つきがかわっています。唇の形がちょっと人間に似ています。色は真っ赤です。「レッドリップト」の意味はこれかな。口のまわりに白いヒゲのようなものが生えている個体もあります。目張りが入っている奴もいます。オカマのしくじりみたいですね。暗い路地裏で出会ったらギョッとするでしょう。こちらは「Ogcocephalus darwini」で画像検索をすると見られます*5。
[ほ]体長が50cmもあり小型のネズミを捕食するトンボ(×)
■これは作り話です。現代にそんなトンボがいたとしたら、ネズミを餌食にする前に、「世界ビックリ映像」なんていう番組の餌食になりそうです。
□大昔、石炭紀と呼ばれる地質時代には、地表の酸素濃度が高く、大型の昆虫が生まれたという話は聞きます。約3億6700万年前から約2億8900万年前までの約7800万年間ぐらいの時代だそうです。誕生した大型昆虫のひとつ、メガネウラ(メガニューラとも)という種類は、トンボに似た姿をしていたらしい。ただし、ネズミを捕食したことはないようです。石炭紀には哺乳類はまだ登場していないようです。
◆参考*1:雑誌「生物多様性」Newton (ニュートン) 2000年 6月号20~21頁、担当編集者市田朝子、ニュートンプレス
◇*2HP「広島大、内臓が見える「透明カエル」を作り出すことに成功 写真4枚 国際ニュース : AFPBB News」
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2289695/2185852
◇*3HP「Conolophus marthae - Google 検索」(ピンクのイグアナ)
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=Conolophus%20marthae&rlz=1W1IRFA_en&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi&biw=1310&bih=628
◇*4HP「Lepidoblepharis buschwaldii - Google 検索」(極小ヤモリと透明カエル)
http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1W1IRFA_en&biw=1310&bih=628&tbs=isch%3A1&sa=1&q=Lepidoblepharis+buschwaldii&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
◇*5HP「Ogcocephalus darwini - Google 検索」(オカマ魚)
http://www.google.co.jp/images?um=1&hl=ja&rlz=1W1IRFA_en&biw=1310&bih=628&tbs=isch%3A1&sa=1&q=Ogcocephalus+darwini&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=

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