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zoom RSS 世界最古のハチミツは日本最古の梅干しよりも古いの?

<<   作成日時 : 2010/08/24 07:45   >>

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★科学★
問題:保存のきく食品として梅干しも知られていますし、ハチミツも有名ですね。では、現存する日本一古い梅干しと世界一古いハチミツで、どちらが古いものがあるでしょうか?
[い]梅干しのほうがずっと古い
[ろ]ハチミツのほうがずっと古い
[は]100年までの差はなく、どちらも紀元前10世紀ぐらいのものが残されている
[に]100年までの差はなく、どちらも西暦1000年ぐらいのものが残されている
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ろ]ハチミツのほうがずっと古い?
説明:Wikipediaの梅干しの項によると、日本最古の梅干しは、奈良県の中家という旧家に保存されているそうです。天正(てんしょう)4年(1576年)製とのこと。この年に織田信長は丹羽長秀(にわ ながひで)に命じて安土城を作らせているようです。
■安土城は遺跡しか残されていませんが、同じ年に作られた梅干は、見かけは良好な状態だそうです。でももったいないので食べてはいないようです。中家には安永(あんえい)年間、西暦1772年〜1781年に漬けられた梅干しも保存されているとのこと。こちらは試食してみたそうですが、問題はなかったようです。
■なお、参考資料*3によれば、「大分県の梅蔵物産館には当時(420年前)の梅干があり、「日本最古の梅干」として展示」されているとのこと。数字としては中家のほうが古そうですが、梅蔵物産館のほうも16世紀の香りのする凄い骨董品のようです。
■中国では「烏梅(うばい)」という梅の実の燻製があるそうです。その製法は6世紀ぐらいの「斉民要術(せいみんようじゅつ)」という中国最古の農業書に記されているとのこと*4。いまでも漢方薬として作られているようです。表面はシワシワで、中はミイラ化しているらしい。「烏」という字が使われるだけあって真っ黒に見えます。中国には古い烏梅はあるのでしょうかね。
■ハチミツのほうは、3300年前の製品が残されているらしい。参考資料*5によれば、大正11年(1922年)、米国人考古学者T・M・デーヴィスという人物がピラミッドの中で発見したらしい。壺に入っていたようです。蓋をあけてみたら、中のハチミツはまるで変質していなかったとのこと。
■年代はほぼおなじですが、紀元前1324年ごろに亡くなったツタンカーメン王もハチミツの入った壺とともに埋葬されていたようです*5*6。こちらも変質はしていなかったらしい。
■なお、Wikipediaの蜂蜜の項には、考古学者T・M・デーヴィス氏の発見した粘りけのある液体は、蜂蜜に見えたけれど実はナトロンだったと記されています。ナトロンというのは「炭酸ナトリウム10水和物」という物質で、自然に採取できる物質だそうです。ミイラ製造に用いるらしい。ナトリウムという元素名は、ナトロンに由来するとのこと。ひょっとしたら、ツタンカーメンのほうもナトロンなのかな。だとするとこのクイズそのものが成り立たなくなってしまうのですが。
(^^;)
■いずれにせよハチミツ自体の保存性は折り紙付きらしい。では、他の物質を長持ちさせることはできるのでしょうか。たとえば生物の亡骸をホルマリン漬けして保存するようなことはできるのでしょうか。アレキサンダー大王の部下たちは、その答えを知っているのかもしれません。紀元前323年、バビロンに滞在していた大王は熱病で急死します。バビロンは現イラクのバグダッドの南方にあった都市だそうです。ここからギリシャまで大王の遺体を運ばねばなりません。暑い地方です。遺体の腐敗も早いでしょう。部下たちは黄金の棺にハチミツを満たし、大王の遺体を入れてギリシャまで運んだとのこと*5。さぞ重かったでしょうね。ギリシャに到着するまで大王の遺体は腐敗しなかったのでしょうか。結果については参考資料にも記されていませんでした。
◆参考*1:HP「梅干し - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E5%B9%B2%E3%81%97#.E6.AD.B4.E5.8F.B2
◇*2HP「梅干しはどんなに酸っぱくてもアルカリ性食品?」
http://blog.q-q.jp/200701/article_91.html
◇*3HP「日本最古の「梅干」でおにぎり【おにぎり倶楽部】」
http://www.o29riclub.com/make/ume.html
◇*4HP「なんでも梅学 烏梅(うばい)」
http://www.minabe.net/gaku/kurashi/ubai.html
◇*5HP「HISTORY(ハチミツの歴史)」
http://www.yk.rim.or.jp/~itoshin/hist/hist.html
◇*6書籍「昆虫の不思議」初版62〜63頁、三枝博幸(さいぐさ ひろゆき)監修/伊沢尚(いざわ しょう)著、ISBN4-8163-4111-0、ナツメ社
◇*7HP「アレクサンドロス3世 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E5%A4%A7%E7%8E%8B

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