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zoom RSS 相撲の用語。「痛み分け」ってどんな意味なの?

<<   作成日時 : 2010/07/22 06:58   >>

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★日本語★
問題:生中継のない大相撲名古屋場所の千終楽が近づいています。いままでだってべつに観てはいなかったのですが、それでも中継がないのはなんとなく淋しいものですね。野球賭博問題は重大な問題なのでしょうけれど。
■本日は、相撲から生まれた言葉の意味の問題です。よく「痛み分け」という言葉が使われます。この言葉の本来の意味、相撲で使われていた意味は、次のどれでしょうか?
[い]ごく単純に引き分けのこと
[ろ]互いに疲労困憊して勝負がつかない引き分けのこと
[は]互いに負傷して勝負が成立しないこと
[に]片方が負傷して勝負が成立しないこと
[ほ]行司が負傷して勝負が成立しないこと
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[に]片方が負傷して勝負が成立しないこと
説明:痛み分けを「大辞泉」で引くと、「相撲で、取組中に一方が負傷したために勝負を引き分けとすること」とあります。転じて、「けんかや議論などで双方ともかなりの痛手をこうむったまま結着をつけないこと」とも書かれています。現在、一般に使われるのは、後者の意味ですね。これはつい最近生まれた意味だといわれます。本来、相撲では、片方が負傷して勝負が成立しないときに使われる言葉らしい。
■たとえば、投げのうちあいで同体で土俵の下に激しく落ち、片方の力士が負傷したとします。勝負は再試合、同体取り直しとなっても、負傷した力士は勝負を続けられません。このとき、元気なほうの力士が棄権しなければ、不戦勝となり勝ち星がつくそうです。たとえば昭和23年(1948年)5月場所、のちにプロレスラーになった力道山は横綱前田山と対戦し、取り直しの末不戦勝となって殊勲賞を獲得しているそうです*3。
■でも、それでは相手の弱みにつけこんで勝つようで面白くない。日本の国技という以上、武士道精神にのっとって行動したい。もし、元気なほうがそう思ったならば棄権します。勝敗がつかないので、勝負なしになるそうです。これが「痛み分け」だそうです。たとえば昭和39年(1964年)11月場所、十両宮柱(みやばしら)と清乃森(きよのもり)の勝負は痛み分けだったとのこと。星取表には、○や●ではなく△印で記されるらしい。
■最近では平成17年(2005年)5月場所で、琴春日対五条楼(ごじょうろう)で五条楼が負傷し、同体取り直しが出来なくなりました。琴春日という力士は棄権しなかったらしい。不戦勝となりました。結局、これが五条楼の現役最後の試合になったとWikipediaには記されていました*2。
◆参考*1:新聞「[もの知り百科]ことばのこばこ 痛み分け 佐竹秀雄(寄稿)」070904読売新聞大阪夕刊13頁
◇*2HP「痛み分け - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%97%9B%E3%81%BF%E5%88%86%E3%81%91
◇*3HP「力道山 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%9B%E9%81%93%E5%B1%B1

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