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zoom RSS 「脚色されたお話」などと使われる「脚色」。元はどんな意味だったの?

<<   作成日時 : 2010/02/05 07:33   >>

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★日本語★
問題:「脚色」といえば、脚本化するとか、おおげさに飾るといった意味で使われる言葉ですね。「原作は東北地方の昔話。脚色は脚本家の△△氏」などと使われます。「おもしろおかしくするために話を脚色するのは、三流マスコミの常である」などとも使われます。これは事実を曲げて読者や視聴者、すなわち利益の増加を企むという意味かな。
■話は脇道にそれますが、朝青龍引退の発端となった事件については、どこまで脚色されたのでしょうか。新聞もテレビも都合の悪いことには口を閉ざします。事実は闇の中のようですね。
■「脚色」という言葉は、昔の中国で生まれた言葉らしい。でも誕生時は、現在の日本で使われているのとは、まるで異なった意味だったそうです。具体的なあるモノを指し示す言葉だったらしい。次のうちではどれに近い意味でしょうか?
[い]文鎮(ぶんちん)
[ろ]履歴書
[は]足の踝(くるぶし)
[に]流行歌手
[ほ]濁り酒
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[ろ]履歴書
説明:「日本国語大辞典(小学館)」には、「古代中国で、出仕(しゅっし)する際に提出した身分証明書。または履歴書…」と書かれていました。元々は自分がどんな者であるかを説明する文書だったようです。出仕とは「勤めに出る、仕官する」という意味ですね。
■元の時代(文永(ぶんえい)8年(1271年)〜応安(おうあん)元年[北朝](1368年))、あるいはその後に続く明の時代(寛永(かんえい)21年(1644年)まで)になって、演劇の仕組書という意味が出てきたそうです。なぜでしょうか。演目を人物に見立て、その履歴書・身分証明書という表現だったのかな。当時は、俳優の役柄や扮装のことも「脚色」と呼んだらしい。
■日本に渡ってきたときには、すでに演劇関係の言葉に変化していたようです。「芝居・狂言の仕組み、芝居の脚本」などを示す名詞として使われたらしい。また、「小説や事件などを舞台装置、台辞(せりふ)、ト書などを記して演劇や映画に仕組む」というサ変動詞になっていったようです。
■余談です。漢和辞書「字通」によれば、「脚」という漢字の昔の字は絵にあるような形だそうです。
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う〜ん。気のせいか、男性の下半身に見えてしまいますね。「脚」の意味はもちろん「あし、すね、はぎ」が第一義。「下体の部分、山の麓(ふもと)、器物のあし」といった意味もありました。
◆参考:辞書「日本国語大辞典」小学館
◇辞書「字通」白川静、平凡社

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