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●●●●★科学★●● 問題:動物の中には、出会ったらすぐに生殖行為に及ぶ気のはやい種も少なくありません。人間の雄や雌の中にもそんな傾向のある個体がいます。昔は盛り場を徘徊してつがいとなる相手を探していました。最近は画面に表示される記号を頼りに相手を探しています。 ■道ばたでのナンパ、あるいはサイトでの出会いは、ある程度の意志疎通が行なわれると推測されます。「ねぇ、彼女、お茶飲まない?」、「いいわよ。いくらくれるの?」。これじゃ意志や感情の交流というよりは、単なるお値段の交渉かな。まぁ人間の場合には、性の本能と生殖とが分離してしまったため、話は少し複雑になっていますね。 ■ふつうのごく慎重な連中は、相手のことを知り、長所短所を見極めたうえで生殖するかどうか判断します。最近では、慎重すぎて40過ぎまでつがいにならない男女も多いらしい。少子化の一因となっているともいわれます。 ■動物の中には相手の意向などまるでかまわず、強引に連れ去ってしまうという乱暴な奴もいるそうです。彼が彼女を放すのは、交尾が終わったあとらしい。本能に忠実というか、生一本の性格というか、寄り道をしないまっすぐな生き方です。すがすがしさを覚えます。少子化も心配ないだろうな。 ■では、次の動物の中で、雄が有無をいわさず雌を拉致し、つがいとなろうとする種はどれでしょうか? [い]ナマケモノ [ろ]ヒグマ [は]ヤドカリ [に]ヒキガエル [ほ]ヒヒ (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●●★科学★●● 正解:[は]ヤドカリ 説明:参考資料*3によれば、ヤドカリの雄は気に入った相手を見つけると、「メスの貝殻をハサミ脚ではさんで持ち歩く」とのこと。人間がカバンを持ち歩く姿に似ているそうです。普通の拉致は身一つで誘拐されます。ヤドカリの場合は家ごと誘拐されるわけですね。「メスがどんなに暴れても、オスのハサミ脚から逃れることはできない」らしい。メスの承諾は不要に見えます。乱暴といえば乱暴ですね。 ■持ち歩く行動はしばらく続くそうです。交尾をしてメスが卵を産むとようやく放すらしい。人間の場合、この種の行為は法や道徳に触れるとされています。その後、長い時間を不自由な場所で過ごすことになります。釈放されたあとも質の低い時間を過ごすことになります。でもヤドカリの場合、人生の勝利者として満足感にひたることができるようです。 ■メスを運んで歩いているオスに対して、他のオスからのちょっかいはないのかな。あったら困りますね。片手が不自由な分だけ戦いにくそうです。いったん荷物を置いて、ハサミを凶器にチャンチャンバラバラするのかしらん。 ■ヤドカリにはオカヤドカリという陸生の種類もいるそうです。オカヤドカリも手続き無視で事に及ぼうとするのでしょうか。激情にかられたヤドカリの姿をいちど拝見してみたいものです。 ■蒸したり煮たりして食すタラバガニもヤドカリの一種だそうです。おなじ甲殻類らしい。Wikipediaによると、軟甲綱真軟甲亜綱ホンエビ上目十脚目(エビ目)抱卵亜目(エビ亜目)異尾下目(ヤドカリ下目)という分類までが一致していました。 ■タラバガニは宿となる貝殻を持っていないと思われます。拉致するにしても、「メスの貝殻をハサミ脚ではさんで」というわけにはいきません。どうするんでしょうね。 ◆参考*1:HP「ヤドカリ - Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%AA ◇*2HP「ヤドカリ」 http://www.bitway.ne.jp/ikimono/ikisample/c084/f084.htm ◇*3HP「深海のダンゴムシ」(海の中道海洋生態科学館) http://www.marine-world.co.jp/er/topics/2009_03.html ぬけられます→科学雑学クイズ一覧 |
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