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zoom RSS 漢検3級程度の読み問題。「隻眼の武将」の「隻眼」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2009/11/30 08:04   >>

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★日本語★
問題:漢検3級程度。わりと簡単なはずの読み問題です。宇治原君には容易、でも元木大介(だいすけ)氏には歯ごたえのある問題かもしれません。次の漢字・熟語の読みはなんでしょうか?
[い]「伊達政宗は隻眼の武将だ」の「隻眼」
[ろ]「小芝居に欺かれて金を奪われた」の「欺かれて」
[は]「被害者の金を搾りとる」の「搾りとる」
[に]「未知の飛翔物体に遭う」の「遭う」
[ほ]「斥候の報告で本部が沸き返った」の「斥候」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「伊達政宗は隻眼の武将だ」の「隻眼」はせきがんと読む
■「隻眼」は、「一つの目。片目」という意味だそうです。転じて、「ものを見抜く眼識。すぐれた識見」あるいは「独自の見識」も隻眼と表現するらしい。
□「隻」という漢字は常用漢字表では「セキ」という音読みのみが掲載されています。漢和辞書「字通」によれば、「ひとつ」という字訓もありました。「片言隻句(へんげんせきく)」という四字熟語をつくります。「片言隻語」や「一言半句(いちごんはんく)」とおなじで「ほんのちょっとした言葉」という意味だそうです。「片言隻句も聞き逃すまいと耳をそばだてた」などと使います。
□「雙」という似た漢字もあります。こちらは「隹(ふるどり)」がふたつです。で、「ふたつ」という意味があります。「双」の異体字とのこと。字の形は違いますが意味と読みはおなじらしい。「雙眼」は「双眼」です。「ふたつの目、両目」という意味ですね。麻雀の役、「国士無双(こくしむそう)」は、古くは「國士無雙」と書いたようです。
□丹下左膳(たんげ さぜん)という架空の人物がいます。林不忘(ふぼう)という流行作家の生んだ英雄です*1。この人物は片目片手でした。昭和30年代の男の子たちは、隻眼隻手(せきがんせきしゅ)の浪人を真似し、片目をつぶりながら新聞紙を丸めた剣を片手で振り回しました。ときには電球のカサや花瓶などを壊してしまったものです。当然ながら親からは大目玉を食いましたね。
[ろ]「小芝居に欺かれて金を奪われた」の「欺かれて」はあざむ(かれて)と読む
■「欺く」は、「言葉巧みにうそを言って、相手に本当だと思わせる」ことだそうです。「おれだよ、おれ。会社の金を使い込んだのがばれて、明日までに返済しないと前科者になっちゃうんだよ」という電話をかけるのも「欺く」の一種ですね。
□「欺」という漢字は、常用漢字表では「ギ、あざむ-く」という音読み・訓読みがあります。漢和辞書「字通」もおなじでした。「詐欺」というよく使われる熟語をつくります。「欺瞞(ぎまん)」という熟語もときどき使われます。欺瞞も「あざむくこと。だますこと」です。「欺瞞に満ちた行ない」などと使われます。
[は]「被害者の金を搾りとる」のはしぼ(りとる)と読む
■「搾る」は、「強く押して締めつけたり、にぎったりして、そのものに含まれている水分や液を取り出す」ことだそうです。「乳を搾る」、「レモンを搾る」などといいますね。
□「搾」という漢字は、常用漢字表では「サク、しぼ-る」という音読み・訓読みがあります。漢和辞書「字通」もおなじでした。「搾取(さくしゅ)」という熟語をつくります。
□余談です。1960年代後半から70年代前半ぐらいでしたか、新宿の紀伊国屋書店や伊勢丹に通じる地下道で叫んでいる変なオジサンがいました。外見はどう見ても住所不定無職です。論理は不明ですが、毎日のように演説をしていました。「我々は搾取されている」といった文言がはさまれていました。70年安保の前後です。ヘルメットを被って大学を闊歩している連中も「搾取」という言葉を頻りに使っていました。最底辺にも社会情勢が影響するんだなと妙に納得した覚えがあります。
□そういえば、明治28年(1895年)にマルコーニが無線通信を始めて以来、ござった人々は脳味噌の中に電波が侵入してくるという発言を始めたそうです。面白いですね。
[に]「未知の飛翔物体に遭う」の「遭う」はあ(う)と読む
■「遭う」は、「主として好ましくないものに出会う」ことだそうです。「期せずして出会う」という意味もあります。「遭難(そうなん)」は「難儀な目に遭う」わけかな。「未知との遭遇」は、「あまり好ましくない異星人に遭う」ことなのかな。
□「遭」という漢字は、常用漢字表では、「ソウ、あ-う」という音読み・訓読みがありました。漢和辞書「字通」もおなじでした。
□「遭遇」、「遭難」以外にはあまり使われる熟語はつくりません。「遭火(そうか)」、「遭凶(そうきょう)」、「遭厄(そうやく)」と、災難に遭うことを意味する言葉が並んでいます。ゲンの悪い漢字ですね。
[ほ]「斥候の報告で本部が沸き返った」の「斥候」はせっこうと読む
■「斥候」は、「敵の状況や地形などを探ること」だそうです。「そのために部隊から派遣する少数の兵士」も斥候と呼ばれます。偵察と似た言葉ですね。
□「斥」という漢字は、常用漢字表では「セキ」という音読みだけが掲載されています。漢和辞書「字通」によれば、「しりぞける、さす、ひらく」という字訓もあるらしい。
□「排斥(はいせき)」という熟語をつくります。「受け入れられないとして、押しのけ、しりぞけること」だそうです。「欧米ではイスラム教徒を排斥する傾向にある」などと使われます。
◆参考:書籍「本試験型 漢字検定3級試験問題集09年版」成美堂出版編集部編、ISBN978-4-415-20424-6、成美堂出版
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林
◇HP「常用漢字表」
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003929&clc=1000000068
◇*1HP「亡くなった年の印税収入が22億円。昭和初年の大流行作家とは? 」
http://blog.q-q.jp/200611/article_32.html

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