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zoom RSS 東京の方言。「おしさん」ってどんな意味なの?

<<   作成日時 : 2009/09/11 07:34   >>

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★日本語★
問題:上方落語に「江戸荒物」という演目があります。「東京荒物」という看板を掲げて商売したら儲かるだろうとたくらんだ男がいます。維新後、東京のものがよく流行するので、便乗しようということなのかな。でも付け焼刃の悲しさ、雰囲気を出そうにも当人が東京の言葉が上手に喋れず、トンチンカンなやりとりばかりが生まれるという笑い話です。
■東京にはいちおう東京の方言があります。たとえば、小さい「ゃ、ゅ、ょ」を省くのもひとつの特徴です。「しんじく」は新宿です。そしてタイトルにあげた「おしさん」は、「お師匠さん」です。小さい「ょ」だけでなく「しょう」を丸ごと省いています。それぞれ「早くしゃべれるように」という方向で言葉が変化しています。
■では次にあげる言葉はそれぞれ東京弁、とくに下町の言葉ではなんというでしょうか?
[い]授業
[ろ]若い衆
[は]ちょっと
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[い]「じぎょう」、[ろ]「わけえし」、[は]「ちっと」
説明:「授業」を「じぎょう」、「若い衆」が「わけえし」、「ちょっと」が「ちっと」というのは、たしかに「早く喋れるように」という方向での省略みたいですね。
■江戸に生まれ育って東京で活躍した岡本綺堂(きどう)の小説「半七捕り物帳」には、次のような使用例がでてきます。「『しかし当方ではちっと急ぎの筋であれば、なるべく今夜中に返事を聞かせて貰いたいが、どうであろうな』と、源右衛門は立ちぎわに云った」。「ちょっと急ぎの筋」ではなくて「ちっと急ぎの筋」。源右衛門という人物は江戸で育った人のようですね。
■東京弁は拗音を嫌って小さい「ゃ、ゅ、ょ」を省くばかりかというと、例外もあります。たとえば「鮭」は「さけ」ではなく、「しゃけ」と発音します。理由はわかりません。「酒」との混同をしゃけるため、失礼、避けるためかな。
■他にもいくつか特徴的な言葉があります。「真っすぐ」といわず「まっつぐ」といいます。ゆでたまごの坂東英二氏が野球の解説をしていて、「勝負球はまっつぐでしょう」なんていったらおもしろいのですが、まず絶対にいいません。「あそこ」は「あすこ」になります。「これだけ」は「こいだけ」ですね。「これっきり」は「これぎり」。「♪これっきりこれっきりもお〜これっきりですか」と歌った山口百恵嬢がもし東京の下町育ちの人ならば、「♪これぎりこれぎり」と繰り返したのかも。
◆参考*1:書籍「知って合点江戸ことば」新書初版39〜41頁、大野敏明著、ISBN4-16-660145-8、文藝春秋

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