【食事就寝前要注意】処刑された罪人の脳みそは薬として販売されたの?

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★歴史★
問題:江戸時代には現在のように厳密に医者の資格が問われることはなかったようです。薬もすべてが未認可薬のような状態だったらしい。「鼻糞丸めて万金丹」という囃子言葉(はやしことば)も一面では事実だったのかな。
■惚れ薬「いもりの黒焼き」も堂々と販売されていたようですし、見た目はあまりよろしくない孫太郎虫も子供の疳(かん、夜泣きやひきつけを起こす小児の神経症)の薬として売られていました。孫太郎虫はヘビトンボの幼虫だそうです。効いたのでしょうかね*3。
■では、次のうちで、江戸時代に実際に薬として利用されたものはどれでしょうか?
[い]罪人の脳みそ
[ろ]罪人の胆嚢(たんのう)
[は]罪人の小指
[に]罪人の肝臓
[ほ]罪人の魂
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[い]と[ろ]、[に]が薬として販売されていた
説明:山田浅右衛門(やまだ あさえもん)という代々首切りが商売の家があります。江戸中期から、罪人の斬首刑を引き受けていたようです。
■公儀御様御用(こうぎおためしごよう)という刀剣の試し切り役もつとめていたらしい。副業に刀剣の鑑定も行なっていたと聞きます。8代将軍徳川吉宗の御前で実際に試し切りをしてみせたこともあるとのこと*1。
■不思議なことですが、山田家は旗本や御家人として幕府の禄を食んでいたわけではないそうです。立場としてはフリーランスらしい。山田家は、たいへん裕福であり、とくに雇用関係を結ばなくても十分にやっていけたともいわれます。3~4万石の大名に匹敵するほどの収入があったとのこと。天保14年(1843年)に12代将軍家慶(いえよし)が日光に参詣に行っています。このとき、山田家が300両を献金している記録が残されているらしい。
■山田家では、斬り殺した罪人の脳みそ、肝臓、胆嚢(たんのう)、胆汁を採取する権利を持っていたようです。干して肺病の丸薬とし、屋敷でひそかに販売されたらしい。山田丸・浅右衛門丸・人胆丸・仁胆・浅山丸などの名前がつけられていたといいます。幕府の特許奉行に商標登録された記録も残されています。これは嘘です。
■Wikipediaによると、罪人の小指を売却したこともあったらしい。これは病人の薬用としてではなく、遊女が客とのかけひきの小道具として買ったらしい。約束の意気込みを見せるとき、あるいは約束を違えたときに使われるのでしょうか。落語に出てきそうなお話です。インチキが露見して「あれ? お前、指がついているじゃねえか」なんてことにならないのかな。「あら、不思議とあとで生えてきたんだよ」、「冗談言うねぇ。トカゲの尻尾じゃあるめぇし」なんて会話があったのかしらん。
■なお、罪人の魂はとくに売買された記録はないようです。
◆参考*1:HP「山田浅右衛門 - Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E6%B5%85%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80
◇*2書籍「大江戸なんでもランキング」中田節子著、 ISBN 4-09-626065-7、小学館
◇*3HP「日本製の漢方薬、孫太郎虫をご存じですか?」
http://blog.q-q.jp/200608/article_55.html
◇*4HP「高橋お伝が処刑された日。お伝のあの部分はホルマリン漬けになっているの?」
http://blog.q-q.jp/200801/article_18.html

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2009年08月04日 10:03
おひさしぶりにコメントさせていただきます♪

薩摩藩、現在の鹿児島県では、戦国時代から幕末まで『ヒエモントリ』という行事が行われていたそうです。

これは、罪人を追い掛け回してその肝臓(ヒエ)を誰が一番に採れるか争う競技というか武芸で、薩摩武士の武勇を誇るために、行われていたそうです。

最後には、罪人は、バラバラになって陰惨を極めたそうです。

合戦でも、倒した敵の武士を切り刻んで、その肝臓を取り出したこともあったらしいです。

おかげで、他の藩の侍達は、薩摩藩の武士たちに出会うとビビッたそうです。
ねこのひげ様<素町人
2009年08月04日 15:48
コメントをありがとうございます。

「ヒエモントリ」というのは初めて聞きました。すごい行事ですね。幕末まで行なわれたわけですか。驚きました。
興味深い情報をありがとうございました。
m(_ _)m
偽医師
2011年12月27日 03:08
脳みそは「六神丸」
そのほか大麻もくゆらして治療に使用。
易占で病名診断投薬という「医者」もいたのです。

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