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zoom RSS 日本でも親しまれている「♪大きな古時計」は売られて解体されてしまったの?

<<   作成日時 : 2009/07/08 07:29   >>

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★日本語★
問題:日本は他国の文化に寛容な国といえるらしい。世界中の文化が日本に移入されています。嘘かホントか、フラメンコ教室の数は本場スペインよりも日本のほうが多いと聞いたことがあります。
■西洋の歌曲も多くが輸入されました。アメリカの民謡は、小学校の教科書にもよく掲載されています。小さいころに「♪草競馬(くさけいば)」などのフォスターの曲などを聞かされた記憶があります。よその国の民謡をこんなに熱心に学校で教える国はないという指摘もあるらしい。
■ぼんやりアメリカ民謡のHPを調べていたら、いくつか興味深い記述がありました。原詩と和訳に齟齬(そご、ギャップ)があったり、意外な逸話が隠されていたりするらしい。本日は、アメリカで昔から歌われ、日本でもなじみ深い歌曲の詩についての雑学クイズです。次のうち正しい記述はどれでしょうか? 
[い]「♪大きな古時計」は、原詩では売られて解体されてしまっている
[ろ]「♪茶色の小瓶」は薬物中毒患者について歌っている
[は]「♪おおスザンナ」はナンセンス・ポエムだった
[に]「♪カントリー・ロード」は、アメリカの古い民謡である
[ほ]「♪私を野球に連れて行って」は1950年代にヤンキースが作った宣伝歌だった
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:[い]と[は]が正しい
説明:[い]「♪大きな古時計」は、原詩では売られて解体されてしまっている(○)
■「♪大きな古時計」は、ヘンリー・クレイ・ワークという人が明治9年(1876年)に作曲したらしい。ワーク氏は音楽家だったようです。イギリスに巡業したときに宿屋で耳にした逸話を元に「♪大きな古時計」をこしらえたとのこと。アメリカの原詩ではおじいさんの古時計は90年動いていたそうです。日本語訳された詩では、さすが長寿国だけあって100年になっていますね。単に語呂の関係かな。
□「♪大きな古時計」には続編があるとのこと。明治11年(1878年)に発表されています。楽譜の表紙には古時計を馬車に積んでいる絵が描かれているらしい。古時計が止まり、お爺さんが亡くなると、他のガラクタと一緒に古時計も売られ、解体されてしまったようです。歌詞は参考資料*2にあります。
[ろ]「♪茶色の小瓶」は薬物中毒患者について歌っている(×)
■正しくは、「…アルコール中毒について歌っているのかもしれない」だそうです。
□「♪茶色の小瓶」はグレン・ミラーが編曲してジャズの曲としても有名になったそうです。ジャズ・ファンならずとも一度は耳にしたことのある旋律です*3。歌詞は、友人や金銭を失っても茶色の小瓶(酒、ウィスキー?)が大好きさというものらしい。Wikipediaの「♪茶色の小瓶」の項では、「♪アルコール依存症の夫婦の様子を歌っている」と断定していました。
[は]「♪おおスザンナ」はナンセンス・ポエムだった(○)
■「♪おおスザンナ」は、フォスターの作曲による弘化(こうか)5年/嘉永(かえい)元年(1848年)の作品だそうです。ゴールドラッシュに浮かれる人々によって愛唱されたらしい。
□歌詞はかなり不思議なものです。参考資料*4によれば、1番には「♪出発した日は一日中雨だけど乾燥していて晴れて暑かったけど凍え死にそうだった」なんて部分があります。2番では「♪俺は電信機に乗って川を下り電流を上げて500人の○○を○○した」という部分があるらしい。○○はHPの方針で訳出していないようです。
□原詩では、「♪kill'd five hundred Nigga.」となっているらしい。人種差別なのかな。
[に]「♪カントリー・ロード」は、アメリカの古い民謡である(×)
■「♪カントリー・ロード」は、ジョン・デンバーやオリビア・ニュートン・ジョンが歌って大ヒットしました。作曲者は、かつてはジョン・デンバーだと言われていましたが、いまでは3人の合作のように記されています。作詞者にはジョン・デンバーの名前はありません。
□記憶が確かならば、「♪カントリー・ロード」のホントの作者について、CBSの報道番組「60ミニッツ」で伝えていたと思います。そのときの話では、無名の2人の音楽家がアメリカを巡業中に作った曲だったとのことでした。ジョン・デンバーも、2人の作品であることを認めていたと記憶します。
[ほ]「♪私を野球に連れて行って」は1950年代にヤンキースが作った宣伝歌だった(×)
■MLBファンのかたなら誰でも知っている「♪Take Me Out To The Ball Game」は、明治41年(1908年)に発表された作品だそうです。近代野球が始まってまもなくというころの歌ですね。7回表が終了したら歌われます。これをきっかけに伸びをしたりするからでしょうか。セブンス・イニング・ストレッチとも呼ばれています。
□歌詞には「♪ピーナッツとクラッカージャックも買ってね」という一節があるそうです。クラッカージャックとは、「ポップコーンの表面をキャラメルで覆ったもの」らしい。ピーナッツともどもカロリーが高いので、球場からの帰りは歩いて帰ってカロリーの消費につとめたほうがいいかもしれません。
◆参考*1:HP「アメリカ民謡・歌曲 解説と試聴」(楽曲試聴にはアドオンを許可する必要があります)
http://www.worldfolksong.com/songbook/usa/index.html
◇*2HP「続編の楽譜(表紙) 大きな古時計特集」
http://www.worldfolksong.com/gfc/text2/sequel.htm
◇*3HP「茶色の小瓶(こびん) 歌詞・日本語訳・MIDI」(楽曲試聴にはアドオンを許可する必要があります)
http://www.worldfolksong.com/songbook/usa/little_brown_jug.htm
◇*4HP「おおスザンナ フォスター作曲 歌詞・日本語訳と試聴」(楽曲試聴にはアドオンを許可する必要があります)
http://www.worldfolksong.com/foster/song/osuzanna.htm
◇*5HP「私を野球に連れてって 歌詞・日本語訳・試聴など」(楽曲試聴にはアドオンを許可する必要があります)
http://www.worldfolksong.com/songbook/masterpiece/takemeout.htm

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