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zoom RSS 漢検準1級程度の読み問題。「大鋸屑が出た」の「大鋸屑」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2009/04/02 07:32   >>

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★日本語★
問題:漢検準1級程度、かなり難しい漢字の読み問題です。次の熟語・漢字はなんと読むでしょうか?
[い]「鞠と殿様」の「鞠」
[ろ]「富貴の人に阿る」の「阿る」
[は]「大鋸屑を掃除せよ」の「大鋸屑」
[に]「人の心の隈にはどんな光も届かない」の「隈」
[ほ]「靭かな気持ち」の「靭か」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「鞠と殿様」の「鞠」はまりと読む
■「鞠」は、蹴鞠(けまり)に使うような球のことらしい。表面は革を張ったのでしょうか。「鞠」という漢字の偏には「革」という部品が使われています。
□「鞠」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞書「字通」によれば、「キク、けまり、かがむ、しらべる」という字音・字訓があるとのこと。「鞠躬如(キッキュウジョ)」という難しい熟語をつくります。「身をかがめて、つつしみかしこまるさま」だそうです。「会長の前に出るとふだんは傲慢な社長も鞠躬如として話を聴く」などと使われるらしい。
□「♪鞠と殿様」は、中山晋平(しんぺい)作曲西条八十(やそ)作詞の童謡です。「♪てんてんてんまり てんてまり てんてんてまりが 飛んで出て…」という歌です*2。穐吉(あきよし、秋吉)敏子というジャズ演奏家は、この旋律を上手にいかして面白いピアノ曲を聞かせてくれることがあります。
[ろ]「富貴の人に阿る」の「阿る」はおもね-ると読む
■「阿る」は、「人の気に入るように振る舞う」という意味だそうです。「日本の新聞社の中には中国政府に阿っている会社がある」といわれます。ホントでしょうか。中国政府に阿るとどんないいことがあるんでしょうかね。ぜひ知りたいものです。
□「阿」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞書「字通」によれば、「ア・くま・のき・しなやか・こびる」などの字音・字訓があります。「おもねる」という読みは、参考資料*1によります。
□「阿諛追従(あゆついしょう)」という四字熟語を作ります。「大いにこびへつらうこと」だそうです。多少の媚(こび)は愛嬌ですが、あまり露骨だと見苦しい。できれば誰に対しても阿諛追従せずに残りの人生を過ごしたいものです。
[は]「大鋸屑を掃除せよ」の「大鋸屑」はおがくずと読む
■「大鋸屑」は、「ノコギリで木をひいたときに出る木屑」だそうです。昔の人はなんでもムダにしないので、大鋸屑も焚(た)きつけに利用しました。火のつきがいいので、燃え上がらせるのに使うわけですね。
□「鋸」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞書「字通」によれば、「キョ・のこぎり」という字音・字訓があります。本来、鋸の象形文字は「我」という漢字だったらしい(口絵参照)。「義」という漢字は、いけにえの羊を「我」で切る様子をあらわしているそうです。なぜか、ノコギリは、いまでは「鋸」になっています。
[に]「人の心の隈にはどんな光も届かない」の「隈」はくまと読む
■「隈(くま)」には、「曲がって入り込んだ所。また、奥まった所」という意味があるそうです。阿武隈川(あぶくまがわ、福島県)とか檜隈川(ひのくまがわ、奈良県)という川は、きっと蛇行がきつい川なんでしょうね。隅田川(すみだがわ)にも「隅」という漢字が使われています。読みかたは違います。こちらも、曲がりくねっているという意味なのかな。
□「隈」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞書「字通」によれば、「ワイ・くま・すみ・きし」という字音・字訓があるとのこと。「界隈(カイワイ)」という熟語をつくります。ご存知のとおり、「そのあたり一帯」という意味です。
□「隈入(ワイニュウ)」という耳慣れない熟語もつくります。「隈」に「奥まったところ」という意味があり、そこに入るのだからひょっとして…と、卑隈、失礼、卑猥な想像をしたかた。残念ながら誤りです。「間道、抜け道」の意味だそうです。
[ほ]「靭かな気持ち」の「靭か」はしなや-かと読む
■「靭か」は、「弾力があってよくしなうさま」だそうです。ちょうど30年前、昭和54(1979)年に山口百恵が「♪しなやかに歌って」という曲をヒットさせているそうです。「しなやか」という言葉は、この前後で流行していましたね。
□「靭」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞書「字通」によれば、「ジン・じんたい・つよい」という字音・字訓があるそうです。「靭帯(ジンタイ)」という熟語をつくります。「大辞泉」によると、「うつぼ」という読みもあるそうです。歯の丈夫そうな細長い魚ではありません。「矢を納めて射手の腰や背につける細長い筒」だそうです。「空穂」とも書きます。「窪田空穂(くぼた うつぼ)」という歌人の名前に使われています*3。
◆参考*1:書籍「本試験型 漢字検定準1級試験問題集09年版」成美堂出版編集部編、成美堂出版
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林
◇HP「常用漢字表」
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003929&clc=1000000068
◇*2HP「鞠と殿様」
http://8.health-life.net/~susa26/syoka/douyou/maritotonosama.html
◇*3HP「与謝野鉄幹の『鉄幹』という号は、『水道の本管』をイメージしてつけられたの?」
http://blog.q-q.jp/200903/article_42.html

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