身体に関して言い伝えられること。金粉を全身に塗ると死ぬの?

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★科学★
問題:身体に関して語り伝えられていることはいろいろあります。たとえば、本来あるべき箇所の一部分あるいは全体にわたり毛髪の密度が低い男性、つまりハゲの男性はセックスに強いという伝承あります。たいへん残念なことに、この法則には例外があるようです。長い友達となんども辛いお別れをしてきた素町人は、頭髪の密度がかなり低下しています。それでいながら精力絶倫ではありません。個人としての見解ではありますが、これは間違いなく迷信だな。
■ところが、参考資料*1は、ハゲと精力の強弱には若干の関係は見られるはずといいます。テストステロンというホルモンが体内で過剰になると長い友達と早くお別れすることになるらしい。テストステロンは、参考資料*1によれば、「男性を男らしく、精力絶倫にするホルモン」だそうです。
■では次の5つの言い伝えは、迷信なのでしょうか。それとも根拠のあることかな。事実と思われる項目を選んでください。
[い]クラシック音楽のコンサートの途中で咳をしたくなるのは、空気の乾燥が主な原因だ
[ろ]全身にペンキや金粉を塗ると死ぬことがある
[は]鼻の穴は左右同時に息を吸い込み、吐いている
[に]二卵性双生児は他の兄弟よりも似ている
[ほ]息を吸うよりも吐くほうが力がいる
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[ろ]が正しい
説明:[い]クラシック音楽のコンサートの途中で咳をしたくなるのは、空気の乾燥が主な原因だ(×)
■交響楽団や室内楽団は共鳴用に木製の筐体を持つ楽器を演奏するかもしれません。バイオリンやギターはその典型ですね。湿度の低い場所でよく鳴ります。そのため、コンサート会場は低湿度に保たれており、空気が乾燥しており、粘膜が乾きやすくなり、喉がいがらっぽくなり、つい咳をしてしまう…というのは嘘です。
□低湿度原因説が正しければ、おなじ空気を吸っている指揮者や楽団員も咳をすることになります。でも舞台上の演奏者たちが咳をしている図というのはほとんど見ません。
□おもに「退屈」や「緊張感の欠如」が原因で咳がでるのだろうといわれています。舞台の上と下では、上にいる人のほうが集中しており、従って退屈もしていないらしい。舞台の下にいる人、つまり聴衆は、場合によって集中力が散漫になっており、喉のエヘン虫が必要以上に気になるのかもしれません。
□ただし、これはうちの近所の医者が推測しているだけです。実験等で科学的な裏づけのとれた説ではありません。有志はクラシック音楽のコンサートで咳が出る理由をつきとめてみてください。イグ・ノーベル賞ぐらいはもらえるかもしれません。
[ろ]全身にペンキや金粉を塗ると死ぬことがある(○)
■全身にくまなくペンキや金粉を塗られると皮膚から呼吸ができなくなり、窒息して死ぬという噂があります。それは間違いらしい。人間では皮膚呼吸で取り入れる酸素は全体の1%以下だそうです。自殺願望の人が全身に金粉を塗ったとしても、窒息して死ぬのはかなりむずかしいようです。
□ちなみにカエルやサンショウウオなどの両生類の場合で皮膚呼吸と肺呼吸の割合が5割ずつぐらいらしい。爬虫類まで進歩しますと、ほぼ100%が肺呼吸になります。全身に金粉を塗られたティラノザウルスも、窒息して死ぬことはないらしい。
□古代や中世においては、パレードに出演した全身塗料まみれの人、あるいは金粉や銀粉、銅粉まみれの人が亡くなった事例があるらしい。おおむね地中海沿岸で発生する事故であり、気温の高い日に起こっているようです。参考資料*1の推測では、汗腺にペンキや粉が詰まり、汗の出が悪くなり、体温を下げられずに亡くなったのではないかとのこと。いわゆる熱中症なのかな*2。
[は]鼻の穴は左右同時に息を吸い込み、吐いている(×)
■両方の鼻の穴が通っているとき、一般には片方ずつ使っているのだそうです。右の穴で空気を吸ったり吐いたりし、しばらくすると左の穴で吐呑します。交替の周期はかなりの個人差があるとのこと。両方を交替で使う理由はよくわかっていないらしい。
□今の季節の日本では、鼻の穴が完全に詰まっている人もいます。片方だけ詰まっている人もいるでしょう。空気の通りの悪い場合には、口を使ったり、片方だけに偏るのもやむを得ません。
[に]二卵性双生児は他の兄弟よりも似ている(×)
■ご承知のとおり、一卵性双生児は遺伝情報が一緒なので、たいへんよく似ることになります。でも、二卵性双生児は、精子も卵子もそれぞれ異なるそうです。遺伝情報は他の兄弟と同程度の共通点があり相違点があるようです。たまたま子宮内に同居しているだけなんですね。たとえば性別が異なったり、血液型が異なったりするらしい。
[ほ]息を吸うよりも吐くほうが力がいる(×)
■トランペットや尺八など吹奏楽器を演奏する人はこのように思うのかな。肺活量を測るときも、吐くのにはけっこう力がいるとは感じますね。
□でも、実際にふつうの呼吸をするとき、どちらがエネルギーを要するかといえば、吸うほうが圧倒的に多いらしい。吸うためには、胸や周辺の筋肉を使って肺を膨らませる必要があります。でも、吐きだすときには、筋肉はとくに使わず、力を抜くだけで済んでしまうらしい。腕の筋肉を鍛えるのに使われるエキスパンダーという道具があります。バネのたくさんついた奴ですね。エキスパンダーは伸ばすときには力が要りますが、縮めるときには力を緩めるだけです。似たような理屈だそうです。
◆参考*1:書籍「体のふしぎ事典」ユルゲン・ブラーター著、ISBN4-7942-1349-2、草思社
◇*2HP「全身に金粉を塗られると皮膚呼吸ができずに死ぬの? 」
http://blog.q-q.jp/200608/article_29.html

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この記事へのコメント

ねこのひげ
2009年04月14日 07:40
むかし『今夜は最高!』でタモリさんが全身に金粉を塗って金粉ショーをやったことありますね。相手は、愛染恭子さんだったかな?

抱腹絶倒でありました。

ところで、きのう13日夜、テレビ朝日で川島芳子のことをやってましたね。
ご覧になりましたか?記憶と違うところがあって申し訳なかったですが。
生きているのが証明されたのかと思ったら、最後にDNAも指紋も確定できなったというのには、ガックリでした。でも、かなり川島芳子本人らしかったですね。

ナゾはナゾのままほうが面白いですが、真実を知りたいという欲求でイラッとさせられますね。(+_+)
ねこのひげ様<素町人
2009年04月14日 13:24
コメントをありがとうございます。

川島芳子についての番組は観られませんでした。残念。
タモリの金粉ショーも観られませんでした。たいへん残念。金粉ショーはともかく、愛染恭子女史のファンでしたから。
(^^;)
ねこのひげ
2009年04月14日 19:15
残念!また残念ですね。
愛染恭子さんは、YouTubeで”今夜は最高!愛染恭子”と検索するとありますよ。
戸川純さんがゲストの回のアシスタントが愛染恭子さんですね。
300回特番では金粉ショー。金粉のタモリさんの相手の金粉女性が愛染恭子さんですね。(他の回もなつかしく面白いので何回も見てます。(^^ゞ
ねこのひげ様<素町人
2009年04月16日 06:49
コメントをありがとうございます。

 戸川純嬢と愛染恭子嬢とタモリの回のを観てみました。
 いや、みなさん若い。タモリの髪が整髪料のせいでしょうか、ピカピカ光っているのが笑えました。
 こんどは金粉ショーのも観てみたいと思います。ありがとうございました。
m(_ _)m

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