日本最初の喫茶店はどこに開かれたの?

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★歴史★
問題:明治21(1888)年の今日、4月13日。読売新聞の朝刊には「可否茶館(かひちゃかん)開業報條」という見出しの記事が掲載されていたそうです。「報條」とは「広告チラシ・宣伝」というほどの意味らしい。つまりは「可否茶館というお店が開業しましたよ。みんな来てね」という文章のようです。
■可否茶館は東京下谷(したや)の西洋館二階建てだったらしい。日本で最初の喫茶店といわれています。ビリヤード・トランプ・ダーツ・碁・将棋と遊具をそろえていたらしい。更衣室・化粧室・シャワーまで完備していたといわれます。鄭永慶(てい えいけい)という人物が経営者だそうです。長崎の出身で中国語の通訳をしたこともあるらしい。名前は中国風ですが日本人だそうです。
■可否茶館開店の10年ほど前には、ある大都市のある街角に開かれた珈琲豆販売店の店頭で珈琲を飲ませるサービスが行なわれたそうです。喫茶店というよりは展示即売のような雰囲気なのかな。店で珈琲を飲ませたのは、これが初めてらしい。では、ここで問題です。明治11(1878)年に日本で最初にコーヒーを飲ませた店は、次のどの都市にあったでしょぅか?
[い]東京
[ろ]横浜
[は]京都
[に]大阪
[ほ]神戸
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★歴史★
正解:[ほ]神戸
説明:神戸元町には慶応3(1867)年から「放香堂(ホウコウドウ?)」という茶を扱う商店があったそうです。明治に入って小売も始め、珈琲豆も取り扱い始めたとのこと。
■明治11(1878)年12月26日の読売新聞には、「珈琲豆販売および店頭にて喫茶ご自由」という広告が掲載されているとのこと*4。コーヒーを「コフィー」と表記しているのが面白い。酒屋さんの中には店頭で枡酒やコップ酒を飲ませるお店がありますね。似たような形で飲ませたのかな。
■世界に目を広げますと、慶安(けいあん)3(1650)年ごろ、イギリスはロンドンにコーヒー・ハウスが誕生したとのこと。日本では徳川幕府三代将軍家光の最晩年です。新聞を読んだり、政治を論じたりできたらしい。教養・所得の高い男性たちの交流の場だったのかもしれません。
■パリ最古のカフェは、延宝(えんぽう)3(1675)年(貞享(じょうきょう)元(1684)年説もあり)に誕生したらしい。現在でも残るカフェ・ル・プロコップと呼ばれる店だそうです。フランス革命の前はルソー、ディドロが溜まり場としていたとのこと。革命後はダントンやマラーがよく出入りをしていたそうです。ダントンは断頭台の露と消え、マラーは暗殺されちゃいました。革命の狂気の中で、常連客がふたり減ったようです。
■日本では、1920年代に喫茶店ブームが起こったようです。大正の後半から昭和初期ですね。このころはミルクホールとも呼ばれていたらしい。当時コーヒー一杯が10銭だったとのこと。ちなみに昭和元(1926)年の東京ではお米10kgが3円20銭ぐらいだったらしい。今、お米10kgは1200~1500倍ぐらいになっています。コーヒーの10銭を1200倍すると120円ですか。当時のコーヒーはけっこう安かったのかな。
■太平洋戦争が終わり、1950年代には、ジャズ喫茶、歌声喫茶、名曲喫茶などが流行ったとのこと。都会では戦災で家が壊されてしまい、自宅ではお客さんを迎えることもできず、音楽を聴いてくつろぐこともできなかった。だから喫茶店が伸びたというまことしやかな噂がありました。最近は住宅事情が改善したために喫茶店という商売がむずかしくなったのかな。
◆参考*1:HP「喫茶店 Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%AB%E8%8C%B6%E5%BA%97
◇*2HP「コーヒーの歴史と文化伝播の旅「倉敷珈琲物語」 可否茶館 日本最初の喫茶店」
http://www.y-21gp.com/coffee/STORY/storyAB.htm
◇*3HP「谷中・桜木・上野公園裏路地ツアー 鄭永慶」
http://www17.ocn.ne.jp/~ya-na-ka/teiEikei.htm
◇*4HP「放香堂のホームページへようこそ」
http://www.hokodo.co.jp/

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