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zoom RSS 漢検2級程度の読み問題。「翻意を促す」の「翻意」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2009/03/09 06:50   >>

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★日本語★
問題:漢検2級程度、高校を優秀なる成績で卒業した方々にとっては、全問正解も夢ではないという難易度の漢字です。次の熟語の読みはなんでしょうか?
[い]「業者と癒着する」の「癒着」
[ろ]「翻意を促す」の「翻意」
[は]「管轄外の地域だ」の「管轄」
[に]「弔電を打つ」の「弔電」
[ほ]「風鈴が鳴る」の風鈴」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「業者と癒着する」の「癒着」はユチャクと読む
■「癒着」は、「好ましくない状態で強く結びついていること」だそうです。お医者さんの用語としては、「本来は分離しているはずの臓器・組織面が外傷や炎症のためにくっつくこと」とのこと。
□「癒」という漢字は、常用漢字表には「ユ」という音読みだけが記載されています。漢和辞書「字通」によれば、「いえる、やむ」という字訓もあります。「握りのある大きな手術刀で膿をもつ患部を刺し、膿の液を容器に移しとる」といった意味のある漢字だそうです。外科手術によって苦痛が取り除かれることを「癒(い)える」と呼んだらしい。「治癒(チユ)」、「快癒(カイユ)」、「平癒(ヘイユ)」などの熟語を作ります。いずれも病苦が取り除かれたことを意味する言葉ですね。
□ちかごろよく使われる言葉、「いやし」も漢字では「癒し」です。どちらかといえば、いま使われる癒しは気持ちの問題に重点がおかれています。心にできた腫れ物がズキズキと痛むとき、形のないメスで取り去ることが癒しらしい。形のないメスとは、優しい言葉、かぐわしい芳香、妙(たえ)なる旋律、美しい眺め、フィトンチッドの作用など、さまざまなものがあるようです。
[ろ]「翻意を促す」の「翻意」はホンイと読む
■「翻意」は、「決意をひるがえすこと」だそうです。やわらかくいうと「心がわり」ですね。「離党を表明したA議員を説得し、翻意を促した」などと使われます。熱心に翻意を促したのに失敗した場合は、不翻意(フホンイ)であるといいます。嘘です。
□「翻」という漢字は、常用漢字表では「ホン、ひるがえ(る)、ひるがえ(す)」という読みがあります。漢和辞書「字通」によれば、「ハン、とぶ、ひるがえる」という字音・字訓もあります。「翻案(ホンアン)」とか「翻訳(ホンヤク)」といった熟語をつくります。
[は]「管轄外の地域だ」の「管轄」はカンカツと読む
■「管轄」は、「権限をもって支配すること」だそうです。支配の及ぶ範囲そのものも管轄と呼ばれるらしい。警察が舞台のドラマ「踊る大捜査線」などによく登場した言葉「所轄(ショカツ)」は、「ある範囲を管轄すること」だそうです。
□「轄」という漢字は、常用漢字表には「カツ」という音読みだけが記載されています。漢和辞書「字通」によれば、「くさび」という字訓もあるようです。そもそもは「車輪の中央部分と車軸が発する音」という意味もあったらしい。また、車軸の端にさしこむくさびという意味もあったとのこと。「くさびをさす」ことから「とりしまる」とか「しめくくる」といった意味が生まれたようです。
□「直轄(チョッカツ)」という熟語を作ります。直接に治めるという意味とのこと。江戸時代、幕府の直轄地に派遣された地方官は代官と呼ばれました。越後屋と癒着し、違法な不労所得を得る人ですね。毎年、何人もの悪代官が黄門様の手によって摘発されています。でもあとからあとから生まれるらしく、黄門様もなかなかシリーズを終わりにできないようです。そういえば現実の世の中でも業者と癒着する政治家はあとをたたないようですね。
[に]「弔電を打つ」の「弔電」はチョウデンと読む
■「弔電」は、「弔意を伝える電報」です。葬儀は厳寒の日、猛暑の日ということもあります。若い人ですら体力を消耗します。年をとったら、葬式には顔を出さず、弔電で済ませるのは賢い方法といわれます。
□NTTは弔電の文例集を作って準備しているそうです*2。文例には番号がついており、たとえば、「お悔やみの7504番」、あるいは「7501番」などと注文します。葬儀会場では、「在りし日のお姿を偲(しの)び、心からご冥福をお祈りいたします」、あるいは「ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます」という電文が読み上げられるそうです。とても便利です。でも手軽すぎちゃって、ちょっと気が引けてしまいます。稚拙ではあっても自分の言葉で弔電を送るべきかな。
[ほ]「風鈴が鳴る」の風鈴」はフウリンと読む
■「風鈴」は、「金属・陶器・ガラスなどで小さい釣鐘の形に作り、その中の舌に風を受ける羽や短冊をつけた鈴」だそうです。日本人なら知らない人はいませんね。
□「親馬鹿ちゃんりん、蕎麦屋の風鈴」という言葉があります。昔の蕎麦屋は風鈴をつけていたのかと不思議に思えますが、実際につけていたらしい。江戸時代にタネモノを扱う少し高級な蕎麦屋の屋台は、最低級の夜鷹蕎麦(よたかそば)と区別してもらうために、屋台の四隅に風鈴をぶらさげ、風鈴蕎麦として売り出したという説があります*3。
□屋台の蕎麦屋の書き入れ時は寒くなってからでしょう。木枯らしに風鈴が鳴る様子は少し間が抜けていたらしく、親馬鹿の間抜けぶりと並び称されることになったそうです。
◆参考:*1書籍「2008年度版 漢字検定 問題と解説 2級」新星出版社
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林
◇HP「常用漢字表」
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003929&clc=1000000068
◇*2HP「弔電文例」
http://www.osoushiki-plaza.com/library/okuyami/kuyami03.html
◇*3HP「日穀製粉株式会社|そば辞典」
http://www.nikkoku.co.jp/know/jiten/jiten34.html
◇*4HP「江戸時代の後期には今よりずっと蕎麦屋が多かったの? 」
http://blog.q-q.jp/200812/article_10.html

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