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●●●●★科学★●● 問題:スモッグという言葉をときどき聞きます。フォグ(fog、霧)とスモーク(smoke、煙)の合成語だそうです。スモッグの発生源はロンドンです。ヴィクトリア時代といいますから、19世紀の大英帝国の黄金時代ですね。もともと頻繁に発生した霧と産業革命による石炭燃料の煤煙がまざりあい、地表付近に滞留する現象が起きました。呼吸器疾患など多くの健康被害を出したそうです。 ■スモッグによる史上最大の被害といわれるロンドン・スモッグ事件があります。一冬で1万人以上の人が死んでしまったという惨事です。平成7(1995)年に発生した阪神淡路大震災は大きな自然災害でしたが、犠牲者の数は6500人ほどといわれます。それを上回る犠牲者を生んだのがロンドン・スモッグ事件らしい。 ■では、ロンドン・スモッグ事件と呼ばれる惨事はいつ発生したでしょうか? 次のなかから選んでください。 [い]19世紀の半ば…産業革命が進行し、第1回万国博覧会がロンドンで開催されたころ [ろ]19世紀末期…ヴィクトリア女王治世の最後の時代 [は]20世紀初頭…自動車が大量に製造されはじめたころ [に]20世紀前半…第1次世界大戦から第2次世界大戦のあいだ [ほ]20世紀半ば…第2次世界大戦の終戦後 (答えはずっと下↓ スクロールして下さい) ●●●●★科学★●● 正解:[ほ]20世紀半ば…第2次世界大戦の終戦後 説明:Wikipediaによると、昭和27(1952)年の12月5日から12月10日のあいだに高気圧がイギリスの上空を覆ったらしい。冷たい霧がロンドンに舞い降りてきたようです。あまりに寒いので、ロンドン市民はいつもより多目の石炭をストーブにくべたらしい。 ■ちょうどこの年に、ロンドンの地上交通は路面電車からディーゼルバスに転換されたそうです。各家庭の暖房器具、発電所、ディーゼル車などから発生した亜硫酸ガスが冷たい大気の層に閉じ込められました。滞留しているあいだに大気汚染物質は濃縮され、pH2ともいわれる強酸性の高濃度の硫酸の霧ができあがっていったらしい。ちなみにpH2はレモン汁とおなじぐらいの酸性だそうです。 ■このときのスモッグはたいへん濃く、視界も遮られてしまうものだったようです。ロンドン東部の工業地帯、港湾地帯では昼間でも自分の足元さえ見えないほどの濃さだったといわれます。建物の内部にも容赦なく侵入しました。音楽の演奏会場や映画館では、舞台が見えない、銀幕がかすむという理由で上演や上映が中止されたとのこと。 ■多くの人が目や呼吸器をいためました。咳が止まらない人たちが病院に向かいます。病院では気管支炎、気管支肺炎、心臓病の患者であふれかえったらしい。12月5日からの数日間で、ふだんの冬に比べて4000人もの人が多く死んだそうです。さらにその後の数週間で8000人が亡くなり、この冬のスモッグによる合計死者数は1万2000人を越えたとのこと。その多くがお年寄りや子供、慢性病の患者だったといわれます。 ■昭和27(1952)年のロンドン・スモッグ事件以外にも、19世紀からそのときまでに約10回の大きなスモッグの被害がロンドンで発生しているそうです。昭和27(1952)年の事件をきっかけに、緊急の対策が叫ばれました。「大気浄化法」など、煤煙を出す燃料の使用を制限する法律が生まれます。その後は多くの人が犠牲になる惨事は発生していないそうです。 ◆参考*1:HP「ロンドンスモッグ Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%83%E3%82%B0 ◇*2HP「スモッグ Wikipedia」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%83%E3%82%B0 ぬけられます→科学雑学クイズ一覧 |
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murakami t 2010/04/05 14:17 |
コメントをありがとうございます。 |
murakami t様<素町人 2010/04/05 14:49 |
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