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問題:中島敦(なかじま あつし)の小説「山月記」は高校の現代文でとても人気のある教材だそうです。多くの国語の教科書に掲載されています。「新潮文庫の100冊」などにも収録され、多くの人がいちどは読んだことのある小説です。
■その割りには、難しい漢字、言葉も多いですね。おそらく、高校生のころ、試験直前はかなり読め…
●●●●★科学★●●
問題:もうじき2月も終わり、ようやく春がやってくる予定です。梅はすでにほころび、いずれは桜の便りも聞かれることでしょう。視線をもう少し下げると、菜の花が咲く時期でもあります。
■「菜の花や 月は東に 日は西に」というのは江戸中期の俳人与謝野蕪村(よさの ぶそん)の作品だそうです。神戸の摩耶山(まやさん)という地…
●●●●●★歴史★●
問題:西暦1714年の今日、2月26日。和暦では正徳(しょうとく)4年1月12日。江戸で奇妙な事件が勃発しました。発端は、ある人物が門限に遅れたというだけ。「通せ」、「通さぬ」と門番ともめたことがきっかけだと言われます。発端はじつに些細な出来事でした。やがて大事件に発展し、1500人以上が処分を受け、死刑に処され…
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問題:世界が不況にあえぎ、万国の労働者はしきりにクビを切られているとのこと。おかげで、仕事の値打ちはかつてないほどにあがっています。
■どんな仕事でもないよりははるかにマシ。この一般的な事実は、多くの人に知られてきました。だからこそ、馬鹿な上司や不愉快な同僚、わがままな取引先に耐えて働くことができるのでしょう…
●●●●★科学★●●
問題:毎年、数十人ほどが感電死しているそうです*1。低い電圧でも高い電圧でも事故は起こっています。「低い電圧」というのは交流600V以下、直流750V以下と規定されているらしい。家庭で感電する場合は、ほとんどが低い電圧になるようですね。
■季節としては夏が多いらしい。暑さでつい集中力・注意力が落ちます。汗をかい…
●●●●●★歴史★●
問題:明治23(1890)年の今日、2月25日。日本麦酒醸造会社は恵比須ビールという商品を発売しました。ドイツからカール・カイザーという技師を招いて醸造したそうです。
■今でもカイザー(KAISER)と呼ばれる舶来の瓶ビールがあります。とても伝統のある製品で、嘘かホントかオーストリアの皇帝が愛飲していたとか。ハ…
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問題:敬語はふつう尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つに分類されると聞きます。でも、Wikipediaの敬語の項目によれば、専門家たちは、さらに丁重語、美化語の2つを加え、5分類で考えているらしい*2。文部科学大臣及び文化庁長官の諮問機関である文化審議会という専門家の集まりも、平成19(2007)年に5分類にする指針を…
●●●●★科学★●●
問題:イオンというと何を思い出すでしょうか。スーパーなどを経営する流通企業かな。それとも英会話教室かな。マイナス・イオン発生装置などという健康器具かもしれません。理科系に強いかたは、化学で習ったイオン結合でしょうか。
■化学の授業で習うイオンは英語では「ion」と書くそうです。スーパーと英会話のほうは「AEON…
●●●●●★歴史★●
問題:明治31(1898)年の今日、2月24日。日本で初めての鉄道ストライキが実行されたそうです。それを記念して本日は「鉄道ストの日」だそうです。
■ただし、この記念日は、どんな団体が決めたのか。また、記念日としてどんな催しがあるのか。いまひとつ不明です。いちおう、Wikipediaの2月24日の項には、「鉄道…
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問題:漢検2級程度の漢字の誤りを見つける問題です。次の短文から誤った漢字を見つけて正しい漢字に直してください。
[い]「高額な尉謝料を請求された」
[ろ]「食品の産地を擬装した疑いで捜索が行なわれた」
[は]「大富豪だった彼氏に対する追億が残る」
[に]「候爵から公爵へのアップグレードだ」
[ほ]「強…
●●●●★科学★●●
問題:「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」。ほとんどのかたが一度は聞いたことがある俳句です。明治時代に正岡子規(まさおか しき)が作ったらしい。俳句だけでなく、短歌にも柿は読まれているそうです。なにしろ、和歌の神様と言われるのは、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)と呼ばれる人です。この人は尋常ならざる歌の巧みさがあ…
●●●●●★歴史★●
問題:昭和19(1944)年の今日、2月23日。毎日新聞の朝刊1面には、ちょっと変わった雰囲気の記事が掲載されました。時の総理大臣東條英機(とうじょう ひでき)の非常時宣言を批判する記事です。陸軍の非常時宣言には、精神論が盛り込まれていました。記事は、その精神論を正面から否定する論調であり、見出しももちろん精神論…
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問題:漢検準1級程度、難しい漢字の読み問題です。次の漢字・熟語はなんと読むのでしょうか?
[い]「大工さんの古い呼び方は杢である」の「杢」
[ろ]「偽善者が世に蔓る」の「蔓る」
[は]「山伏が吹螺を鳴らした」の「吹螺」
[に]「突然海が凪いだ」の「凪いだ」
[ほ]「巷説によれば」の「巷説」
(答えは…
●●●●★科学★●●
問題:ある分野の科学者のあいだではよく使われる言葉なのに他の分野の専門家や一般の我々にはまるで知られていない言葉がたくさんあります。そのひとつ、「オールトの雲」とは次のどれに近いものでしょうか?
[い]医学用語。肺繊維症に罹患した肺のレントゲン写真に映る雲状の影のこと
[ろ]物理学用語。強力な磁場があるとき、…
●●●●●★歴史★●
問題:昔々、「古事記」や「日本書紀」以前の日本では、文章に書かれた法律はあまり整備されていなかったようです。死刑や財産没収、追放などの処罰はあったようです。慣習にもとづいて裁かれていたと聞きます。
■大陸からの帰化人、留学生などの情報から成文法を作らねばという機運が高まり、8世紀初頭に大宝律令、8世紀中ごろに養…
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問題:日ごろ何気なく使っている言葉の語源には、意外に面白いものがあります。たとえば、「気さく」という言葉。もともとは「さくい」という形容詞から出た言葉だそうです。「さくい」は、「性質が淡白な様子」を表わすらしい。「もろい、こわれやすい」という意味にもなるようです。関東6県、東北、中部、北陸、関西の一部では今でも…
●●●●★科学★●●
問題:「熊にあったら死んだふりをすると助かる」というお話は迷信だそうです。なぜこんなお話が生まれたのでしょう。仮死状態になった人がいて、運よく生還できたことがあったのでしょうか。
■専門家の話では、熊と接近遭遇したときには、「スタコラサッサノサ」と逃げるほうが生きのびる可能性が高いらしい。童謡「♪森の熊さん」に…
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問題:明治7(1874)年の今日、2月18日。明治初期の士族の反乱のひとつ、佐賀の乱で江藤新平(えとう しんぺい)らが佐賀県庁を占領しました。当時の佐賀県庁は佐賀鍋島氏の居城だった佐賀城にあったそうです。佐賀市の中心部に位置するとのこと。
■江藤新平は、1834年3月18日に生まれています。和暦では天保5年2月…
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問題:昔の人は今の人たちよりも神話や歴史について詳しかったようです。神話や歴史を題材として絵画がたくさん生まれます。演劇や音楽の題材にもなりました。川柳や狂歌もできました。なかなかうがった面白い作品もあります。
■本日は、神話時代の出来事をからかった川柳の問題です。作者の気分になってみましょう。次の川柳の○に…
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問題:落語に出てくるけちん坊は、梅干に箸をつけずにじっと見つめるそうです。条件反射で湧いてきた唾液でご飯を食べるとのこと。さらにたまたま隣が鰻屋なので、昼ごはんのおかずとして、隣でうなぎを焼く煙を胸いっぱいに吸い、匂いをかぎ、出てきた唾液でごはんをおいしくいただくのだそうです。でも鰻に梅干ですからね。食べ合わせが…
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問題:今日2月17日は「天使の囁(ささや)き記念日」という不思議な名前の記念日だそうです。北海道の空知支庁に幌加内町(ほろかないちょう)という自治体があるそうです。その北部に母子里(もしり)という場所があり、北海道大学の演習林があるとのこと。昭和53(1978)年の今日、2月17日に、この場所で氷点下41.2度C…
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問題:漢検1級程度。とても難しい漢字の読み問題です。多くが日常ではほとんど使われない漢字です。昔の本にはよく登場した漢字です。次の漢字はなんと読むでしょうか?
[い]「能事畢れり」の「畢れり」
[ろ]「春を鬻ぐ」の「鬻ぐ」
[は]「共存ではなく靠れあう関係だ」の「靠れあう」
[に]「海を越えて霾が飛来し…
●●●●★科学★●●
問題:炭は、昔の日本人の生活にはなくてはならないものでした。昭和30年代に子供だった者は、暖房器具のひとつとしてまだ火鉢を使っていました。灰をたくわえた陶器の大きな鉢で炭を燃して手をあぶりました。炬燵(こたつ)もたしか炭を使っていたと記憶します。
■ガスや電気の普及で一度はすたれかけた炭です。でも、最近は、また…
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問題:今日は、天気図記念日だそうです。明治16(1883)年の今日、2月16日に、日本初の天気図が作成されたことに由来するらしい。
■明治の初め、測量の指導に来日したお雇い外国人が気象観測の必要性を建議します。明治6 (1873)年5月に気象台の開設が決定します。観測機器の導入などの準備期間を経て、明治8(18…
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問題:漢検準2級程度の四字熟語です。次のカタカナ部分を漢字に直してください。
[い]「長く国会議員をつとめたが、セイレンケッパクな人物である」のセイレンケッパク
[ろ]「ソセイランゾウされた土産品」のソセイランゾウ
[は]「宇宙のシンラバンショウはすべて人間と関わりを持っている」のシンラバンショウ
[に…
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問題:北陸地方では晩秋から初冬にかけて、強い風が吹き、雷の鳴ることが多いそうです。富山地方ではこれを「鰤起こし(ぶりおこし)」と呼ぶらしい。冬のブリ漁が始まる合図だそうです。
■北陸地方沿岸ではブリは陸に近い海を南下してくるそうです。沖に向かって4kmほど突き出した長い定置網をしかけるとのこと。南下してくるブリ…
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問題:19世紀~20世紀初頭の中国はゴタゴタが続いていました。外国とのもめごとでいえば、天保11(1840)年のアヘン戦争や安政4(1857)年のアロー戦争でイギリスと喧嘩になります。ベトナムをめぐる明治17(1884)年の清仏戦争、朝鮮半島をめぐる明治27(1894)年の日清戦争で立て続けに負け、領土を失い、不…
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問題:現在でもよく使われる俗語、スラングの語源の問題です。多くは江戸時代、あるいはそのちょっと前に誕生した言葉です。では、俗語の由来を説明した次の文のうち、正しいのはどれでしょうか? けっこう意外な語源の言葉もあるかも。
[い]「インチキ」の語源はフィリピンの言葉で中国人を指す
[ろ]「うけにいる」は芝居の…
●●●●★科学★●●
問題:いまから4億年ほど前、デボン紀といわれるころ。水生動物だった魚類のうち、現在の肺魚やシーラカンスの祖先たちが、いうにいわれぬ苦労を重ねて陸にあがったそうです。肺呼吸や手足、肩、腰の骨格を得てようやく両生類として地上でも暮らせるようになりました。
■その後も長い年月をかけた涙ぐましい苦労を経て、ようやく哺乳…
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問題:ちょうど1ヶ月前の平成21(2009)年1月10日。大津市の近江神宮で、小倉百人一首競技かるたの第55期クイーン位決定戦が行なわれました。この戦いで第55期のクイーン位を獲得するとともに、最年少で永世クイーンの座をつかんだのは、立命館大学に通う楠木早紀(くすのき さき)さんだそうです。永世クイーンの資格は、…
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問題:漢検2級程度、全問正解が望ましい書き取りの問題です。次のカタカナ部分を漢字に直してください。
[い]「渓流には豪華客船はケイリュウできない」のケイリュウ
[ろ]「おまわりさんがジュンショクしてしまった」のジュンショク
[は]「多くのモギテンが客で賑わった」のモギテン
[に]「圧倒的な経済力と軍事力…
●●●●★科学★●●
問題:ユーリー・ガガーリンという人物をご存知でしょうか。昭和36(1961)年4月12日に、人類史上始めて宇宙飛行士として地球を1周したソ連の軍人です。「地球は青かった」という有名な言葉を残しました。
■もうひとつ、「見回しても神は見当たらない」という言葉も知られています。ソビエトは共産党主導の政権ですから、宗…
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問題:明治28(1895)年の今日、2月9日。アメリカ人のウィリアム・G・モルガンたちによってバレーボールが考案されたそうです。一緒に考案したのは、スプリングフィールド大学の学生、そしてマサチューセッツのYMCAのマネージャーらしい。
■翌明治29(1896)年にYMCAの体育指導者会議の際に、この競技を公開し…
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問題:漢検1級の問題集に掲載されていたかなり難しい難読単語です。植物や動物の名前を集めました。次の単語はそれぞれなんと読むでしょうか?
[い]「魚虎」 (ヒント 漫才師が名前に借用)
[ろ]「巻丹」 (ヒント 花粉が服につくと始末に悪い花)
[は]「乳柑」 (ヒント 喜界島の名物の柑橘(カンキツ)類)
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●●●●★科学★●●
問題:冬は木枯らしがときどき強い。春は春で桜の花を吹き散らす嵐が吹いたりします。この季節の日本列島は、桶屋さんが有卦(ウケ)に入る季節なのかもしれません。
■もうじき春一番も吹くでしょう。春一番は、「春先に初めて吹く強い南風」のことらしい。気象庁の天気相談所では、関東地方の春一番については次のように定義している…
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問題:西暦1160年の今日、2月5日。和暦では平治元年12月26日。平治の乱が終結し、源氏の負け、平氏の勝ちが決まりました。紅白でいえば赤組の勝ちですね。白旗を掲げた源氏の親分である源義朝(よしとも)は殺され、息子の頼朝も危ういところでしたが、平清盛(きよもり)の継母池禅尼(いけのぜんに)のとりなしにより、一命は…
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問題:関西弁、大阪弁には、すでに全国区となった言葉がたくさんあります。たとえば、「なんでやねん」という突っ込み用語は、吉本興業や松竹芸能の営業努力により、日本国中の人が意味を理解するようになりました。
■逆に、関西・大阪に在住していても、年配のかたでないと理解できない言葉もあります。地方色が濃く、しかも古い言…
●●●●★科学★●●
問題:精進料理は、インドで生まれ、中国その他の国を経由して日本に伝えられたらしい。仏教の伝来とともに、動物性タンパク質を制限する考え方が伝来したようです。
■精進料理は穀物と野菜が中心です。そのため、植物性の素材でいかにして料理をおいしくするかという課題を与えられました。これに対する解答がたとえば大豆の加工にあ…
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問題:今日、2月4日は「銀閣寺の日」なんだそうです。1482年の2月4日(和暦では文明14年1月7日)に銀閣寺の造営に着手したことを記念しているとのこと。そんな日があることは知りませんでしたね。ちなみに、ちょっと調べた限りでは「金閣寺の日」というのはありませんでした。「清水寺の日」もないようですね。
■ご存知の…
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問題:いわゆる着膨れラッシュもいまがピーク。1ヶ月ほどの内には春一番が吹く予定です。気温があがるにつれて徐々に隙間もできてくるでしょう。もうしばらくの辛抱かもしれません。
■本日は、通勤ラッシュにまつわるサラリーマン川柳の問題です。お手持ちのユーモア感覚を総動員し、次の川柳の虫食い部分を埋めてください。
[…
●●●●★科学★●●
問題:ある演出家の話では、小道具として空のビール瓶はなかなかすぐれた働きをするそうです。生活感が演出されるらしい。たしかに、どんなにピカピカに磨き上げられたご家庭でも、空のビール瓶がころがっていると、人間くさい匂いが漂ってきます。
■ビール瓶にはビールが詰め込まれ、運搬されます。ビール醸造メーカーとあなたの胃袋…
●●●●●★歴史★●
問題:西暦1851年の今日、2月3日。和暦では嘉永(カエイ)4年1月3日。万次郎という青年がアメリカから帰国してきました。
■万次郎は、西暦1827年の1月27日生まれだそうです。天保(テンポウ)12(1841)年、14歳のときに漁師の手伝いとして海に出て4人の仲間とともに遭難します。5日半ほど漂流します。運よ…
●●●★日本語★●●●
問題:泉鏡花(いずみ きょうか)は、明治の初めに生まれ、太平洋戦争開戦のちょっと前まで生きた戦前の作家です。「繊細優雅な文体で、独特の浪漫的境地を開いた」とのこと。小説「歌行灯(うたあんどん)」や「高野聖(こうやひじり)」、戯曲「夜叉ヶ池(やしゃがいけ)」などの作品が知られています。
■小説「婦系図(おんなけ…
●●●●★科学★●●
問題:人間と他の動物の違いをあらわすのに、「人間だけが複雑な言葉を使う」とか、「人間だけが火を上手に使う」、「人間だけが笑う」など、さまざまな言い方があるようです。そのうちのひとつに、「人間だけが避妊する」というのがあるらしい。たしかに、チンパンジーの避妊とかバッタの避妊は聞いたことがありませんね。
■本日は、…
●●●●●★歴史★●
問題:ジョンソン・エンド・ジョンソンというヘルスケア関連製品を取り扱う企業があります。この企業が独自に制定した「頭痛の日」が本日2月2日なのだそうです。日本語による語呂合わせで日付が決まっています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは多国籍企業だそうですが、きっと頭痛の日は日本国内限定なんでしょうね。
■約3000…