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zoom RSS ことわざの間違い探し。「美人なのに悪女の深情け」は誤り?

<<   作成日時 : 2009/01/06 06:57   >>

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★日本語★
問題:日ごろ何気なく使っている慣用句には、ときどき間違った使いかたをされているものがあります。故事に由来した言葉、あるいはことわざなどの使用法にも誤りが含まれていることがあります。では、次の表現はどこが間違いでしょうか?
[い]「あれだけの美人なのに、いわゆる悪女の深情けで彼はなかなか苦労している」
[ろ]「口うるさい課長が長期出張に出るとのこと。あとは野となれ山となれ。羽を伸ばすぞ」
[は]「警備が厳重で、テロリストはおろか、蟻の入り込むすきもない」
[に]「古希、おめでとうございます。一病息災でなによりですね」
[ほ]「犬も歩けば棒に当たるだから、いろいろ動いてみるよ」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「あれだけの美人なのに、いわゆる悪女の深情けで彼はなかなか苦労している」
■「悪女の深情け」は、「醜女(しこめ)のほうが美人に比べて情が深い」という意味だそうです。ありがた迷惑のたとえとして使われます。この場合の悪女は、根性の悪い女性とか悪知恵にたけた女性ではありません。容貌の不自由な女性のことだそうです。美人に対しては使われないのが「悪女の深情け」という表現らしい。
[ろ]「口うるさい課長が長期出張に出るとのこと。あとは野となれ山となれ。羽を伸ばすぞ」
■「あとは野となれ山となれ」は、「目先のことさえなんとか済めば、あとはどうなってもかまわない」という意味です。「A社の株をうまく売り抜けたら、あとは野となれ山となれ。しばらくはデイトレーダーも休業だ」などと使われます。監視役や厄介者が去ったら自由勝手に振る舞えるという意味とは少し違うようです。
[は]「警備が厳重で、テロリストはおろか、蟻の入り込むすきもない」
■正しくは、「蟻の這い出る隙もない」だそうです。例文の場合、警備は侵入者に対して厳重なのでしょう。「蟻の入り込む」とした意図もわかります。でも誤りらしい。ネット上の「大辞泉」には、「蟻の這い入る隙もない」とするのも誤りであると書かれていました。
[に]「古希、おめでとうございます。一病息災でなによりですね」
■「一病息災」は、「無病息災」のもじりです。「ちょっとした病気のある人のほうがからだに注意するので、健康な人よりもかえって長生きする」という意味だそうです。よく使われますね。
□「無病息災」なら、他人に対しても言えます。でも「一病息災」の場合は、自分から言うことしかできないようです。「一病」が、本人にとってどれほど辛いことかは、他人にはうかがいしれないからです。うっかりすると、「おまえに俺の何がわかるんだ」と怒りを買うかもしれません。
[ほ]「犬も歩けば棒に当たるだから、いろいろ動いてみるよ」
■「犬も歩けば棒に当たる」は、「何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多い」という意味だそうです。棒でぶたれるのは、あまり幸せではありません。「犬も歩けば棒に当たるだから、じっとしていよう」というのなら正しい…と参考資料*1は言っています。
□ただし、現在では、「幸運に巡り合う」という意味合いで使われることも多いようです。ネットの「大辞泉」には、「出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ」という意味も書かれていました。誤用であろうなかろうと、みんなで使えば怖くない。まっ、少なくとも辞書には載るわけですね。
◆参考*1:書籍「勘違いことばの辞典」西谷裕子編、東京堂出版
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇辞書「字通」白川静、平凡社

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