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help RSS サハラ砂漠も1500年前までは緑に覆われていたの?

<<   作成日時 : 2009/01/27 06:44   >>

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★科学★
問題:森林は人間を安心させてくれます。その昔、われわれの祖先は森に住んでいたことがあり、なつかしさを感じるらしい。
■オランウータンという人類の親戚筋にあたる動物は、現地の言葉で「森の人」という意味だそうです。樹上から地上へ降りたのが我らの祖先。樹上にとどまったのが森の人なのかな。なんにせよ、森は人類にとっても故郷です。
■現在でも、森はわれわれにとってかけがえのない存在です。空気をきれいにしてくれます。植物や微生物から大型動物までの生態系を守ります。水を貯えてくれます。美しい風景で人々の心を癒します。
■本日は森や林にかんする雑学クイズです。次のうちで正しい記述はどれでしょうか?
[い]いまや日本は国土の30%にまで森林の面積が減り、先進国中では最低である
[ろ]日本は昔から松林がとても多かった
[は]ドイツの黒い森は自然の森ではない。人間が育てた森である
[に]17世紀の帆船1隻を作るのに100本の木が切られた
[ほ]サハラ砂漠も昔は緑で覆われていた
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★科学★
正解:[は]と[ほ]が正しい
説明:[い]いまや日本は国土の30%にまで森林の面積が減り、先進国中では最低である(×)
■正しくは、「日本は国土の60%が森林で覆われており、先進国中、突出した森林の多さである」だそうです。国土の60%が森林で覆われているというのは、世界最大の熱帯雨林アマゾンを擁するブラジルとおなじぐらいとのこと。
□他の国では、森林はたいへん減ってしまっているらしい。イギリスでは産業革命後には90%の森林が消えたと言われています。蒸気機関を使って伐採し、放牧地にしたり畑にしたりしたのかな。今でもハゲ山がとても多いらしい。
□欧州大陸も同様だそうです。かつて豚やヤギ、ヒツジを森林に放牧したそうです。連中はドングリや若芽をたべ、森林が再生するのを妨げるそうです。かつては大森林地帯だった大陸もどんどん森林が減ってしまったらしい。そういえばスペインのイベリコ豚は「ドングリを食って育つ」とか言われますね。
□先進国ではなくても、中国の華北や韓国はハゲ山が多いそうです。中国では黄河文明のために森林が伐採され、農地や放牧地が作られたそうです。休ませないで使われた土地は痩せます。雨が少ないために再生できない。たまに大雨が降ると土壌が押し流され、砂漠化していったらしい。いまや北京のすぐ近くまで砂漠が迫っているといわれます。韓国の場合は焼畑農業のためにハゲ山になってしまったらしい。
□日本は幸いに雨が多い。牧畜が盛んになりませんでした。多くの森林は傾斜がきついため、畑としても適していない。森林を含めた自然を神とする信仰もありました。植林の歴史も長いようです。いろいろな理由から、森林が維持されています。
[ろ]日本は昔から松林がとても多かった(×)
■白砂青松(はくしゃせいしょう、はくさとも)という言葉があります。白い砂と青々とした松原。日本でもおなじみの風景ですね。
□松林は昔からあったのかと思ったら、そうでもないらしい。遺跡の発掘などで明らかになったところでは、日本で松が広く分布するようになったのはだいぶ遅かったらしい。
□たとえば6500年前といわれる福井県の前の浜遺跡からは、椿(つばき)、榊(さかき)、樫(かし)、檜(ひのき)、杉(すぎ)、欅(けやき)などは見つかるらしい。でも松は土中の花粉分析からも見つからないそうです。2000年前の静岡県の登呂遺跡でも見つからないようです。
□6世紀なかごろから赤松が窯(かま)の薪(まき)に使われていたのが見つかっているらしい。7世紀後半から8世紀後半ごろにかけて編まれた万葉集には、松を詠んだ歌がたくさん収載されているとのこと。
□松は痩せた土地に生えるそうです。他の木を伐採し、土地が痩せたところに生えるらしい。海岸に生えるのも、痩せた土地だからだそうです。松はおめでたい木ではありますが、森林の状態としてみると、吉兆ではないのかもしれません。
[は]ドイツの黒い森は自然の森ではない。人間が育てた森である(○)
■ヨーロッパでは、地中海沿岸の森林がまず衰退し、次第に北へ北へと森林が侵食されていったらしい。ドイツもその例にもれず、森林が消えていったらしい。そこで再生させる運動が起きたそうです。ライン川沿いにシュバルツ・バルト(黒い森)と呼ばれる森林があるそうですが、これは造林によって生まれた森だそうです。
□せっかく緑を回復したのに、いまや黒い森は酸性雨の被害で60%が損なわれているという話もあります。ひとごとではありません。日本の森林も酸性雨にやられないよう、対策を講じなければなりませんね。
[に]17世紀の帆船1隻を作るのに100本の木が切られた(×)
■正しくは、「…1000本の木が切られた」だそうです。17世紀の海賊の標準的な艦船に必要な量らしい。樫(かし)の木などが使われたとのこと。1000本も必要だったというのですから驚きます。正規の海軍なら最低でも数十隻の艦船で構成されるでしょう。下手すると森がひとつまるごと消えるのかもしれません。
[ほ]サハラ砂漠も昔は緑で覆われていた(○)
■サハラ砂漠は、1500年前までは緑に覆われていたらしい。気候の変動や人間活動による生態系の破壊などがたたり、いまでは砂漠化の代表選手になってしまいました。
□ちなみにサハラ砂漠は1000万平方kmもあるらしい。日本の25倍以上の面積です。アフリカ全土の3分の1の面積を占めるほどに広がっているとのこと。
□余談です。サハラはアラビア語で「荒れた土地」を意味するらしい。そのため、英語では他の砂漠は○○デザートと呼ばれるのに、サハラ砂漠だけはサハラデザートとは呼ばれないそうです。「荒れた土地の砂漠」となり、意味が重複してしまうからかな。
◆参考*1:書籍「頭にやさしい雑学読本5」竹内均編、ISBN4-8379-0981-7、三笠書房
◇*2HP「サハラ砂漠 Wikipedia」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%8F%E3%83%A9%E7%A0%82%E6%BC%A0

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