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zoom RSS 「始まり」とか「初」にかかわる四字熟語。「開口一番」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2009/01/05 07:07   >>

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★日本語★
問題:あけましておめでとうございます。弊ブログは本日より更新を開始します。年の初めにちなみまして、今日は「始」とか「初」にちなんだ四字熟語の読み問題です。3つ読めれば合格、4つ以上自信を持って答えられる人は、なかなかの漢字通かもしれません。
[い]天地開闢
[ろ]開巻劈頭
[は]開口一番
[に]阿吽二字
[ほ]嚆矢濫觴
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]天地開闢はテンチカイビャクと読む
■「天地開闢」とは天地の開けはじめ。世界の初め」という意味だそうです。「天地開闢以来」と使われたりします。大げさな表現の際に利用されることが多いようですね。
□ 「闢」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞書「字通」によれば、「ヘキ、ビャク、ひらく」という字音・字訓があります。「闢田(ヘキデン)」は開墾するという意味らしい。「闢門(ヘキモン)」は「開門」とおなじ意味のようです。
□夏目漱石の「吾輩は猫である」では、次のように使われていました。「…しかるにこのパラドックスを道破(どうは、ずばりと指摘する)した者は天地開闢以来吾輩のみであろうと考えると、自分ながら満更(まんざら)な猫でもないと云う虚栄心も出るから、是非共ここにその理由を申し上げて、猫も馬鹿に出来ないと云う事を、高慢なる人間諸君の脳裏に叩き込みたいと考える」
[ろ]開巻劈頭はカイカンヘキトウと読む
■「開巻劈頭」の「開巻」は、「書物を開くこと。また、書物の初めの部分。書きだし」だそうです。「劈頭」は、「物事のいちばん初め。最初。冒頭」だそうです。おなじ意味の熟語を2つ並べた四字熟語らしい。つまりは、書物の「冒頭の言葉」ですね。たとえば「平家物語」の開巻劈頭は「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり…」ということになります。
□「劈」という漢字は、常用漢字表には掲載がありません。漢和辞書「字通」によれば、「ヘキ、さく、つんざく」という字音・字訓があります。「劈断(へきだん)」という熟語は、「さきくだく」という意味らしい。「劈頭」は「さきひらいた先頭」という意味のようです。
□「この作品は、総理大臣奨励賞を受賞した歌集『オッペケペー』の開巻劈頭に据えられている」などと使われるようです。
[は]開口一番はカイコウイチバンと読む
■「開口一番」は、「口を開いてものを言いだすとすぐに」という意味だそうです。「口を開くやいなや」と訳せます。
□昭和34年。源田実(げんだみのる)という当時の航空幕僚長が国会に呼び出されました。次期戦闘機をどうするかについて証言を求められたそうです。航空幕僚長は開口一番、「飛行機の良否は乗ってみなければわからない」と言い放ったそうです。それまでああだこうだ、と無意味な議論を重ねていた議員たちも、そりゃそうだと納得したらしい。源田氏は米国に派遣され、候補を評価して戻り、その意見どおりに戦闘機の購入が決まったようです。
[に]阿吽二字はアウンニジと読む
■梵字の12字母で「阿」は最初、「吽」は最後にあるそうです。「梵字」は古代インドで用いられたサンスクリ」ット語の字らしい。「字母」というのは「表音文字のひとつひとつの字」だそうです。阿吽は「いろは」でいえば「い」と「ん」なのかな。英語には「A to Z」という言いかたがあると聞きます。似ているのかな。
□密教では、「阿吽」の2字を万物の初めと終わりを象徴するものとしているらしい。「阿吽二字」は「原初と究極をあらわすもの」だそうです。「万物の初めと終わりを象徴するもの」として、涅槃とか菩提心の意味になるらしい。
□仏教系の言葉なので、不信心な者には、どうもよくわかりません。「阿吽二字」の使用例を見たらわかるかなと思って調べてみました。でも、なるほどという適当な例は見当たりませんでした。どんなふうに使うんでしょうね。
□ちなみに「阿吽二字」は、小学館の「日本国語大辞典」、ネット上の「大辞泉」や「大辞林」には立項されていませんでした。「阿吽」だけならもちろん掲載されています。
[ほ]嚆矢濫觴はコウシランショウと読む
■「嚆矢濫觴」も、四字熟語としては国語辞典類には見当たりません。別々に調べると、「嚆矢」は、「ものごとの始まり」を意味するようです。「鏑矢(かぶらや)」の意味らしい。昔、戦いを始めるときに敵陣に向かって音のする矢、鏑矢を射たそうです。物事の始め、始まりの意味になったらしい。
□「濫觴」は「物事の起こり。始まり。起源」だそうです。似た言葉を重ねて「始まり」という意味を強調しているようです。
□「嚆矢濫觴」としては、あまり適当な使用例が見つかりませんでした。「嚆矢」では、岡本綺堂の「半七捕物帳」に、「(写真術は)アメリカの船員が我が役人らを撮影し、あわせてその技術を教えたのが嚆矢であると云う」と使われていました。「濫觴」では、芥川龍之介の「骨董羹(コットウカン)」という文章に、「西洋演劇研究の書今は多く出でたれど、その濫觴をなせしものは永井徹が著したる各国演劇史の一巻ならん」と使われていました。
◆参考:辞書「日本国語大辞典」小学館
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞林
◇漢和辞書「字通」
◇HP「常用漢字表」
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003929&clc=1000000068

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