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zoom RSS 「餅つかず しめかざリせず ○たてず」の○に入る言葉はなに?

<<   作成日時 : 2009/01/14 06:56   >>

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★日本語★
問題:お正月は去っていきました。しばらく寒さに耐えていれば、南のほうから冬の終わりをつげる風物詩の報せが届くでしょう。東京ではあと1ヶ月もすれば、春一番が吹くかもしれません。
■すこしタイミングが遅れましたが、今日は正月にまつわる韻文のクイズです。年のはじめにかかわる次の句・歌の虫食い部分を埋めてください。
[い]「餅つかず しめかざリせず ○たてず かゝる家にも 正月はきつ」一休宗純(いっきゅうそうじゅん) (ヒント 狂歌 漢字1文字植物名)
[ろ]「かんざしで ○も突きそうな 歌がるた」 (ヒント 川柳 漢字1文字身体の一部分)
[は]「歌かるた ○を焼くのが 無筆なり」 (ヒント 川柳 漢字1文字食品名)
[に]「○○○を 仕掛けて一家 寝正月」 (ヒント 川柳 漢字3文字家電製品名)
[ほ]「さい日に けころを○って ひだるがり」 (ヒント 川柳 漢字1文字 「ひだるい」は空腹である意)
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「餅つかず しめかざリせず ○たてず かゝる家にも 正月はきつ」の○にはが入る
■正月だというのに、餅もつかないし注連(しめ)飾りも飾らない。門松も立てない。そんな家にも正月は来るもんだという、悟りきった狂歌らしい。一休宗純(いっきゅうそうじゅん)は、あのアニメにもなった一休さんのことですね。Wikipediaの肖像画を見ると、ちょっと木久扇(きくおう、もと木久蔵)に似た顔立ちです。
□「正月は(門松はとも) 冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」という有名な狂歌も一休さんの狂歌だと言われます。わりと正月にこだわる人です。一休さんが生まれたのは、明徳5年の1月1日なんだそうです。それでかな。西暦でいえば、1394年2月1日 〜 1481年12月12日の人らしい。
[ろ]「かんざしで ○も突きそうな 歌がるた」の○にはが入る
■「歌かるた」は百人一首のことですね。100枚の札を並べ、100枚の読み札を順々に読み上げていきます。江戸から明治にかけては、正月の風物詩だったようです。着飾った女性たちも、競争で札をとります。句意は、並んだ札の上にみんなの頭が寄り、互いに眼を突きそうになるということらしい。
[は]「歌かるた ○を焼くのが 無筆なり」の○にはが入る
■百人一首は、ある程度教養がないと遊べません。落語の「祟徳院」では、鍵になる祟徳院作の「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ」という歌は、商店の大旦那と若旦那は知っていました。でも出入りの熊さんは知りませんでした。やはり落語の「千早振る(ちはやぶる)」では、鍵になる在原業平(ありわらのなりひら)作の「ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれないに 水くくるとは」という歌は、ご隠居は知っていました。でも、金さんは知りませんでした。
□無筆だから文字の読み書きができない。歌の読み上げ係にはなれません。絵札にも文字が書かれています。これが読めないと、ほとんど札はとれません。結局、ゲームには参加できず、世話係でもつとめるしかないわけですね。
[に]「○○○を 仕掛けて一家 寝正月」の○○○には留守電が入る
■これは「サラリーマン川柳」の本に掲載されていた「節約家」という方の句です*4。わかりますね。こんな正月になることはよくあります。とくに本年は不景気とのこと。自宅に引きこもりを決め込んだかたも少なくないでしょう。
[ほ]「さい日に けころを○って ひだるがり」の○にはが入る
■この川柳の意味がさっとわかるかたは、よほどの江戸通でしょう。我々素人にはわかりにくい言葉がいくつかあります。まず「さい日」です。漢字では「齋日」と書くようです。正月十六日と七月十六日の閻魔様の縁日のことだそうです。この日は、奉公人の薮入りの日になります。貴重な休みらしい。
□「けころ」という言葉もわかりにくい。「江戸時代、天明(1781〜1789)の末まで、江戸の下谷や浅草にいた私娼(ししょう)」だそうです。「蹴って転ばす」から「けころ」。最下級の娼婦ですね。末摘花の解説書によれば、料金は200文ぐらいだったようです。蕎麦が1杯16文、これが現在の400円だとすれば、1文は25円です。けころに払った200文は5000円ぐらいの感覚でしょうか。
□薮入りの日です。お金を持って羽を伸ばそうとした奉公人です。でも性欲に負け、5000円の無駄遣いをしてしまいます。懐がさびしくなり、食欲は満たせずにひもじい思いをする。そんな意味の川柳らしい。
◆参考*1:書籍「江戸狂歌125選」長生馬齢著、ISBN978-4-7500-0308-5、愛育社(発売)
◇*2書籍「戸雑俳上方娘の世界」鈴木勝忠著、ISBN4-89522-218-7 C3095、三樹書房
◇*3書籍「江戸川柳で読む百人一首」阿部達二著、ISBN4-O4-7O3328-6 CO395、角川書店
◇*4書籍「平成サラリーマン川柳傑作選2」山藤章二・尾藤三柳・第一生命選、ISBN4-06-256855-1、講談社
◇*5書籍「川柳末摘花詳釈(上巻)」初版248頁、岡田甫著、有光書房

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