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zoom RSS ベストセラー「国家の品格」からの読み問題。「直情径行」はなんと読むの?

<<   作成日時 : 2008/11/06 06:47   >>

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★日本語★
問題:平成18(2006)年にたいへんよく売れた本「国家の品格(こっかのひんかく)」はとても面白いことが書いてあります。たとえば、「自由と平等は両立しない」。たしかフランス革命では、「自由・平等・博愛」という欲張った謳い文句(うたいもんく)をかかげていましたね。近代的な国家はこれらを一挙に実現すべきものだと信じ込んできました。「国家の品格」によれば、そんな国家は幻想に過ぎないらしい。本を読むと納得できてしまいます。
■その他、「民主主義が最良の制度」というのもひとつの幻想のようです。民主主義は「成熟した国民」が前提になっているとのこと。ところが、我が国のみならず、世界中を探しても「成熟した国民」など存在しないらしい。国民は永遠に成熟しない存在のようです。たしかに、ときどき鏡の向こうに見かける国民の一人は、目つき顔つきに愚かしさが歴然とあらわれた人物です。
■本日は「国家の品格」からの読み問題です。次の熟語の読みはなんでしょうか?
[い]「直情径行」
[ろ]「爵位」
[は]「恩寵」
[に]「葉隠」
[ほ]「大雑把」
(答えはずっと下↓ スクロールして下さい)

























★日本語★
正解:各項目を参照してください
説明:[い]「直情径行」はチョクジョウケイコウと読む
■「直情」は、「偽ったり飾ったりしない、ありのままの感情」のことだそうです。「径行」は、「自分の考えを曲げずに、思うとおりに実行すること」だそうです。あわせて、「自分の感情のままを言動に表すこと」だそうです。
□「直情『怪』行」と書き損じてしまうことがあります。意味としては、「あまりに思ったとおり行動するので他人からは怪しい奴と誤解されること」…のつもりです。でもこんな言葉はないらしい。
□本の中では、「…直情径行のアメリカでさえ核保有国を攻撃したことはいまだにありません…」と使われていました。
[ろ]「爵位」はシャクイと読む
■「爵位」とは、「世襲によって継承される階級別の栄誉称号」のことだそうです。日本にもかつて「公侯伯子男(コウコウハクシダン)」などという爵位がありました。もちろん先頭の公爵がいちばん位が上です。高級な公家さんとか徳川、島津、毛利などの旧大大名、伊藤博文(ひろぶみ)とか山縣有朋(やまがたありとも)などの明治の元勲がいただいていました。男爵はいちばん下です。大大名の家老とか、三井家・住友家・鴻池家・岩崎家などの実業家もこの爵位を受けていたらしい。まっ、男爵ならジャガイモでもなれるようですね。
□本の中では、「…そこの学長ですが、今では爵位ももらいイギリスの科学技術政策の中心になっている人です。彼も『イギリスでは理数離れがひどい』と話していました…」と使われていました。
[は]「恩寵」はオンチョウと読む
■「恩寵」は、「神や主君から受ける恵み。慈しみ」だそうです。キリスト教では神が人類に対して与える恵みのことをさすらしい。
□「恩寵」の「寵」という漢字は、漢和辞書「字通」では「チョウ・ロウ・いつくしむ・めぐむ」という字音・字訓がありました。元来は竜(龍)を神像として祭る場所で「神聖な部屋」という意味だったそうです。そこから「たっとい、あがめる」という意味が生まれ、さらに「いつくしむ」とか「めぐむ」といった意味に転じたらしい。
□「…このような、神の恩寵とも言うべき特異な環境の中に何千年も暮らしていると、自然に対する感受性というものが特異に発達する…」と使われていました。
[に]「葉隠」ははがくれと読む
■「葉隠」は、「享保元(1716)年に成立した武士の修養書」だそうです。現在の佐賀県あたり、鍋島藩の藩士山本常朝(つねとも、じょうちょう)の談話を田代陳基(つらもと)という人が筆録したらしい。「鍋島論語」とも呼ばれたそうです。「論語」という言葉に、「葉隠」の位置づけがあらわれているのかもしれません。
□本の中では、「…武士道というは死ぬことと見つけたり」で有名な『葉隠』にしても、山本常朝という人が口述した佐賀鍋島藩の武士道に過ぎません…」と使われていました。
[ほ]「大雑把」はおおざっぱと読む
■「大雑把」は、「細部にまで注意が届かず、雑であるさま」という意味と、「細部にわたらず、全体を大きくとらえるさま」という意味があります。本の中では、後者の意味で使われた箇所があります。「大雑把に言うと、日本人が持っていた『国柄』が素晴らしいものだったからです。世界に冠たる国柄を持っていたのです…」。
◆参考*1:書籍「国家の品格」藤原正彦著、  ISBN4-10-610141-6 C0231、新潮社
◇辞書「字通」白川静、平凡社
◇Yahoo! J Dictionaries 大辞泉

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